【刀森岡毅と農林中金NVICが協業】金融投資のマーケティング戦略

森岡毅 投資戦略
森岡毅 出典:株式会社刀HP
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森岡毅氏と農林中金バリューインベストメンツ(NVIC)の協業について知りたいですか?

マーケティング精鋭集団「刀」の代表を務める森岡毅氏が、次に手がけるのは、農林中金NVICとの協業です。

彼らはどのようなことを目指しているのか。

また具体的に何に取り組むのかについて説明していきます。

森岡毅氏の金融投資の考えを学びたい人は必見です。

森岡毅氏が2019年に出版したベストセラー書籍「苦しかったときの話をしようか」において、キャリア論を執筆した理由を知りたい方はこちらの記事をどうぞ。

【森岡毅】苦しかったときの話をしようか【キャリア論を執筆した訳】
マーケティング精鋭集団「刀」の代表を務める森岡毅氏の著書「苦しかったときの話をしようか」について知りたいですか? 彼が考えるキャリア論とはどんなものかを踏まえ、出版した経緯、前著との共通点をご紹介! 彼が娘に関する本を執筆した別の理由・目的...

 

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森岡毅と農林中金バリューインベストメンツ(NVIC)の協業

森岡毅氏と農林中金バリューインベストメンツ(NVIC)の協業について説明します。

森岡毅と農林中金バリューインベストメンツ(NVIC)の協業の公表

2019年8月28日に、マーケティング精鋭集団「刀」の代表を務める森岡毅氏と農林中金NVICの協業が、以下の速報記事により公表されました。

次の改革のターゲットは金融業界だ。

8月27日、マーケティング精鋭集団「刀」が、丸亀製麺に続く新たな提携を発表した。

相手は、ファンドの農林中金バリューインベストメンツ(NVIC)。

出典

この協業について詳しくみていきましょう。

農林中金バリューインベストメンツ(NVIC)とは?

農林中金バリューインベストメンツ(NVIC)とはどのような会社なのか、具体的に何を扱っているのかについて説明していきます。

農林中金バリューインベストメンツ(NVIC)というのは、資産運用をしている会社です。

森岡毅氏は2019年6月に丸亀製麺との協議を発表しました。

そして2019年8月18日には、森岡毅氏は沖縄テーマパーク計画にも着手したと報道されたばかりです。

さらに今度は、金融業界にまで切り込んできたという次第です。

次から次へと、色々な企画に取り組んでいる森岡毅氏ですが、今回の農林中金バリューインベストメンツ(NVIC)との協業は始まったばかりです。

具体的に森岡毅氏が何をしているのかというのは、私は複数の記事を読みましたが、いまいちピンときませんでした。

それもそのはず、よく考えてみたら森岡毅氏はマーケティングのプロであって、投資信託の運用等に携わるはずがないのです。

つまり、森岡毅氏は雑誌等のメディアを通じて以下のように主張すること自体が、今回の協業なのです。

例えば、

  • 「日本人は老後資金を確保するために、投資を行うべきです」
  • 「高額な売買手数料を支払うことのない投資信託を購入するべきです!」
  • 「投資信託の中でも特に、農林中金バリューインベストメンツが扱っている米国投資信託がおすすめです!」

などが挙げられます。

このように森岡毅氏が主張することこそが今回の協業の内容を指します。

森岡毅と農林中金NVICが協業によって目指すこと

森岡毅氏と農林中金NVICが協業によって目指すことは、PR TIMESの記事で以下のように述べられています。

協業によって目指すこと
 我々が目指すのは、消費者を短期売買の「投機」によるハラハラドキドキから解放すること。

厳選した企業に長期に「投資」する機会を拡大することで、個人の資産形成の一助とすること。

結果として、消費者が豊かな人生を送れるようにすることです。

出典

日本最大規模の機関投資家「農林中央金庫」グループの「農林中金バリューインベストメンツ」とマーケティング精鋭集団「刀」が協業を決定
農林中金バリューインベストメンツ株式会社のプレスリリース(2019年8月27日 11時00分)日本最大規模の機関投資家「農林中央金庫」グループの「農林中金バリューインベストメンツ」とマーケティング精鋭集団「刀」が協業を決定

つまり、消費者を短期売買の「投機」から「投資」にシフトさせることを目的としています。

農林中金バリューインベストメンツは、株式は短期で売買するものではなく、ウォーレン・バフェットのように一度買ったら長期で保有し続けるべきだと主張もしています。

また、ダイヤモンド・オンライン日経クロストレンドの記事によると、厳選した優良企業に長期投資することで、個人の資産運用を手伝うこととしています。

「一度買ったらずっと手放さない投資、いわゆる「売らない投資」では、売買手数料が発生しにくい。

金融機関にとってはあまり儲からないビジネスだったこともあるでしょう。

私はこの古いビジネスモデルを変えたい。

日本を短期売買ではなく、しっかりとした長期投資が根付いた成熟した国にしたいのです」(奥野氏)

出典

老後2,000万円問題は月2万円で解決できる!森岡毅が農林中金・奥野一成と挑む金融革命
ダイヤモンド社より刊行された『苦しかったときの話をしようか ビジネスマンの父が我が子のために書きためた「働くことの本質」』がベストセラーとなっている株式会社 刀CEO・森岡毅氏。彼は倒産確実と言われていたUSJ(ユニバーサル・スタジオ・ジャ...

中短期の投機が主流の日本において、長期投資をするには、目先の遊ぶ金を我慢しなければいけないときもある。

それを理解していただくためには、長期投資の哲学、NVICの思想を、刀の皆さんと共に広めていきたいと思っています。

出典

日経クロストレンド 【速報】刀&農林中金NVICが協業を表明 森岡毅が金融改革を語る!

農林中金NVICの投資対象先

この農林中金バリューインベストメンツ(NVIC)という会社は、米国を主な投資対象先とする投資信託を運用している会社です。

米国株式長期厳選ファンドを運用しており、このファンドの運用方針は以下のとおりです。

米国に上場している企業への長期厳選投資により投資信託財産の中長期的成長を目指すアクティブファンドです。


米国企業価値フォーカスマザーファンド受益証券への投資を通じて、主として米国の取引所に上場されている株式に投資することにより、投資信託財産の中長期的な成長を目指して運用を行います。


農林中金バリューインベストメンツ株式会社(NVIC)より投資助言を受け、ポートフォリオを構築します

出典

農林中金全共連アセットマネジメント株式会社
農林中金全共連アセットマネジメント株式会社(NZAM)ウェブサイトでは、投資家の皆様に向けてファンド情報、分配金・償還金、マーケット情報や、レポートなど豊富なコンテンツをご用意しております。

要するに、米国の民間企業のみを投資対象としている投資信託であり、米国以外の国は一切含まれていません。

ファンドの特色

米国株式長期厳選ファンドの特色は長期運用に適した投資対象を選択するということです。

そのために、以下の3つの条件を設けています。

ファンドの特色
米国の上場株式を主要投資対象とする。

徹底したファンダメンタル・ボトムアップアプローチにより、付加価値の高い産業、圧倒的な競合優位性、長期的な潮流の3つの条件を満たす、持続可能なキャッシュ・フロー創出能力を有する「構造的に強靭な企業」に長期厳選投資を行う。

農林中金バリューインベストメンツより投資助言を受け、ポートフォリオを構築する。

原則、為替ヘッジは行わない。

ファミリーファンド方式で運用。

6月決算。

出典

Morningstar | Ibbotson

付加価値の高い産業というのは、景気が後退したとしても株価を維持することができるような企業を指します。

しかし、圧倒的な競合優位性、長期的な潮流という2つの意味はよくわかりません。

そこで別の記事をみてみると、他者に追随されにくい企業をポートフォリオに組み込むということがわかります。

『米国株式長期厳選ファンド』は、産業構造の「付加価値の高い産業」「圧倒的な競争優位性」そして「長期的な潮流」という3つの特徴を備えた企業に投資する。

「それこそが構造的に強靭な企業であり、ひとりでに“儲かってしまう”企業。

私たちは頑張って儲ける企業ではなく、儲かってしまう企業に投資するのです」。


 先のマコーミック社でいえば、味を最終的に規定する調味料は切り替えが生じにくいという付加価値の高い財の性質を持ち、ブランド力と圧倒的シェアを背景とした競争優位性、長期的な潮流の3つを兼ね備え、構造的に“儲かってしまう”企業として、2012年5月から同ファンドのポートフォリオに組み入れられている。

出典

SBI証券 - 投資の流儀 ファンドマネージャー・奥野一成

また米国株式長期厳選ファンドはアクティブファンドなので、インデックスファンドと比較して運用コストが高いです。

そこで、次の章で具体的なコストを見ていきましょう。

農林中金NVICが運用する「米国株式長期厳選ファンド」のコスト

農林中金NVICが運用している「米国株式長期厳選ファンド」の信託報酬やその他の費用などのコストをみてみましょう。

19/03/20の目論見書によると以下のように公表されています。

まず農林中金NVICが運用する「米国株式長期厳選ファンド」のファンドの購入時手数料の上限は2.16%です。

出典

19/03/20交付目論見書

農林中金全共連アセットマネジメント株式会社
農林中金全共連アセットマネジメント株式会社(NZAM)ウェブサイトでは、投資家の皆様に向けてファンド情報、分配金・償還金、マーケット情報や、レポートなど豊富なコンテンツをご用意しております。

そして、信託報酬は約0.97%です。

ファンドの費用 (農林中金〈パートナーズ〉米国株式長期厳選ファンド)

ファンドの費用 (農林中金〈パートナーズ〉米国株式長期厳選ファンド)

出典

19/03/20交付目論見書

農林中金全共連アセットマネジメント株式会社
農林中金全共連アセットマネジメント株式会社(NZAM)ウェブサイトでは、投資家の皆様に向けてファンド情報、分配金・償還金、マーケット情報や、レポートなど豊富なコンテンツをご用意しております。

信託報酬は約0.97%なので、アクティブファンドの中ではたしかに低めに設定されてはいるでしょう。

しかし、アクティブファンドであるせいで、どうしてもインデックスファンドと比べるとコストが高いです。

そして主な投資対象企業は以下の通りで、米国の大企業がメインです。

農林中金<パートナーズ>米国株式長期厳選ファンド 主要な資産の状況

農林中金<パートナーズ>米国株式長期厳選ファンド 主要な資産の状況

出典

19/03/20交付目論見書

農林中金全共連アセットマネジメント株式会社
農林中金全共連アセットマネジメント株式会社(NZAM)ウェブサイトでは、投資家の皆様に向けてファンド情報、分配金・償還金、マーケット情報や、レポートなど豊富なコンテンツをご用意しております。

ウォルト・ディズニーや3Mなどの大企業が、長期で持続継続性があるという点は納得がいきます。

今後ディズニーランドが世の中から消えることは、まずありえないでしょう。

農林中金NVICの奥野一成の考え方は、森岡毅と似ている

農林中金NVICの常務取締役・最高投資責任者(CIO)を務める奥野一成氏の考え方を紹介します。彼は日経クロストレンドで、森岡毅氏との対談でコカ・コーラを例に長期投資は世界の人口の推移から予測できると、以下のように主張しています。

コカ・コーラという会社があります。我々は投資していませんが、世界的に見ると、この会社の規模で炭酸飲料を生産販売しているメーカーは、皆無でしょう。これから炭酸飲料を作って売ろうともくろんでも、初めからコカ・コーラにかなうわけがない。市場シェアが大きいメーカーほど、製品を安く作れるわけですから。つまり参入障壁が高いということです。我々が投資する銘柄を決めるときに最も重視するポイントです。というのは、90年代半ばには55億人だった人口が、今は70億人にも増えています。当然、コカ・コーラを飲む人が増えますよね。だから、この会社の営業利益率が常に20%あるのです。今後、世界の人口は90億人にまで増えると推計されていますから、コカ・コーラの株価はずっと上がり続けるという仮説が成り立ちます。

出典

森岡 毅×奥野一成対談【前編】 日本の金融商品が分かりにくいワケ
投資額は米国の僅か5分の1──。なぜ日本では投資がなかなか根付かないのか。USJのV字回復の立役者で、現在は企業成長会社「刀」を率いる森岡毅氏と、長期投資の優位性を提唱する農林中金バリューインベストメンツの最高投資責任者・奥野一成氏が意気投...

この人口推移から投資先を決めるという考え方は、森岡毅氏と相通ずるものがあり、似ているといえます。

というのも森岡毅氏が以前USJに在籍していた際に、長期的な人口推移を元に、当時のUSJ社長に450億円の投資を提案した時も人口推移を元にプレゼンを行ったことがあるからです。

森岡毅氏の経営の長期計画法について、詳細はこちらの記事をご覧ください。

森岡毅流マーケティング戦略~経営の長期計画法~
森岡毅の長期戦略に基づく計画法 森岡毅さんの長期戦略に基づく計画法の例を紹介します。 森岡毅が、ハリーポッターの施設に450億円もの投資を促した理由 2017年7月に、森岡毅さんが当時の社長グレン・ガンペルに「ハリーポッターの施設に450億...

森岡毅の投資についての考え方

森岡毅の投資についての考え方を説明します。

森岡毅氏は彼の著作「苦しかったときの話をしようか」において、投資の重要性を以下のように説明しています。

日本社会は株式への投資に非常に臆病な人が多い。

金利もほとんどなくて都度の手数料ばかり取られる銀行の普通預金に、無駄に貯まっているお金が多すぎる。

先進国の中でも個人資産がこれほど投資に回らない国も珍しい。

その状態はずっと続いている。

バブル崩壊やリーマンショックの記憶が生々しいかもしれないが、それを含めても過去数十年の歴史の平均では年利7〜8%で株は儲かっている。

短期での凸凹はありながらも世界経済は長期では成長してきた。

にもかかわらず「損するのは嫌」という心理だけで思考停止している人が山ほどいる。

出典

森岡毅.苦しかったときの話をしようか(Kindleの位置No.806-811).ダイヤモンド社.Kindle版.

森岡毅氏は以前、当時USJの社長であったグレン・ガンペルからUSJの株式を成功報酬としてもらうことでUSJに招かれました。

この〝経営改善〟パターンの成功報酬で招かれた。

どんな話をしたと思う?「森岡さん、この資本主義社会には2通りの人間しかいない……」という話だったのだよ(笑)。

そのときに初めて自分が知らない世界の存在に気づいて、私は「成功報酬として株を持つサラリーマン」になった。

出典

森岡毅.苦しかったときの話をしようか(Kindleの位置No.864-867).ダイヤモンド社.Kindle版.

そしてその後森岡毅氏はUSJの役員として、USJ社を背負って経営をしたという経緯があります。

投資についての考えは森岡毅氏の著書の中でも述べられていますが、ダイヤモンドオンラインの記事ではさらに具体的に述べられています。

森岡毅氏は老後2000万円問題のことについて触れているのですが、これは金融庁が退職後に二千万円足りなくなる例があるとして、麻生財務大臣の発言と重なり、大きな物議を醸し出したという出来事を引用して話をしています。

そして、例えば複利計算で老後資金を積み立てるべきであると、具体的に以下のように説明しています。

今すぐ正しい投資活動を始めれば、老後の心配はいらなくなると森岡氏は言う。

「嘘ではありません。

金融庁のホームページにある計算式を使って試してみましょう。

毎月2万円の投資を複利で、世界主要国の株式市場の平均値である年利9%で30年続けたとする。

すると総額は3,700万円近くなります(税金や手数料は除く)。

積み立てる元本はたったの720万円で、コツコツ積み立てることで達成可能な金額です。

しかし運用収益が元本を上回り、複利でどんどん大きくなる。

つまり投資の最大の武器は長期に及ぶ「時間」なのです。

長期の「時間」があれば、投資に甚大な複利効果が生まれ、短期で起こる様々なマイナスリスクもヘッジできるのです。

今年配の方は20年や30年の時間が自分にはないと考えるかもしれませんが、とんでもない。

人生100年時代ですから、10年でも5年でも長期投資による果実は大きいのです。

早く動いて時間を大事に使うことは誰にとっても重要です」

 投資というと多くの人は、短期間で売買して利ザヤを稼ぐことを想像しがちだが、それは投資ではなく投機。

つまりギャンブルでしかないと森岡氏は言う。

出典

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森岡毅氏は実はここで、投機ではなく投資である農林中金NVICの運用方針を、間接的にプッシュしています。

農林中金NVICは米国株式長期とファンドに名前が付いている通り、長期で運用するという方針なのです。

だからここで森岡毅氏が主張していることは、全て農林中金NVICを推奨する言葉でもあるのです。

また森岡毅氏は金融機関が売買手数料を得る事を目的として金融商品を販売し、消費者が損をしているという点を、以下のように批判しています。

「金融業界のおかしなところは、規制で守られているせいで、ほかのビジネスなら常識である消費者第一の原則から程遠い構造が放置されてきたことです。

売買手数料だけが目的で、リスクは消費者に預けっぱなしのようなことが横行している。

むしろ消費者に知識がないほうが、金融機関は楽に儲けることができる。

そんなおかしな状況を変えていきたい。

我々の使命は、マーケティングの力でわかりやすく投資を啓蒙し、消費者にシンプルな選択の主導権を握ってもらうこと。

それによって消費者の手に投資を取り戻し、人々をより豊かにしていくことです」

 森岡氏は熱く語る。

出典

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190828-00212749-diamond-bus_all&p=2

このことを要約すると、他の投資信託を買うのではなく、農林中金NVICが運用する「米国株式長期厳選ファンド」を買おう。

そうすれば、金融機関は楽に儲けることはできないし、消費者の手に投資を取り戻すことかでき、人々はより豊かになるということです。

森岡毅氏が推奨する投資手法

また森岡毅氏はさらに具体的な投資手法として、毎月2万円を農林中金NVICのファンドへ投資することを推奨しています。

そして、30年間の長期間を投資で運用することで、複利効果を得られるということを以下のように説明しています。

今すぐ正しい投資活動を始めれば、老後の心配はいらなくなると森岡氏は言う。

 

「嘘ではありません。

金融庁のホームページにある計算式を使って試してみましょう。

毎月2万円の投資を複利で、世界主要国の株式市場の平均値である年利9%で30年続けたとする。

すると総額は3,700万円近くなります(税金や手数料は除く)。

積み立てる元本はたったの720万円で、コツコツ積み立てることで達成可能な金額です。

しかし運用収益が元本を上回り、複利でどんどん大きくなる。

つまり投資の最大の武器は長期に及ぶ「時間」なのです。

長期の「時間」があれば、投資に甚大な複利効果が生まれ、短期で起こる様々なマイナスリスクもヘッジできるのです。

今年配の方は20年や30年の時間が自分にはないと考えるかもしれませんが、とんでもない。

人生100年時代ですから、10年でも5年でも長期投資による果実は大きいのです。

早く動いて時間を大事に使うことは誰にとっても重要です」

 投資というと多くの人は、短期間で売買して利ザヤを稼ぐことを想像しがちだが、それは投資ではなく投機。

つまりギャンブルでしかないと森岡氏は言う。

 

「短期で売らなくてもよい投資先を厳選する能力は重要です。

この厳選力で素人がプロに勝つのは難しいので、奥野さんのような凄腕のファンドマネージャーを活用する。

時間と厳選力で、平均9%で成長し続けてきた世界経済の構造に乗っかるのです。

これが私が知る最も手堅い投資戦略です」(森岡氏)

出典

老後2,000万円問題は月2万円で解決できる!森岡毅が農林中金・奥野一成と挑む金融革命
ダイヤモンド社より刊行された『苦しかったときの話をしようか ビジネスマンの父が我が子のために書きためた「働くことの本質」』がベストセラーとなっている株式会社 刀CEO・森岡毅氏。彼は倒産確実と言われていたUSJ(ユニバーサル・スタジオ・ジャ...

ちなみに、農林中金NVICは以下のnoteとTwitterアカウントを開設していますので、最新情報を知りたい方はご覧ください。

【NVIC】農林中金バリューインベストメンツ|note
農林中金バリューインベストメンツ/NVICの公式noteです。 noteでの発信を通して「投資を個人の手に取り戻す」ことで、皆さんとともに日本を元気にしていければと考えています。

 

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