株の短期売買は儲からないので禁止すべき理由を知りたいですか?
株の短期売買をすれば、長い目で見て損をするというデメリットを理解し、長期保有すべき理由を説明します。
- 株の短期売買時の錯覚や
- 売買手数料が発生する
という点についてもご紹介。
株で利益を出したい投資家は必見です。
株の短期売買は儲からない理由
株式を購入する人は、短期で売買をしてはいけません。
なぜなら長い目でみたら、確実にあなたは損をすることになるからです。
その理由を一つ一つ説明していきます。
株の短期売買が「上手くいっている」と錯覚するから儲からない
短期間において、
- 株価が値上がりするのか、
- それとも値下がりするのか
という予測が正確にできる人は、この世で誰一人として存在しません。
それにもかかわらず、多くの人は自分は経済の波が読めると勘違いしています。
もしそうでなかったら、あれほどまでに株式の売買が成立することはないはずです。
株式の短期売買をする人の多くは、「今自分は波に乗っている」という錯覚をしています。
成功が短期間で連続した場合、次も成功するだろうと錯覚する例
それはスポーツにおいても、同様の光景が見られます。
例えば、バスケットボールの試合をしていて、スリーポイントシュートが3回連続で1人の選手が決めたとします。
その場合、あいつは今波に乗っているから、あいつにボールを回すためにパスを回せと指示をしたくなるかもしれません。
しかし、ある研究で統計に基づいて調査をした結果、スリーポイントシュートを3回連続で決めた選手は、次の4回目に打つスリーポイントシュートが外れる可能性の方が高かったのです。
それにも関わらず、周りの人達は錯覚してしまうのは、人間がいかに錯覚を起こしてしまいがちになるかを示しています。
これは株式投資にも当てはまります。
短期間で連続して利益を得た場合、次もまた同様に利益を得られるのだろうと錯覚してしまいがちです。
それは誤った思い込みであり、株式を短期で売買することによって損してしまう可能性が高いので、あなたも注意しましょう。
株の短期売買のたびに、売買手数料が発生するから儲からない
株式を短期で売買するべきでない理由の二つ目は、株式を購入する時は売買手数料が発生するという点です。
例えばインターネット証券会社で株式を購入すると、売買手数料が発生します。
しかし証券会社の対面営業マンから株式を購入した場合、ネット証券と比較して、より高額な売買手数料を取られてしまいます。
それ以外にも、銀行の窓口で投資信託を購入した場合も、高額な売買手数料を取られてしまいます。
ネット証券は手数料は低いが、回数を重ねれば同様に損をする
たしかにネット証券で購入すると、対面営業と比較して、少額の売買手数料で済みます。
しかし、だからといって売買を頻繁に繰り返していると、対面営業を超える売買手数料になってしまう人が多数います。
例えばネット証券であれば、対面営業よりも、短期間に多数の売買を行うことも可能です。
その結果、売買手数料が積み重なってしまい、結局は高額な手数料を支払うことになり、損をしてしまうのです。
株の短期売買より長期保有の方が儲かる
そこで正しい株式の売買の方法は、ネット証券で購入し、売却せず保有し続けるという方法です。
つまり、1度株式を購入したら最低でも1年間、長い場合は10年・20年間にわたって株式を保有し続けるのです。
実はこの株式の長期保有は、有名な投資家ウォーレン・バフェットも取る方法であり、結果的に手数料がかからないことにより、儲かる可能性が高くなるのです。
あなたもウォーレンバフェットを見習って、株式を長期保有するようにしましょう。
そうすれば、高額な売買手数料が発生せず、株価上昇の利益を享受することができます。
株の短期売買をするデメリット
株式の短期売買をすることによるデメリットを説明します。
株の短期売買をすると、株購入前の検討時間が無駄になってしまう
株式を購入する時は、購入する会社の経営状況などを自分なりに調査してから、株式を購入する人も多くいることでしょう。
人によっては、多大な時間を費やして分析を行う人もいます。
しかし、その購入した株式をもし短期で売却した場合、せっかく購入前に検討した時間が無駄になってしまいます。
株式投資は長期保有することにより、初めて価値が生まれます。
そのため、株式購入前の検討時間を無駄にせず、短期売買しないようにしましょう。
株の短期売買のための分析は無駄
株の短期売買のための分析は、無駄なのでやめるべきであるということを説明します。
テクニカル分析は時間の無駄なので、行うべきではない
例えばテクニカル分析を行うのは時間の無駄なので、行うべきではありません。
テクニカル分析とは、過去の株価チャートを元に傾向を把握し、将来の株価推移を予測する分析手法です。
過去に一定の傾向があったとしても、将来の株価がどのように推移していくのかは誰にもわかりません。
そのため、テクニカル分析は時間の無駄なので、行うべきではありません。
ファンダメンタルズ分析も時間の無駄なので、行うべきではない
ファンダメンタルズ分析も、テクニカル分析と同様に時間の無駄なので、行うべきではありません。
というのも、株式投資でファンダメンタルズ分析をした人間と、猿が勝負した結果、猿が勝利したからです。
具体的に言うと、
- 金融機関のプロの株式トレーダー達が長時間必死にファンダメンタルズ分析を行って選択した株式銘柄と、
- 猿がダーツ投げで選んだ株式銘柄
を比較したら、猿の方が好成績であったという実験結果が出たのです。
つまり、ファンダメンタルズ分析は全くの時間の無駄であり、行うべきではないということです。
ファンダメンタルズ分析が無駄である理由について、詳細はこちらの世界的ベストセラー本でわかりやすく説明されているので是非購入するべきです。
株の短期売買をすると、機関投資家の餌食になってしまう
機関投資家は、個人投資家よりも多くの情報を持っています。
例えば、インサイダー取引に近いような、新しい情報をライバルたちに先んじて仕入れ、個人投資家を出し抜こうとしています。
また、長期的な統計数値を統計学に基づいて分析し、より失敗する可能性が低い売買を行っています。
そのため、個人投資家は、短期で株式の売買を繰り返すことによって、負ける可能性が高い勝負を続けることになります。
機関投資家の餌食にならないためには、株式の短期売買を安易に行わないようにしましょう。
株式の短期売買はギャンブルと似ている
短期で株式の売買を行う行為はギャンブルと似ています。
パチンコの例を用いて説明します。
ギャンブルを長期でやるほど現金は減ってしまう
パチンコを長期でやればやるほど、手元の現金は減っていきます。
なぜならばパチンコ店の、
- 電気代
- 人件費
- メンテナンス費用
- 景品の仕入れ代金
など様々な経費を賄うために、パチンコ台の勝率を低く設定しているためです。
勝率が低ければ、時々大当たりして儲けることもあるかも知れませんが、統計的に長期間で見てみると、現金は確実に減っていく仕組みがギャンブルです。
機関投資家は個人投資家に負けてしまう可能性が高まる
この仕組みは、株式の短期売買にも当てはまります。
株式投資で利益を得るために機関投資家がしのぎを削っています。
機関投資家のファンドマネージャーの高額な給料を賄うためには、必ず株式投資で利益を出す必要があります。
そこで株式を短期売買する情報弱者な個人投資家から、お金を巻き上げていくという図式が出来上がります。
あなたがもし、
- パチンコや
- スロット
- 競馬
などのギャンブルを嫌っているのであれば、株式の短期売買にも絶対に手を出さないようにしましょう。
株の短期売買をするたびに税金が発生してしまう
株式を購入し、短期間で株の利益が出ている時に、売却を繰り返したとします。
利益が出ている時に売却すると、利益に対して税金が発生します。(NISA口座を除く)
もし、100万円株を購入し、その株価が二倍に上がった場合、儲けは税引前は100万円です。
そこに20%の税金を取られてしまうと、20万円も税金を支払わねばなりません。
100万円×20%=20万円
つまり、税引き後は180万円が手元に残ります。
200万円-20万円=180万円
つまり、これを繰り返していくと、利益が出るたびに税金を支払わねばならないので、資産が増えるスピートが遅くなります。
一方でもし100万円を投資し、株価が五倍に上がるまで長期保有した方が、途中で税金を差し引かれることがないので、資産が増えるスピードはより早くなります。
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