人と違う生き方について知りたいですか?
人と違うことを仕事で活かしたいと考えているのであれば、助走期間が必要です。
助走期間というのは
- 義務教育の9年間であったり、
- 大学生活の4年間
などです。
これらの学生の頃に身につけた感性や知識をもとに、社会に出てからどれだけ人と違うことを実践できるかが決まるとも言えます。
そこで具体的に、
- 学生時代はどのように過ごすべきか。
- また社会人になった後に、どうすれば人と違うことを仕事で活かせるのか
を説明していきます。
人と違う生き方はそれなりにしんどい
人と違う生き方はそれなりにしんどい、ということについて説明します。
学生時代に人と違う経験を数多く積んだとしても、社会に出てからそれを簡単に活かすことができるかというと、そうでもありません。
実は社会はそこまで甘くはないのです。
人と違う生き方はそれなりにしんどいが、人と違うことをしたいという心理
人と違うことをしたい心理というのは、誰にでもあります。
例えば集団の中で人と同じことばかりしていると、自分の個性を見失い、自分が周りから取り残されたような孤独感に苛まれてしまうからです。
この孤独感が、人と違うことをしてみたいという心理につながります。
人と違うことがしたいと大学生が感じる心理
「人と違うことがしたい」と大学生が感じる心理を説明します。
大学に入学すると、勉強ではなく、サークルやアルバイトなどに精を出す人が多いです。
というのも、日本のシステムでは受験勉強に多くの労力を費やすので、大学生活は勉強以外のことをして過ごしたいと考える人が多いからです。
言い換えると、大学生活の4年間は、自分のやりたいことを追求する期間であると言えます。
そこで大学生は、
- 「周りと同じ事はしたくない」、
- 「出来れば自分だけの思い出を作りたい」、
- 「やりたいことを追求したい」
などと考えている人は多いと思われます。
しかし裏を返すと、そのぐらいの強い気持ちがなければ、大学の4年間というのは惰性で過ごすことになってしまいがちであるともいえます。
なぜなら、周りから何かを強制されることは、授業に出席して単位を取得することくらいだからです。
そのため、大学生は惰性で過ごす人が多いから人と違うことがしたいという願望につながるのだと思われます。
人と違う生き方はそれなりにしんどいという具体例
人と違う生き方はそれなりにしんどいという具体例を説明します。
高校生が学校を中退してミュージシャンを目指す例
例えば高校生が学校を中退し、自分のやりたいことを追求したとします。
具体的に言うと、ギターが好きでミュージシャンとして音楽を追求したいので、学校を退学して朝から晩までバンド活動に取り組む、などというような人と違う経験です。
確かに高校生時代に自分のやりたいことを追求することによって、思い出もできるだろうし、将来その方向に進む可能性も広がる可能性もあります。
しかし一般的な読み書きの知識や、歴史や数学などを学ぶ経験を逃してしまうので、社会に出てから人間関係や業務上で少し苦しむ場面もあるかもしれません。
また3年ほど経過した後に、ミュージシャンの夢をあきらめたとします。
その場合、一般企業に就職する時に、履歴書で高校中退というのは、面接官にとってもあなたにとっても精神的な面でマイナスに作用してしまう可能性があります。
というのも、一般的に高校を中退して自分のやりたいことを追求した人が、社会でそこまで高く評価されるものではないからです。
人と違う生き方は経済的な面でもしんどいという例
また、金銭的な部分でも、高校を退学した人の家計に重くのしかかるはずです。
十代の頃は親のすねをかじっていればいいでしょう。
しかし20代・30代にもなれば、自分の子供を授かった時に自分の子供や妻を養っていくだけのお金が必要になります。
一般的に高校中退した人は収入が大卒の人よりも低くなる傾向があります。
そのため長い目で見て、多くのお金を稼げるようになるには経済的に好ましくないので人と違う生き方はそれなりにしんどいということができます。
人と違う生き方はそれなりにしんどいから、仕事を辞めるべきではない
人と違う生き方はそれなりにしんどいから、仕事を辞めるべきではないという点について説明します。
「何か違う」と感じても、すぐ仕事を辞めてはいけない理由
今の仕事に関して、自分がやりたいこととは何か違うと感じたとしても、転職せず、最低でも3年は継続するべきです。
なぜなら、どんな仕事であれ、自分の成長につなげることができるからです。
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例えば事務職であれ、営業職であれ、それぞれの仕事の辛い部分が存在するとい点は共通しています。
もし事務職が自分に向いていないと感じ、営業職に移りたいと感じたとします。
しかし、そこで辞めずに歯を食いしばって3年間は事務職を継続することによって得られるメリットも数多くあります。
例えば、営業職に移った後に、今まで自分が事務職で経験してきた仕事の難しさや、仕事のコツを、営業職に応用することによって人とは違う仕事ができるようになる可能性があります。
そのため、どんな仕事であれ3年間は事務の仕事を継続することで人とは違った視点で別の仕事を考えることもできます。
しかし3年ごとに転職を繰り返せば、9年目以降に収入は上がる可能性がある
しかし3年ごとに転職を繰り返せば、9年目以降に収入は上がる可能性があるという点について説明します。
確かに転職を繰り返すことによって、一時的には収入は下がってしまうでしょう。
なぜなら一つの仕事を長期間継続した方が、収入はあがりやすいからです。
しかし、もし3年ごとに職を転々と移ったとしても、9年ぐらいの期間は収入がなかなか上がらないかもしれません。
また、一時的に収入が極端に下がったりするかもしれません。
それでも根気強く3年は継続するというルールを遵守することによって、3回目の転職時期(9年目)以降は実を結ぶはずです。
というのも、今までそれぞれの職種で身につけたスキルや、各職種ごとの悩みを知っているからこそ、人とは違う視点で仕事を見つめることができ、解決策を見出せるようになっているはずだからです。
つまり仕事を続けるにせよ、転職するにせよ、マイナスの側面とプラスの側面があるので、マイナスの側面にばかり目をとらわれて、プラスの側面を見落としてしまわないようにしましょう。
人と違う職業ではなく、人と同じ職業を人と違う方法でやろう!
人と違う職業に就くのではなく、人と同じ職業を人と違う方法でやるべきです。
その方がよりお金を稼ぐことが出来る可能性が高まります。
なぜなら、人と違う職業に就くということは、
- 努力をしなくても、
- 意識をしなくても、
- 誰でも簡単にできること
であるからです。
また、人と違う職業に就きたいと考えるのは、学生の頃に共通した傾向であると思います。
例えば、
- YouTuberになりたい、
- ミュージシャンになりたいだとか、
- サッカー選手になりたい
などがその代表例です。
しかし、それらの考えは本当に実力があって、成果が出ているのであれば、わずかな人達が進む職業についてもいいと思います。
しかし、大概の人は一握りの人材になることができないので、人と違う職業に就くべきではないと思われます。
自分に才能がなかったり、ライバル達が強すぎて自分の才能が埋もれてしまうような過当競争にある分野では、あなたは戦うべきではありません。
椅子取りゲームのように考えた時に、もし座ることができる椅子が少ないような分野で成果を残そうとしたとします。
その場合、多くのものを捨てる覚悟がなければ、そう簡単にはうまくいかないはずです。
そのため、より勝ちやすい分野を選んで進むべきであって、イバラの道に進むべきではありません。
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人と違うことがしたい高校生の多くは差別化できていない
ここまで説明してきたように、より勝ち易きに勝つという発想に基づいて、自分の仕事を決めるのがいいと思います。
この言葉は孫子の名言であり、ビジネスにも当てはまります。
しかし、人と違うことがしたいと考える高校生は、一見すると人と違うことをやっているように思えても、実は大部分の人が行っていることと全く同じことをしているような場合があります。
そのため、高校生は人と違うことをするのではなく、人と同じことを、人と違うやり方で実行する方が、よっぽど差別化を行うことができます。
高校生が人と同じことを、人と違うやり方で実行する例
高校生が人と同じことを、人と違うやり方で実行する例を説明します。
高校を中退するのではなく、授業への取り組み方を工夫する
高校生で世界を旅したい夢があるのであれば、学校を中退するという選択肢を選ぶべきではありません。
そうではなく、学校の英語の授業の成績を上げるためにオーディオブックを活用して、耳からの学習に専念するべきです。
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Kindle読み上げ音声をICレコーダーで録音しオーディオブック化
また、学校で学んだ英語の文法を生かして、スカイプを用いて外人と実際に会話をしてみるべきです。
つまり、高校を中退するという、人と違うことを選択するということは、実は多くの人が選択しがちな、逃げの方法なのです。
高校を中退して歌手を目指すのではなく、カラオケサークルを立ち上げる
また、趣味に関しては、学校帰りに友達とカラオケボックスに行くことが大好きだとします。
その場合、学校を辞めて歌手になるのではなく、学校の友達であなたと同じように歌を歌うことが好きな人達を集め、サークルを立ち上げるべきです。
これらの例ように、高校生は人と同じことを、人と違う方法でやるという方法をとるべきです。
きっとその方がしんどくもないし、将来的に昔を振り返った時に、失敗したと後悔する可能性が低いでしょう。
まとめ
人と違うことをするというのは、実は簡単なことであり、一種の逃げでもある可能性があります。
そのため、人と同じことを仕事でするのではなく、人と同じことを人と違う方法でやることによって楽しくなるし、よりしんどくもないはずです。
しかしながら、あなたが一握りの優秀な人材であれば、人と違うことを仕事にしても構いません。
しかしその場合はそれなりの確固たる自信や、成功する確率が高い場合に限ってのことであり、自分の将来の配偶者や子供をリスクにさらしてまで、わずかな可能性に賭けるようなギャンブルを行うべきではありません。
その点を十分考えた上で、人と違うことを仕事にするという選択をするようにしましょう。
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