単純接触効果は、嫌いな人にはマイナスに作用するので注意!その対策は?

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単純接触効果は、嫌いな人にはマイナスに作用するので注意!
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単純接触効果がマイナスに作用することをご存知ですか?

単純接触効果のことを勘違いしていると、大きな痛手を被ることになります。

なぜならば、単純接触効果は絶大な威力を持っているからです。

そのため、単純接触効果が嫌いな人に対してマイナスに作用してしまうという注意点について、その対策も踏まえて詳しく説明していきます。

 

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単純接触効果により、人間関係に悪影響を及ぼすこともある

単純接触効果は顔を合わせるたびに、好印象が増幅するという効果のことを指します。

しかし、単純接触効果は場面によっては、人間関係にマイナスに作用し、悪影響を及ぼすこともあります。

具体例をあげて説明します。

このような経験はありませんか?

たまたま第一印象が悪いと感じた、あなたが苦手な人がいたとします。

その人と顔を合わせるたびに、どんどんその気持ちが増幅していって、最終的にはその人のことが嫌いになり、腹が立って仕方がなくなります。

このように、第一印象で悪い印象を抱いてしまうと、その悪感情が増幅していきます。

そして、最終的にはお互いの関係において、極めて重大な悪影響を及ぼしてしまう可能性もあります。

これは、単純接触効果により、悪感情が増幅されたために発生してしまった可能性があります。

具体的にどのように作用するのかに関して、その対策を交えて詳しく説明していきます。

 

相性が合わないと感じた人には、特別な配慮が必要

前述の通り、単純接触効果は否定的な感情を抱いている人に対しては、マイナスに作用してしまいます。

そのため相性の合わないとあなたが感じた人と、ただ単に顔を合わせる頻度を増やすことにより、関係は悪化していってしまうことになります。

この人と相性が合わない」と感じたら、すぐさま今後の対応を考える必要があります。

なぜならば最初から不快な印象を感じた人に対して、あまり深く考えずに何度も顔を合わせることで、大きな問題に発展してしまうリスクがあるからです。

それゆえ、相性が合わない人とは

  • 一旦距離を置いてお互いの感情をリセットしたり、
  • 相手の良い面を積極的に注目するように心がける

ようにしましょう。

その様な努力をせずに、自然と相手との関係が良好になることはありません。

それゆえ、単純接触効果は絶大な威力を発揮するということを念頭に、特別な配慮を払うようにしましょう。

 

人間関係を改善するために

次に、マイナスの感情を抱いている職場の同僚との人間関係を、良いものにしたい場合を考えてみましょう。

その場合は、お互いのマイナス感情を払拭してから、顔を頻繁に合わせるようにするべきです。

なぜなら、一度はマイナス感情を払拭しさえすれば、単純接触効果の負の連鎖を断ち切るきっかけになるためです。

つまり、マイナスの感情を払拭して、プラスの感情を抱きさえすれば、その後は顔を合わせる度にプラスの感情を抱くようになるのです。

単純接触効果を職場の人間関係で活かすために、詳しくはこちらの記事をどうぞ。

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営業員と顧客との関係

あなたが営業マンであった場合、顧客と相性が合わないと感じたらすぐにその客から離れるようにしましょう。

もし距離を置くことを怠って、相性の合わない人との接触を増やすことで苦情に繋がってしまったり、最終的に契約に結びつかずに無駄な時間を過ごしてしまうことになります。

そのため、顧客との相性を初期段階で意識して見抜く努力をした上で、この人とは相性が合うのかどうかを考慮した付き合いが必要といえます。

単純接触効果を経営やマーケティングに活かす戦略については、こちらの記事をどうぞ。

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営業は単純接触効果に頼ってはいけない理由

営業職の人であれば、単純接触効果を活用して、相手に好印象を与えたいと考えるのは当たり前かもしれません。

しかし、私は単純接触効果を利用して営業をするべきではない、と考えています。

なぜなら、単純接触効果を狙って相手に好印象を与えようとする時間が、もったいないからです。

単純接触効果を使うためには、相手と頻繁に顔を合わせる必要があります。

二度や三度では大して効果なく、10回・20回を繰り返すことにより、徐々に効果は高まっていくことでしょう。

たしかに、そこまで頻繁に顔合わせることで、絶大な効果を発揮するかもしれません。

しかし、単純接触効果を狙わずとも、大きな契約に繋がる顧客を探した方が営業成果を伸ばすことができると思います。

そのため、単純接触効果を活用している暇があるのであれば、単純接触効果を活用せずとも大きな契約に繋がる顧客を探すようにしましょう。

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恋愛関係は第一印象が重要

もし恋愛に関して、単純接触効果を利用したければ、相手にプラスの感情を抱かせるように、あなたを初期段階でアピールする必要があります。

最初の第一印象で相手にマイナス印象を抱かせてしまったならば、あなたが単純接触効果を利用することは諦めるべきです。

そのためプラスの印象を与えさえすれば、ただ単に顔合わせる頻度を増やすことにより好印象を与え、良い人間関係を構築することができます。

そのため、恋愛に関しては、第一印象が重要である事を理解しましょう。

単純接触効果を恋愛で活かす方法について、詳細はこちらの記事をご覧ください。

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上司との関係においては、お互いに噛み合わない状態で何度も口論になったり、関係が悪化して行けば行くほど単純接触効果により2人の仲は悪化していってしまいます。

それを改善するためには、どこかでプラスの印象をお互いに感じあう必要があります。

早めに手を打たなければ、単純接触効果がマイナスに作用し、お互いの人間関係が悪化してしまいます。

そのため、毎日のように顔を合わせる事になる上司との関係は、早めに手を打つ必要があるでしょう。

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