仕事はお金とやりがいのどちらを優先するべき?【指標・労働生産性】

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仕事はお金とやりがいのどちらを優先するべき?
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仕事はお金とやりがいのどちらを優先するべきか知りたいですか?

仕事をするからにはお金を稼ぐ必要があるという点や営業の仕事の例を踏まえ、仕事のやりがいは何を指標とするかで分かれる点をご紹介!

仕事のやりがいを優先すればお金は付いてくるのか学びたい方必見!

 

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仕事はお金とやりがいのどちらを優先するべきか?

仕事はお金とやりがいにどちら優先するべきかというテーマについて説明します。結論から先に言うと、お金を指標としつつやりがいを優先するべきです。私がそう考える理由について詳しく解説していきます

仕事をするからにはお金を稼ぐ必要がある

仕事をするからにはお金を稼ぐ必要があります。というのも、お金というのは顧客の感謝の気持ちを示しているからです。超大富豪でない限り、お金を稼ぐことで生活をしているはずですよね?そのため生活をするためには、生きていくためには、お金を稼いで飯を食って行かねばなりません。子供を大学に行かせるためにお金を貯めたり、自分の老後のためにお金を貯めたりする必要があります。従って仕事をすることでお金を得ることができないとすれば、いつかは飢え死にしてしまうことになります。そのためお金を稼ぐことができない物事のことを仕事とは呼ばず、趣味と呼ぶべきなのかもしれません。つまり仕事をするからにはお金を稼ぐ必要があるということです。

ここまでの話は極端な話でした。というのも、お金を稼ぐことができないような趣味の延長線上のような仕事をする場合は、お金を稼ぐことができるかという点が論点になりますが一般的に考えられる仕事は大なり小なりお金を稼ぐことができるはずだからです。具体例を挙げると、

  • ユーチューバーとしてやっていくことができるか、
  • あるいはミュージシャンとして飯を食っていくことができるか、
  • アイドルとしてお金を稼げるか

などといった一握りの人たちが生き残ることができる世界であれば、ここまでの説明が当てはまります。しかし、一般的な会社の営業の仕事や経理の仕事などは、お金を稼ぐことができるはずなので、その人達の仕事を前提として以下の説明を行います。

営業の仕事の例

では次に、営業の仕事を例に考えてみましょう。民間の企業であれば営業職というのはどこの会社でも存在します。営業の仕事は厳しい言い方をすると、どれだけ会社の売り上げを向上させることができるかという点が存在理由でもあります。もちろん後輩の指導教育を任されている一部の営業職の人もいるかもしれませんが、結局のところは会社の売り上げを上昇させることができなければ、どれだけ後輩の指導教育が上手であろうとその会社は倒産してしまうことになります。したがってどれだけ会社の売り上げを上げることができるかということは、どれだけお金を稼ぐことができるかと言い換えることができます。

では次にお金を稼ぐことで仕事のやりがいを感じられるのかどうかという点ですが、それは人によると言えます。というのも、なかなか営業成績が上がらずに四苦八苦している人がいたとしても、実はやりがいを感じていて毎日が非常に楽しいという人も中には存在するからです。一方で、いつも営業成績が上位5%に入る人でも、仕事のやりがいを感じることができないという人も中にはいます。両者の違いはどこから生まれるのでしょうか?詳しく考えていきましょう。

 

仕事のやりがいは、何を指標とするのかによって分かれる

仕事のやりがいを感じることができるかどうかというのは、何を指標とするのかによって分かれるでしょう。例えばどれだけ多くのお金を稼ぐことができるかによって、やりがいが左右されるという人もいるかもしれません。またある人にとっては、どれだけ短時間労働で費用対効果の高いお金の稼ぎ方ができるかに着目している人もいるかもしれません。また人によっては、どれだけ自分のスキルを向上させることができるかに着目している人もいるかもしれません。要するに、その人それぞれが持っている目標によって、仕事のやりがいを感じることができる人もいれば、そうでない人もいるということです。この点は非常に重要なことなので、言葉を変えてもう一度繰り返します。各個人が目指している目標によって仕事のやりがいを感じられる人もいれば、そうでない人もいるということです。つまりその人の、

  • 懐事情や
  • 家族構成
  • あるいは年齢・性別

などによって、仕事のやりがいを感じることができるかどうかは大きく左右されてしまうものであって、どうすれば仕事にやりがいを感じることができるかという点は、絶対的なルールは存在しないということです。つまるところ、「仕事はお金とやりがいのどちらを優先するべきか?」という問いに対して正しく回答すると、「優先する」という言葉の意味によるが、仕事はお金を稼ぐことを指標としつつ、どれだけやりがいを感じることができるかに重きをおくべきであると言えそうです。

 

仕事でやりがいを感じられなければ長期で継続できない

では次に、もしも仕事からやりがいを感じられなければどうせ長期で継続できないから、結局はお金を稼ぐことができないだろう、という点について説明します。ここでいうやりがいというのは、幸福を得る手段の一つが仕事であると感じられるということです。

労働生産性が高いほど、仕事のやりがいを感じやすい

例えば短時間労働で多額のお金を稼ぐことができる人がいたとします。より具体的に言うと、都内で働いてる人で月収30万円稼ぐ人が二人いたとして、片方は月の労働時間が250時間であり、もう一人の人は月の労働時間が50時間しかないという人の場合で考えてみましょう。1か月間で250時間も働いて30万円しか稼ぐことができないとすれば、1時間当たりの時給換算で考えた場合1200円です。時給1200円ということであれば、東京都の最低賃金1013円に多少のお金(67円)が加味された給料ということになります。一方で月の労働時間が50時間しかないのに1ヶ月で30万円稼ぐ人がいたとすれば、時給換算で6000円を稼いでいることになります。言い換えると前者よりも後者の方が、労働生産性が高いと言えそうです。私個人の見解として前者よりも後者のほうが、よりやりがいを感じられるはずであると思います。なぜなら、前者で得られるものはほぼ無いに等しいからです。もしかしたら中には前者の場合は忍耐力を得ることができるという人もいるかもしれません。しかし、昭和の時代のように長時間労働ができる人材が求められていたような、大昔の時代のニーズとは現代求められているものが異なっているため、忍耐力は令和の時代ではさほど重要視されていない可能性もあります。また令和の時代は、男女共に仕事をして子供を育てていくという社会に変貌してきています。言い換えると男女差別が多少はなくなってきたので、昔と比べれば仕事上で女性も男性と同様に結果さえ出せば評価される時代に変わってきています。そのため、より短時間で高い成果を仕事で出すことができれば、周りからも高く評価される時代になったといえそうです。そのため時給換算で低い労働生産性で働いていると短期的には忍耐力が身につくかもしれませんが、長期的には自信がつくのではなく、生産性が低く給料が低いことに劣等感を感じたり、燃え尽きてしまいかねないので、成長できるかどうかという点においては逆効果になるかもしれません。そのため労働生産性があまりに低い場合は、仕事のやりがいを感じられず、一方で労働生産性が非常に高い場合は仕事のやりがいをより感じやすいという可能性があります。

また周りからの良好な反応も、仕事のやりがいをより強く感じることに繋がるかもしれません。例えば、より短時間労働で高い賃金を得ていれば、周りの同僚から羨ましがられる可能性もあります。具体例をあげると、あの人はいつも早く会社の仕事を終えて帰宅して家族と一緒に過ごしているにも関わらず、なぜ自分よりも高い賃金を得ているのだろうか、羨ましいなぁ…などと周りから思われればしめたものです。というのも、羨ましがられることによって優越感を感じることができ、成長に拍車がかかる人も中にいるからです。羨ましがられることには価値があるという点について、詳しくはこちらの記事をご覧ください。

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仕事のやりがいを優先すれば、お金は付いてくる?

次に仕事のやりがいを優先すれば、お金は付いてくるかどうか?という点について説明します。

ザッポスの事例 仕事のやりがい(企業文化)を優先することで大成功

高給取りであるが、仕事のやりがいを全く感じることができないという人の例を想像してみてください。高い収入を得ていて、社会的地位も非常に高い人が自殺するというケースは枚挙にいとまがありません。なぜお金をたくさん得ていて、周りから賞賛を浴びているにも関わらず、自ら命を絶ってしまうのでしょうか?それを考える際に、ザッポスという会社の例を考えてみましょう。ザッポスという会社はトニーシェイが起業した会社で、多額のお金で Amazon に買収された会社であり、大成功を収めました。この会社はインターネット通販で靴を売るという商売を行っており、顧客のためなら様々な電話応対を通して感動させるという経営戦略をとっている会社です。例えば自分が住んでる家の近くにピザ屋さんはないか?と顧客がオペレーターに悩みを相談したならば、きっと丁寧に対応してくれるというような感じです。言い換えると、何でも屋さんのようなイメージもあります。また顧客が望むのであれば5時間でも10時間でも話を付き合ってあげる、というようにサービス精神旺盛な電話応対をしてくれるオペレーターが在中しています。これこそがこの会社のマーケティング戦略なのです。しかしながら、この会社で働く従業員は高給取りではありません。それには関わらず退職する割合が、同業他社に比べて非常に低いというのが特徴的です。このザッポスの大きな特徴としては入社試験に合格した時に、もし会社の考えと合わないようであれば、10万円を支払うので入社することを辞退してもらうというルールがあります。この風習が、顧客第一主義の社風に合う従業員を集めるという企業文化を、より強固なものにすることに一役買っています。つまるところ、お金をどれだけ稼ぐことができるかよりも、仕事のやりがいを優先することによって、従業員の仕事に対する満足度を高めることに成功しているということです。もちろんザッポスの企業文化と一般的な人の仕事のやりがいを感じられることには様々な条件で異なるかもしれません。しかし、仕事のやりがいを重視している企業が大成功を収めているということは学んでおくべきです。というのも、あなたも仕事のやりがいを重視することにより、お金を稼ぐことが出来るかという点よりも、多くの仕事への満足度を得ることができ、結局はあなたの収入も増大していくことにつながる可能性もあるからです。したがって、ザッポスの成功事例が指し示すように、仕事のやりがいを優先すれば、お金は付いてくる可能性があるとも言えそうです。

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