個人事業主とサラリーマンのデメリット比較【年収はどちらが高い?】

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個人事業主とサラリーマンの各デメリットを知りたいですか?

  • 「なかなか良いチャンスが巡ってこないので、転職しようか悩んでいる」
  • 「もっと楽をして成功できる方法はないのかと、つい考えてしまう 」

このように、現状に焦りや不満を抱き、転職や起業を検討中の人に向けて書かれた記事です。

これから挙げる個人事業主と比較すれば、サラリーマンは相当楽な仕事だといえます。

そのため、焦らず実力を身に着けてから、転職や起業を考えるべきです。

サラリーマンはどれだけ恵まれているのかを理解するために、下積みが必要な個人事業主の職業を紹介します

 

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個人事業主とサラリーマンの違い

個人事業主とサラリーマンの違いを説明します。

個人事業主は誰でも手軽に始めることができる

個人事業主とは、誰でもなることができる職業です。

サラリーマンは企業が採用してくれなければ、勤務することはできません。

一方で、個人事業主になるためには、個人事業主の届け出を税務署にすることによって、誰でも簡単になることができます。

個人事業主として働いている人は、副業でお小遣い稼ぎ程度の1万円から3万円程度の金額を稼ぐ人が多いでしょう。

例えば副業としてライターで活躍している人は、インターネット上で受注を完結するので人と面と向かってやり取りをする必要がありません。

他にも、ブログ運営をしている人は、対面で人と話す必要がないので、副業として手軽に始めることができます。

ネットビジネスで稼ぐための戦略については、「【ネットビジネス】稼ぐ為の戦略まとめ【ブログ運営マーケティング】」をご参照ください。

【ネットビジネス】稼ぐ為の戦略まとめ【ブログ運営マーケティング】
ネットビジネスで稼ぐためのコツや戦略のまとめを紹介します。 ネットビジネスは甘くないという点を踏まえ、どうすればネットビジネスで利益を出すことが出来るのかについて考えていきましょう。 ブログ運営を始めようかと検討中の方や、初心者の方は必見で...

 

個人事業主のデメリット

個人事業主のデメリットについて説明します。

個人事業主のデメリットは、年収が低いこと

個人事業主のデメリットは、事業を開始した当初の年収が低いということです。

その理由を説明していきます。

お笑い芸人や俳優の下積み時代は年収が低い

お笑い芸人や俳優は下積みの期間が長く、10年以上かけても無名の人もたくさんいます。

アルバイトをしつつ、低賃金で活動し続けなければいけないので、途中で諦めて断念してしまう人がたくさんいます。

その中でも諦めずに継続し続けられる人だけが、最終的には成功を手にします。

世間から注目を浴びるために

  • テレビや
  • ラジオ

に出演したり、

  • YouTube や
  • Twitter

で配信し続けることで、何かの一つの出来事をきっかけに有名になる人も中にはいます。

しかしその一瞬のチャンスを手に入れたとしても、それまでに努力を積み重ねて実力をつけていなければ、その後も成功し続けることはできないはずです。

 例えば、一発屋で終わってしまうお笑い芸人はたくさんいますが、そのような人たちはネタのストックが少ないから一発屋で終わってしまうのだと思います。

そのため、注目を浴びる前にお笑いのネタのバリエーションを増やしたり、お笑い以外の分野で強みを見つけ、複数の分野で活動することも必要です。

スポーツ選手は、トップ1%以内でも年収が低い可能性あり

スポーツ選手というのは日本全国トップ10%どころか、トップ1%以内に入ったとしても高額な報酬を手に入れることができない可能性もあります

後述するサラリーマンの場合は、従業員規模1000人ぐらいの会社で営業マンとしてトップ10%に入れば、ある程度高額な報酬を手に入れるという点とは対象的です。

例えばサッカー選手は、ボールをたった一瞬蹴るタイミングを逃しただけで、人生が崩壊する可能性もあるくらい難しい職業です。

同様に、柔道やテニスの選手も同様に困難な職業で、相手との勝負に勝つためには膨大な下積み生活が必要になります。

一つの大会で優勝するだけではなく、複数の大会で何度も長期で優勝し続ける実力が求められます。

そのため、まぐれでは勝ち続けることは不可能です。

スポーツ選手の定年退職時期が早い点がデメリット

 また年齢を重ねるほど体力的に衰えてくるので、スポーツ選手の引退時期は30歳前後の人がほとんどです。

会社員で言えば65歳定年退職が一般的なので、35歳定年退職の会社があるとすれば相当なブラック企業に違いありません。

もし定年退職次期である30歳くらいまでに、アスリートとして花を咲かせなければ、年収が低い状態で引退することになります。

30歳で他の職につくとなると、雇用してくれる企業や職種が限られてくると思います。

そのため、スポーツ選手は大きなリスクを背負ってプレイしていると言うことになります。

自分が勝てる分野を選び、トップアスリートとして成功した為末 大氏によるロングセラー著書「諦める力~勝てないのは努力が足りないからじゃない」は、キャリアで悩みを抱えている人にオススメです。

[為末 大]の諦める力~勝てないのは努力が足りないからじゃない

為末 大氏は著書の中で、アスリートとしての過去に行ってきた決断を以下のように述べています。

「勝つことを諦めたくないから、勝てる見込みのない一〇〇メートルを諦めて、四〇〇メートルハードルという勝てるフィールドに変えた」

為末大.諦める力~勝てないのは努力が足りないからじゃない(Kindleの位置No.172-173)..Kindle版.

多くの人は、手段を諦めることが諦めだと思っている。だが、目的さえ諦めなければ、手段は変えてもいいのではないだろうか。

為末大.諦める力~勝てないのは努力が足りないからじゃない(Kindleの位置No.179-180)..Kindle版.

つまり為末 大氏は、陸上競技において、彼が最も勝ちにくいと思われる100メートルリレーを諦めて、彼にとって最も勝ちやすい400メートルハードルにフィールドを変えた結果、成功を掴み取ったのです。

あなたも何かで行き詰まったら、諦めることの定義を再定義しなおすことを検討しましょう。

サラリーマンは個人事業主と比較して恵まれている

スポーツ選手と比較して、民間企業で働く会社員はトップ1%に入らずとも、生活するための給料を得ることができます。

例えば年功序列の会社であれば、ある程度長く勤めることで給料は上がっていきます。

そのため、わざわざトップ1%に入らずとも、老後の生活資金を蓄えることもできます。

世間から注目を集める必要もないし、下積み生活と言っても、せいぜい3年前後の話だと思います。

一つの職業を、5年以上続ければ中堅~ベテラン職員と言ってもいいと思います。

  • お笑い芸人や
  • スポーツ選手

などと比べると、収入や下積み期間の面において、サラリーマンは恵まれた職業であると言えます。

 そのため、サラリーマンは仕事が少しぐらいうまくいかないからといって、目標や昇進を諦める必要はありません。

世の中には、もっと努力して日の目を見ない人がたくさんいます。

そのためサラリーマンである人は、他の職業と比較して、自分はどれほど恵まれた楽な環境で仕事をしているのかを再確認するようにしましょう。

より厳しい業界で努力している人と、あなたの現状を比較することで、あなたの今の悩みは取るに足らないことだと考えることができるはずです。

そのため一般的に言って、サラリーマンの間に十分な実力を身に着けてから、転職や起業の道に進むようにしましょう。

成長への近道については「【成長への近道】未開拓分野や人が嫌がる事に挑戦しよう【時短家電】」をご覧ください。

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個人事業主とサラリーマンの年収比較

個人事業主とサラリーマンの年収比較をしてみるとどちらが高くなるでしょうか?

結論から先に言うと個人事業主はサラリーマンよりも年収が低いです。

なぜならば、早期に廃業してしまう人が大多数を占めているからです。

元手資金もなく、個人事業主として年収300万円を稼ぐためには、長期の下積み期間が必要です。

サラリーマンであれば年収300万円を稼ぐことは簡単ですが個人事業主として年収300万円を稼ぐためには並大抵の努力では達成することはできません。

なぜならばどんなビジネスであれ初期投資が必要だからです。

個人事業主とサラリーマンの税金比較

個人事業主とサラリーマンを、税金の面で比較して説明します。

個人事業主として働くということは、

  • 会社に勤務した上で個人事業主として働く方法と、
  • 会社に勤務せず、独立して個人事業主として働く方法

の2種類があります。

前者は、外資系企業の営業職などでよく見られる雇用形態です。

会社に勤務していれば厚生年金保険に加入しているので、社会保険料を所得から差し引くことができるという点においてはメリットと言えます。

もし所得が低くなれば、所得税額が減るので、手取りの収入が増えます。

一方で、会社に勤務せず独立して働いている場合はその裏返しで、社会保険料を所得から差し引くことができないという点がデメリットです。

個人事業主の節税対策については、以下2冊が分かりやすく、なおかつギリギリな手法を教えてくれるのでオススメです。


個人事業主のライターやブロガーは長期の継続が不可欠

個人事業主のライターやブロガーは長期の継続が不可欠です。

なぜなら開始して半年間は、ほぼ無収入状態が続くからです。

ライターやブロガーを開始から1年が経過しても、毎月の収入はせいぜい1万円前後なので本業を持っていない人は破産する可能性が高いです。

そのように個人事業主として働く場合はサラリーマンと異なっており、初期段階で貯蓄を食い潰すことを覚悟の上で新規参入する必要があります。

そのため、長期で継続しなければ割に合わないビジネスだといえるので、個人事業主は長期戦を覚悟の上で新規参入するようにしましょう。

ベストセラー書籍「Chikirinの日記」の育て方によると、超有名ブロガーであるちきりんさんですら、ブログサイト「Chikirinの日記」を開設してからヒットするまでに、3年もの月日が掛かっています。

私のブログは、最初の3年間ほどは全く注目されておらず、人気化し始めたのが2008年から2010年にかけてです。

出典

ちきりん.「Chikirinの日記」の育て方(Kindleの位置No.201-202).ChikirinBooks.Kindle版.

したがって、もしあなたが文章が得意ではなく、ブログ初心者でネットビジネスに参入するのであば、それ以上の期間が必要になることを覚悟する必要があるかもしれません。

 

まとめ

芸人・俳優・スポーツ選手などの個人事業主と比較すれば、サラリーマンは、収入の面や下積み生活の期間で恵まれています。

そのため、今あなたが置かれている状況と、厳しい環境で努力し続けている人とを比較することで、自分の悩みは取るに足らないことではないかと考えるきっかけにしましょう。

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