良い汗と悪い汗の違いをご存知ですか?
外出自粛の影響もあり、汗をかく習慣がない人は多いです。
しかし汗をかいていないと、いざ運動をした時に熱中症にかかりやすくなります。
良い汗と悪い汗の違いを踏まえ、悪い汗をかくとどうなるかをご紹介!
良い汗をかく方法を学びたい方必見!
コロナを予防すると同時に、熱中症も効果的に予防したい方はこちらの記事も併せてご参照ください。

良い汗と悪い汗の違い
早速、良い汗と悪い汗の違いを見ていきましょう。
まず良い汗の特徴は、サラサラしており、匂いが臭くありません。
一方で悪い汗の特徴は、ネバネバしており、匂いが臭いです。脇のニオイケアをしたい方はこちらをどうぞ。
さらに、悪い汗はしょっぱい味がしますが、良い汗は無味無臭です。
このことについて、詳細はウォーターサーバーのメーカーであるウォータースタンド株式会社の記事で分かりやすく説明していますので以下に引用させていただきます。
よい汗の特徴は、皮膚表面で蒸発しやすく、汗の粒が小さくサラサラしています。わるい汗は、汗の粒が大きくネバネバしています。また蒸発しにくいため、体温を調節する効率も悪くなります。
悪い汗は、蒸発しにくいから臭くなるということは知りませんでした。
汗の成分の99%は水分で、残りは塩分やミネラル、乳酸などの老廃物です。汗腺は血管の中から汗の原料である血漿けっしょうをくみあげます。その後汗腺は体に必要なミネラルを血液に戻し、残った水分などが汗として体外に排出されます(血漿けっしょうの再吸収)。この機能が正常に働けば無味無臭のよい汗となりますが、汗腺の機能が低下していると再吸収がうまくできず、必要な成分や老廃物を含んだしょっぱくてにおいの強い、わるい汗になります。(出典)
なるほど、体の機能が低下しているとしょっぱくて臭い、汗になってしまうということです。体の中に老廃物が溜まって居る、悪いものが詰まっているから臭くなるということは直感的に分かりやすいです。塩分補給には、カリッと噛んで塩分(電解質)をチャージできるこちらの商品をどうぞ。
コロナ拡大防止のために外出自粛をしたり、マスクを装着すると、なぜ熱中症にかかりやすくなるのかについては「新型コロナウイルスと熱中症の関係」をご参照ください。

一方で、汗腺が正常な人は無味無臭の汗をかくことができ、無味無臭こそが良い汗の証であるということです。良い汗のことを爽やかな汗とも言いかえることができるかもしれません。
2020年の夏は新型コロナウイルスによる外出自粛の運動不足も手伝って、悪い汗をかく人も増えそうです。
このことを知ると、普段から少しでも体を動かすように習慣づけようという気になる人もいるでしょう。なぜなら、自分の汗が臭い人は、体の機能が低下しているということを示しているためです。
新型コロナウイルス感染拡大防止のために外出自粛をした結果、運動不足となり熱中症にかかりやすくなってしまう恐れがあるという新型コロナウイルスと熱中症の関係についてはこちらの記事をご参照ください。

ここまでの説明の通り、汗の匂いにより、自分の体の機能が良好であるかどうかがわかるということですので、 良い汗をかくことができるように普段からの運動を心がけましょう。
コロナと熱中症を同時に予防するため、厚生労働省が提案する「新しい生活様式」についてはこちらの記事をどうぞ。

新型コロナウイルス拡大防止により外出自粛をすると、日光を浴びなくなり、ビタミンD不足になるという問題についてはこちらの記事をご参照ください。

悪い汗をかくとどうなる?
ここまで見てきた中で、良い汗と悪い汗の二種類があるということはわかりました。しかし健康面において、悪い汗をかくとどうなってしまうのでしょうか?
その疑問に対し、実験をしたTV番組がNHK 「汗トレで若返れ!汗腺復活作戦 | 美と若さの新常識」というもので、普段から運動している人は年齢にかかわらず汗腺が健康であり、自転車をこぐなどの運動で、汗をびっしょりかくことができるということが紹介されています。
また悪い汗をかく人は、体の中の塩分濃度が低下してしまうので早急に塩分摂取する必要があります。
では、体の中の塩分濃度が低下しすぎてしまうと、どのような問題が起こるのでしょうか?
体の中の塩分濃度が低下しすぎることを、低ナトリウム血症と呼び、以下のような問題が発生します。
低ナトリウム血症
大量の水分摂取、腎不全、心不全、肝硬変、利尿薬の使用など、多くの原因でナトリウム濃度が低下します。
症状は、脳の機能障害によるものです。
まず動作や反応が緩慢になり、錯乱がみられます。低ナトリウム血症が悪化するにつれて、筋肉のひきつりやけいれん発作が発生して無反応状態に進行します
つまり、体や思考力が低下し、さらには錯乱状態に陥るということですので、運動不足の人が汗を書いた場合は健康状態に細心の注意を払うべきであるということです。
一方で良い汗をかく場合は、体内の塩分濃度が低下せずに済むということですので、低ナトリウム血症になる可能性は低いかもしれませんが、それでも水分摂取はこまめにすべきです。
隠れ脱水や、熱中症発生から死亡までの時間を踏まえ、どうすれば熱中症を回避できるかを学びたい方はこちらの記事をご参照ください。

良い汗をかく方法
ここまでの説明で、悪い汗をかくことにより、
- 体が臭くなったり、
- 塩分が体内から失われて思考力が低下し錯乱状態に陥る
などと悪い事づくしであるということおわかりいただけたかと思います。
しかし、良い汗をかくことができるようになるためにはどうすれば良いのでしょうか?
良い汗をかくための方法の一例として、手足を高温のお湯に入れることにより、汗をかく良い練習になるということが挙げられます。
これを聞いて驚く人もいるかもしれません、なぜならば、例えば
- トレーニングジムに通って汗びっしょりになったり、
- 野球やサッカーなどをすることで、汗びっしょりになる
- 1時間以上ランニングをして汗びっしょりになる
など、過酷なトレーニングをすることで汗を流している人しか、良い汗を流せないと勘違いしている人がたくさんいるはずだからです。実はそんなことはなく、ただ単に自宅で良い汗というものは流せるものなのです。
要するに、良い汗をかくために激しい運動をする必要は全く無く、隙間時間でお風呂に手足をつけることにより良い汗をかく練習が簡単にできるということです。
もちろん短期間ですぐ辞めてしまうとあまり効果が無いと思われるので、自分の好きな
- 音楽や
- 本
- 映画
などを鑑賞しつつ、楽しみながら汗をかく練習をすると言うことも重要であるとも言えます。運動や芸術鑑賞など、人生を豊かにするものについてはこちらの記事をどうぞ。

暑さ指数(WBGT)に注目し、コロナと同時に熱中症の予防をする方法や、熱中症予防には温度より湿度が重要な理由を学びたい方はこちらの記事をご覧ください。

2020年の夏はコロナの影響で熱中症にかかりやすいという点を踏まえ、
- フィリピンは熱中症患者が少ない理由、
- 熱中症になったらどんな症状が現れるか
等について学びたい方はこちらの記事をご参照ください。

夏用マスクは熱中症リスクを効果的に減少させます。ユニクロのエアリズムマスクの3つの特徴についてはこちらの記事をどうぞ。

コメント