【死ぬまでにお金を使いきる】介護・医療予防費【50歳貯金1億・資産運用取り崩し】

投資戦略
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死ぬまでにお金を使いきることについて知りたいですか?

医療技術の進歩による介護期間の延長、医療費や病気予防費用の増加のせいで、死ぬまでにお金を使いきれないという点をご紹介!

事例として50歳で貯金1億の人は死ぬまでにお金を使いきることは難しい点を、資産運用&取り崩しシミュレーションを元に学びたい方は必見です!

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死ぬまでにお金を使いきる

死ぬまでにお金を使いきるということが、実は難しいことであるということに気づかない人が多いです。今は医療技術が20年前と比べてかなり進歩しましたが、今から50年後はさらに進歩していることでしょう。この医療技術の進歩と人生100年時代は死ぬまでにお金を使い切ることを難しくしてしまいます。

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介護期間の延長

死ぬまでにお金を使い切ることが難しいという理由が、介護期間の延長であるという点について説明します。

医療技術が向上するとどんな問題が起こるかというと、介護期間が長くなるということです。介護期間が延長することによって老後に蓄えておくべき資金の上限があがります。だから死ぬまでにお金を使いきるということが難しくなります。

具体的に説明すると、介護費用は年間で約94万円かかります。出典アクサ生命保険

例えば85歳で死ぬのであれば、80歳で介護状態となり5年間の介護費用を蓄えておけばいいだけなので、介護費用として500万円あれば足りるでしょう。しかし、もし80歳で介護状態となり105歳まで生きた場合、25年間の2,500万円もの介護費用を蓄えておく必要があります。でも常に2,500万円もの大金を貯蓄しておかなければいけないとなると、大半の人はまず2,500万円も持っていないでしょう。もし2,500万円を80歳の時点で持っていたとしても介護状態にならずに、せっかく貯めたお金を使うことなく死んでしまう人もいる事でしょう。従って介護期間が延長したことによって健康的で100歳まで生きられる人と、介護状態になって100歳まで生きる人との差が、介護費用という点では大きく開くことになります。しかしながらたとえどれだけ健康な人であれ自分は絶対に介護状態にならないと断言できる人のほうが少ないはずです。健康上の問題は突然降りかかってくるものなので絶対という言葉は通用しない世界でもあります。だから介護期間が延長したことによって死ぬまでにお金を使い切ることは人生80年時代よりも人生100年時代の方がより難しくなったということができるでしょう。

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医療費や病気を予防するための費用の増加

死ぬまでにお金を使い切ることが難しい理由は、医療費や病気を予防するための費用が増えたためであるという点について説明します。

医療費の増加

昔と違って治らない病気まで治せるようになりました。なぜなら医療技術が進歩したためです。例えば昔は癌といえば不治の病と言われていましたが、今では早期発見することでがんも完治が見込める病気となりました。しかしその代わり早期発見をするための検査費用や、助からなかった人まで助かるようになったので、昔と比べれば治療費がかかるようになりました。

もちろんガンだけではありません。脳疾患系の病気や心疾患系の病気も同様です。

このように医療技術は進歩しましたが、医療費の自己負担は上昇しています。これらの医療に支払うお金が増加することによって、もっとお金があれば病気を治療することができたのに、という問題を回避することができるようにするために老後資金を取り崩せなくなるという問題が生じてしまいます。だからこそ死ぬまでにお金を使い切ることは難しいのです。

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病気を予防するための費用の増加

また病気を予防するための費用も増加しています。具体例を挙げるとアップルウォッチなどのitツールもその典型です。AppleWatchを持っていると1日のカロリー消費量や運動量など正確に計測することができなおかつ睡眠の質やその日の健康状態などナビゲートしてくれます。またiPhoneと連動して過去のデータをスマートフォンで簡単にチェックすることができるようになったので運動のモチベーションも高めることができます。これらのITツールが進化し、多くの人が手軽に運動をするようになれば、病気を予防することにつながりますがアップルウォッチは毎年進歩して行くし、バッテリーがもたなくなってくるため、買い替えも必要になります。AppleWatchはだいたい一つあたり4-5万円はします。もちろん実際の病気の治療費に比べたらたかが知れていますが、AppleWatchを購入し続けることによって、病気を予防するためのコストと考えると結構なお値段がします。病気を予防した方が病気にかかって治療費を支払うよりも安く済みますがそれでも費用はかかります。死ぬまでにお金を使い切るためには手元にある程度の貯蓄を残しておく必要がありますが健康を維持するためあるいは病気をするための費用が増加したために多めに貯蓄をする必要性が出てきてしまうため、死ぬまでにお金を使い切ることは難しいといえるでしょう。

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50歳で貯金1億の人は、死ぬまでにお金を使いきることは難しい

50歳で貯金が1億ある人はお金を使い切ることが難しいから、早めにお金を使っていくべきだということについて説明します。

五十歳で貯金が1億あるにしても、それ以外の借金が1億ある人と借金がゼロの人の場合で状況がまったく異なります。したがってここでは分かりやすく説明するために、五十歳で貯金や資産が1億あって、借金がゼロの人の場合で説明していきます。またこの五十歳の人というのは独身で一人暮らしと仮定します。

2021年の時点で平均寿命は85歳程度ですが、今から30年後はもっと寿命が伸びるでしょう。そこで、今50歳の人は95歳まで生きると仮定して、五十歳の人が1億円を持っていた場合、残り45年の時間があります。1億円を45年で割り算すると1年間あたり222万円です。この金額だけ見ると少ないかのように見えますよね?でも、資産運用によってお金は増えますので、その考えは誤りです。

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資産運用&取り崩しシミュレーション

50歳で貯金1億の人は、死ぬまでにお金を使いきることは難しいということを、具体的に計算し、資産運用&取り崩しシミュレーションを元に説明します。

資産が1億円ある50歳の人が、早期リタイアをし無職になったとします。そして手元に700万円だけを残して残りの9300円を投資に回すと仮定します。さらに、初期投資額を9300円で年6%の想定利回りで運用し続けた場合、積立期間を45年継続するとしたら、毎月どのくらいの生活費を取り崩すことができるのでしょうか。

モーニングスターの金融電卓で計算してみると、毎月約50万円ずつ取り崩すことができるようです。

毎月50万円も使えるのであれば、悠々自適な生活はいくらでも送ることができるでしょう。しかも貯金1億円以外にも手元に700万円があるので緊急予備資金として対処することは可能になります。さらに老齢年金も国から給付されますが、毎月50万円の金額には含めていないので、さらにプラスして毎月10万円から15万円程度上乗せした上で、毎月60万円程度のゆとりある老後の生活を送れることになります。東京都の生活保護費用は1か月あたり13万円程度ですが、毎月60万円もあって生活に困ることはないでしょう。

もちろん毎日競馬やパチンコなどのギャンブルにお金を使ってしまえば一か月あたり60万円以上は使ってしまう可能性がありますが、50歳の時点で1億円を貯められるほどの人間であればギャンブルや投機と投資の違いは理解してるはずですから散財しない限り1ヶ月に60万円を使い、しかもそれを45年間も継続することのは難しいといえます。

前述の介護費用を1500万円として八十歳の時点で余分にとっておくとしても、十分な金額が手元に残ります。従って、50歳で貯金一億ある人は、死ぬまでにお金を使い切ることは難しいので、40代30代の頃から早めにお金を取り崩すべきであると言えそうです。

ちなみに、ここでは資産運用の想定利回り6%としましたがこの根拠としては、全世界に分散するeMAXISSlim全世界株式(除く日本)を購入した場合で、平均利回り6.5%程度はありますが、日本は0.5%ずつ今後毎年インフレをしていくという計算で6.5から0.5を引いた6.0%運用というところからきています。参考:日本のインフレ率の推移

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