【捨てる勇気】基準と効果を明確に【9割を捨てると人生が変わる】

積み重ねられたダンボールのゴミ山 心理学戦略
【捨てる勇気】基準と効果を明確に【9割を捨てると人生が変わる】
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捨てるという言葉を聞いて、どのようなことをイメージしますか?

捨てることによって何かを手放すことになりますが、それは同時に手に入れることでもあります。

捨てることによって、実は多くを得る可能性があるということについて説明します。

今までの自分と決別し、新たな人生を歩み出したい人は必見です。

 

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捨てる

捨てるということについて説明します。

捨てる勇気

捨てる勇気について説明します。

捨てることは勇気が必要です。

なぜなら手放すことに、人は抵抗を覚えるからです。

例えば、いつも着ていた服を手放すことによって、もしかしたらもう一度袖を通すかもしれないと言うことが頭をよぎります。

必要になった時に、手元にその服がないことによって、不利益を被ってしまうことを恐れているのです。

しかし実は不利益を生じることよりも、利益を得ることの方が確率的には高いのです。

ダニエル・カーネマンはノーベル賞を受賞した心理学者です。

彼が主張するプロスペクト理論によれば、人は損失の方が、利得よりも2倍の苦痛を感じるといいます。

これは何かを捨てることにも当てはまります。

手放してしまうことによって何らかの損失を感じてしまうことを恐れて、人は物を捨てることができないのです。

つまり自分が不要だと感じるものを破棄することによって、味わうであろう損失による苦しみの方が、不要品を捨てずに自宅の一スペースを占有している方が良いと判断してしまうのです。

この考えを用いて自分の状況を見つめ直すことで、自分が不要と感じているものを捨てやすくなるはずです。

ダニエルカーネマンのプロスペクト理論については、彼のベストセラー著書ファスト&スロー上下2巻のうちで、「ファスト&スロー (下)」を御参照ください。

捨てる基準

捨てる基準について説明します。

もしかしてあなたのパソコンの中に、不要なデータは山積みになっていませんか?

いつか鑑賞するかもしれない映画や音楽は、いつ鑑賞するのでしょうか?

もしかしたら、一生その機会は訪れないかもしれません。

そこで試しに、あなたのiTunesを見直してみることお勧めします。

最近再生した日時をチェックすることによって、自分にとって不要な音楽ファイルを明確にすることができます。

まず設定するべき捨てる基準としては、ここ1年以内にその使用したかどうかによって、大概のものは判別することができるはずです。

過去2年以内に使用したことがないものについては、今後20年経っても使用しない可能性も高いでしょう。

また捨てる基準を明確にすることによって、物を捨てやすくなることにも気づくはずです。

そもそも物を捨てる基準も明確にしていないにも関わらず、一つ一つの品物についてその都度捨てるかどうかの判断をしていたとすれば、それは非効率であると言わざるを得ません。

なぜなら捨てる基準というのは、その時の体調や感情によって大きく左右されうる曖昧なものだからです。

そこで捨てる基準を数字を使って明確にすることで、ものを捨てる習慣を身につけることができるでしょう。

前述の通り、1年以内にそのものを使用したかどうかを判断するだけで、簡単に物を捨てられるようになるのでオススメです。

捨てる効果

捨てる効果について説明します。

何かを捨てることによって日常生活に大きな影響をもたらします。

例えば捨てることで物を置くスペースがなくなるので、そのスペースを有効活用できるようになります。

東京都で最も高いものは、物ではなく土地です。

土地を占有する不用品を処分するだけで、土地を有効活用できるようになります。

また不用品がなくなることによって、必要な物がどこにあるかを把握できるようになります。

今の時代は物が過剰にある世の中なので、優先順位をつける必要があります。

優先順位をつけなければ、自分にとって価値の低いものに囲まれて生活することになるので、時間は失われ思考は混乱するでしょう。

そこで自分にとって優先順位が低いものを処分してしまうことで、あなたにとって必要な情報を入手できるようになるはずです。

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「捨てること」と「片付けること」は同じ意味

「捨てること」と「片付けること」は同じ意味です。

何かを片付ける際には、不要な物を処分する必要があります。

というのも、物を整理するためにはある程度のスペースが不可欠であり、スペースを作るためにものを捨てる必要があるからです。

片付けをする事には限度があります。

例えば物置に物を詰め込んでいったら、いつかは物置のキャパシティを超えてしまいます。

そこで不用品を処分する必要性が出てくるのです。

あなたの頭の中も同様です。

無限に知識や情報を詰め込んでいったら、いつかはキャパシティを超えてしまい必要な情報を整理できなくなってしまうはずです。

そこで不要な情報を明確にして、自分にとって必要不可欠な情報だけを収納するようにするべきです。

そうすることで生活の質は向上するはずです。

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「捨てる」の対義語

捨てるの対義語について説明します。

捨てるという言葉の対義語は拾うです。

例えば、何か新たな情報を入手することは、捨てることとは対極の行為を行うことを指します。

しかし、何かを捨てずに新たなものを手に入れたとしても、それを最大限活用する方が難しいでしょう。

というのも、人がこなすことができる時間や、作業に振り分ける集中力は限られているからです。

それら時間や集中力という有限の資源を、どれだけ優先順位のつけて配分できるかが、日々の生産性を向上させるカギになります。

つまりあなたが無駄なものを拾ってばかりいれば、いつかはキャパシティーを超えてしまい、優先順位が低いものに目を奪われてしまうことになるでしょう。

そうならないためにも、不要なものを捨てることから始めるべきです。

もし拾う事に執着してしまうと、いつかは整理できなくなってしまう日がくるということを意識しましょう。

8割を捨てることによる効果

8割を捨てることによる効果を説明します。

自分の持ってるものを8割捨てることで、生活が劇的に変化するはずです。

というのも、必要だと思っていたものを捨てることは、既成概念を捨てることと同じ意味を持つからです。

自分にとって必要なものは20%が重要なものであり、その重要な20%で、自分が得る80%の利益を生み出している可能性があります。

これは20対80の法則とも呼ばれています。

例えば、会社の売上の80%は20%の労働によって生み出されている、などという考え方です。

これは会社の売上だけではなく、日常生活にも当てはまります。

あなたが身の回りに置いてある情報の20%が、80%の価値を生み出していると認識をするべきです。

つまり不要な情報の80%を捨てることさえできれば、20%を占める有益な情報を最大限活用できるようになり、あなたの生産性や生活の質は向上するはずです。

もし80パーセントを捨てることができずに、いつまでもとっておくことに固執すれば、20%の利益を生み出す資源が、ゴミの山に生まれてしまうことになるでしょう。

そうならないために、価値の低い80%をいかに捨てるべきかに焦点を合わせるようにしましょう。

9割を捨てると人生が変わる

前述の通り、8割を捨てることで大きな効果を得ます。

しかし、そこからさらに捨てる割合を1割増やして、9割以上を捨てると人生が変わるという点を説明します。

今まで信じてきた既成概念の90%を捨てることで、新たな人生をスタートさせることができるでしょう。

というのも、本当に必要なものは20%と言われてる所を、さらにその半分%も捨ててしまうことになるからです。

今までの人生を変えたいのであれば、80%を捨てるだけではまだ足らないかもしれません。

そこで90%を捨て去る事によって、全く違う人生をスタートさせることになります。

もしあなたが過去を忘れたいという、今までの人生において、極端にマイナスの感情やマイナスの経験などを抱いているのであれば、90%以上を捨て去ることをお勧めします。

マイナスの感情や経験を具体的に言うと、

  • 友達にいじめられていた過去、
  • またどれだけ努力しても失敗ばかりしていた過去
  • または他人からの暴力に怯えていた過去

等が挙げられます。

それらのネガティヴな過去を捨て去るには、90%以上の自分と決別する必要があります。

あなたが今まで当たり前だと思ってきた常識を全てゼロベースで考え直すのです。

そうすることで、きっと今までと全く違う世界が垣間見えるはずです。

捨てるモチベーションをどう維持するのか

捨てるモチベーションをどうやって維持するか、ということについて説明します。

何かを継続するには、目的意識が必要です。

捨てる事によって自分をどう変えていきたいのかということを明確にすることで、モチベーションを維持することが可能になります。

例えばあなたが使わなくなった書類を破棄することによって、あなたの日常生活で物を探す時間を大幅に短縮化することができるようになります。

自由に使えるようになる時間が増えるので、その空いた時間でダイエットしたり、筋肉トレーニングをするのもいいでしょう。

また自分の大切な存在、例えば自分の子供や配偶者など家族と楽しむ時間にあててもいいでしょう。

このように捨てることによって、自分が得られるメリットを常に意識することに繋がり、捨てるモチベーションを維持することができるようになります。

捨てる際は「もったいない」という意識を、「本当にそうなのか?」と追求する

捨てる際は、もったいないという意識を、

  • 「本当にそうなのか?」、
  • 「勿体ないと感じる原因は何なのか?」

などと、とことん追求する必要があります。

例えば捨てることにより損失を被ると考えていたものの、冷静になって考えれば大した損失じゃないことに気がつくはずです。

例えば、もしかしたら、もう一度服を身につけるかもしれないと考えているのであれば、服が欲しくなれば必要な時にその服を購入すればいいだけの話です。

店に行って服を購入し、自宅に帰ってくるだけの時間は確かに損失になるかもしれません。

また金銭的にも再度購入するためのお金も必要になるかもしれません。

しかしその服を置くスペースが、破棄しなければ使えなくなるというデメリットを考慮すれば、再度服を購入することの方が、実は大した損失にはならないということを理解するはずです。

今や通販で購入することも当たり前になってきたので店に行って購入するという時間はゼロに等しくなりました。

もし必要であればその破棄する商品をメモしておいて、後でどうしても既に破棄してしまった服を必要とする場面で、その商品を通販で購入するべきです。

そうすることにより、金銭的なデメリットだけしか生じないようにすることができます。

このようにして捨てることにより、もったいないという意識の根本原因を明確化することによって、より積極的に捨てることができるようになるでしょう。

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