朝礼は無駄・不要・くだらないので廃止しよう【メリット・デメリット】

朝礼風景 経営実践戦略
朝礼風景
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この世に、朝礼ほど無駄なものはありません

なぜなら、くだらない朝礼をなくすことで、大幅に生産性が向上するからです。

朝礼は無駄なので廃止すべき理由を、朝礼のメリット・デメリットの両面を踏まえた上で説明します。

生産性向上を目指す、経営者やビジネスパーソンは必見です。

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朝礼で行うこと

朝礼で行うことというのは、例えば昨日の業績発表をします。

営業職の場合はモチベーションを維持するために、

  • 周りの人がどの位成績を上げて、
  • 自分の立ち位置がどのぐらいなのか

などということを確認する目的で業績発表を行います。

それを週に3回から5回ほど行います。

 

朝礼のメリット

朝礼のメリットを説明します。

朝礼によって、モチベーションを維持できる

確かに朝礼はモチベーションの維持に役立つという可能性も、無いわけではありません。

特に新人さんは、右も左も分からない状況です。そのため自分だけではなく、周りの人も苦労して高い数字を上げているのだということを体感することができます。

それによってモチベーションを維持できる効果がある、という点が朝礼のメリットといえます。

反論① 頻度が多すぎると時間が取られる

しかし、たとえ新人といえども、それを週に3回5回やるというのはあまりに頻度が多すぎます。

せめて1週間に1度、あるいは1ヶ月に1度確認すればいいだけの話であって、それを毎日やるべきものではありません。

反論② 外部によりモチベーションを維持されなければモチベーションを維持できない人はその仕事に向いていない。

周りの人を基準にしなければ、自分のモチベーションを維持し続けられないという人は、その仕事に向いていない可能性があります。

なぜならば、もともとその業界に興味があっていてもたってもいられないぐらい営業活動や業務を行いたいはずです。

それなのに、なぜ周りにモチベーションを維持されなければいけないのでしょうか。

私はむしろその方に疑問を感じてしまいます。

本当に優秀な人というのは外部からのモチベーションの維持は不要であると、LINE創業者である森川亮さんも著書「シンプルに考える」の中で主張されています。

放っておいてもモチベーションを維持し続けられる人がその仕事に向いている。

営業職の場合は、放っておいてもモチベーション維持し続けられる人が、その仕事に向いていると言えます。

なぜなら、特に営業職は3年以内の離職率が他の事務系の仕事と比べて高いので、それだけ精神的にも肉体的にも辛い仕事だからです。

そこで3年以上、営業職の仕事を続けられる人は、元々その仕事に向いていた人である可能性があります。

仕事をし続けるのは3年ではなく、20歳から70歳までの50年間です。

そのため、朝礼というのは3年間を頑張って走り抜ける人向けのものであり、50年間を継続して走り続ける人のために存在するものではありません。

そのため朝礼は不要であると言えます。

モチベーションを維持する具体的方法に関しては、こちらの記事をどうぞ。

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朝礼によって、情報共有がしやすくなる

情報共有がしやすくなるという、朝礼のメリットについて説明します。

確かにみんな集まって伝えた方が、誤った情報を伝達するリスクを減らすことができます。

また、みんなが集まって対面で伝えた方が、より手短に短時間で伝達することも可能でしょう。

反論 準備してない朝礼が多すぎる

しかし裏を返せば、集まって対面で伝えなければ伝わらないことというのは、情報が整理されていない可能性が高いです。

そのため、情報共有するために、対面である必要があるというのは再度情報を整理し直すことに時間を使うべきです。

そうすることにより、みんなが集まる頻度も減らすことができるでしょう。

反論 重要な記録として残して繰り返し参照すべきだ

そんなに重要な情報であるならば、朝礼が終わった後もその朝礼の内容をみんなで共有する必要があるはずですが、なぜか朝礼の内容は責任者が記録することなく1回やったらやったきりで終わります。

重要な情報であるにもかかわらずです。

そのため、記録しないということは、朝礼の内容は実は不要な情報である一つの証でもあります。

反論 書面で伝達した方が情報量が多いし正確である。

対面で伝達することは、必ずしもメリットばかりではありません。

デメリットとしては内容によっては書面で伝達した方が情報量が多く、正確に伝わるものもあるという点です。

例えば、数字に基づく情報というのは、より正確であり、早く相手に伝えることができます。

その数字を口頭で伝えることにより、その効果は半減してしまうでしょう。

なぜならば、表やグラフを用いて伝えることで初めてわかりやすく手短に伝えることができるのに、なぜか紙を用いないから伝わらないからです。

そのため、内容によっては書面で伝達するようにして、それ以外の情報のみを対面で朝礼することにより、朝礼する頻度は減るはずです。

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朝礼のデメリット

朝礼のデメリットを説明します。

朝礼は受動的である

朝礼は受動的であるというデメリットについて説明します。

朝礼は発言しない人が多すぎる

朝礼のデメリットとしては、朝礼は発言しない受動的な人が多すぎるという点です。

自分が何か発言して初めて、モチベーションを維持することができます。

また、チームメンバーとの結束感を高めることができるのにも関わらず、発言しないのであれば、存在しないのと同じことです。

さらに発信しない人は、孤独感を感じてしまう可能性もあります。

もし、ただ話を聞くだけでチーム力を高めることができるなどと考えているのであれば、それは怠慢と批判されるべきです。

しかし全員が発言するとなれば、それは朝礼ではなく、別のコミュニケーションの場の方が効率的だと思うので、受動的な朝礼は廃止すべきだと思われます。

能動的な朝礼であれば効果がある

もし、朝礼が受動的ではなく、能動的な朝礼であれば効果があるかもしれません。

例えば、

  • 自分が何かを発表したり、
  • ベテランの営業マンが後輩に対して正しいやり方のプレゼンを指導する

などの能動的な朝礼であれば、先輩にとっても人に教えることによって自分の誤ったやり方を正すことのきっかけにもなります。

また、後輩は先輩のやり方を真似することで、より成長できる可能性もあります。

しかし、ただ話を聞くだけの受動的な朝礼に参加することで、成長する可能性は少ないといえます。

朝礼は通勤時間がもったいない

朝礼は通勤時間がもったいない、というデメリットを説明します。

会社に通勤する時間は、1日当り往復で大体2時間と言われています。

その2時間を、別のことに使えば、より効果が出ると思います。

例えば、読書をすることで、新たな知見に気がつくことができるはずです。

上司の準備不足のくだらない朝礼の内容を聞くよりも、過去の偉人達のやり方等を書物から学んだ方が、よっぽど有益だと思われます。

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つまり朝礼で、

  • 無能な上司の「仕事の哲学」の話を聞く事で、無駄な時間を費やすよりも、
  • 世界的に絶大な人気を誇るP・F. ドラッカーによる「仕事の哲学」の本を読む方が、

有益であることは疑いようがありません。

朝礼は疲れる

朝礼は疲れるというデメリットを説明します。

朝の時間はエネルギーが満ちているので、最も困難なことをするための時間として活用するべきです。

それにもかかわらず、

  • 最も価値の高い時間を、
  • 価値の低い無能な上司の話

などのために朝礼に費やすことは、無駄以外の何物でもありません。

そのため、

  • 自分が最も苦手とすることや
  • 避けがちな運動等の行動

である、資格勉強やウォーキングをする、などに時間を割くべきだと思われます。

それなのに、朝礼で無駄な事にエネルギーを費やしてしまったら、疲労感だけが残ってしまい、1日を価値のないものにしてしまいかねません。

朝礼は不要なストレスが溜まる

朝礼は不要なストレスが溜まる、というデメリットについて説明します。

朝礼をすることで、

  • 無駄な通勤時間が発生したり、
  • 上司のくだらない話を聞かなければいけない

などの理由で、不要なストレスが溜まります。

そのためストレスを溜め続けていると、いつかストレスが引き金となって、鬱病やパフォーマンスの低下をもたらしてしまいます。

朝礼は不要なストレスが溜まるので、代わりにウォーキングをした方が有意義

朝礼は不要なストレスが溜まるので、代わりにウォーキングをした方が有意義であるという点を説明します。

朝礼に参加するとストレスが溜まるので、代わりに30分間ウォーキングをするなどのエクササイズに時間を当てた方が、よっぽど有意義です。

例えば、

  • 通勤に往復で2時間を費やし、
  • 朝礼に30分費やし

合計で2時間30分も無駄な時間に費やしているのにもかかわらず、「運動する時間が中々とれない」などと言う人は大馬鹿者です。

無駄な朝礼に参加しなければ、2時間30分も運動できます。

朝礼を廃止する方が、より健康になり、寿命も確実に伸ばすことが出来るでしょう。

朝の運動が脳に良いことは、世界的なベストセラー書籍「脳を鍛えるには運動しかない!」で科学的に説明されています。

そのため、朝の朝礼の時間は別のことに使うべきであり、朝礼は廃止するべきであるということができます。

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