正しい人生とは、あなたにとってどのようなものでしょうか?
ここで言う「正しい人生」という言葉は、
- あなたにとって満足できるものであり、
- 死ぬ間際に自分の人生に後悔を残すことがない、
充実した人生を指しています。
正しい人生を送るためには設計図が必要です。
その設計図の作成の仕方を、具体的に説明していきます。
人生の設計図は自己分析を元に作成するべき
人生の設計図は自己分析を元に作成するべきであるということを説明します。
なぜ設計図が必要なのか?
多くの人が人生の設計図を作成せずに、なんとなく日々を過ごしていると思います。
もしあなたが人生計画を、前もって立てることさえできれば、充実した人生を送れる可能性が上がります。
なぜならば、設計図がしっかりしていれば、結果も良好なものになる可能性が上がるからです。
例えば、設計図を作成せずに、家を完成させることは不可能ですよね?
それと同様に、あなたの人生にも設計図が必要なのです。
自己分析に基づいて作成する
まず、学生や社会人になりたてのような早い時期に、自分の強みと弱みを徹底的に自己分析します。
そして、あなたが将来どんな人物になりたいのかを明確にします。
そうすれば、あなたがどんな仕事に向いてるのかも、自ずと考えることを容易にしてくれるでしょう。
ここでのポイントは、自己分析をした上で、将来どんな職業に就きたいのかを明確にする点です。
これが逆になっている人がほとんどなので、誤った判断をしてしまう人が多いのだと思います。
事実、自分に合っていない職業についてしまい、就職後数ヶ月ですぐに転職する人が多いです。
自己分析の方法
具体的な自己分析の方法としては、あなたが今まで付き合ってきた友人たちに聞いてみるのが手っ取り早く、なおかつ効果的な方法であると思います。
というのも、自分一人で考えていても限度があるからです。
あなたのことは、あなたの友人たちがよく知っています。
そこであなたの強みと弱みは何かを、できるだけ多くの友人たちに聞いてみましょう。
そしてその友人達が言ってくれた強みと弱みは、必ず記録して集計を取りましょう。
そこで見えてきたデータは、将来あなたにとっての財産となるものなので、大切に保管しておきましょう。
そのデータは将来的に、転職や起業などの人生の岐路に立って重大な判断を下すときに、あなたがすすむべき道を照らしてくれるでしょう。
徹底的に自己分析をする方法や重要性について、詳しくはこちらの記事をご覧下さい。
人生の価値観を明確にする
例えば自己分析をもとにして作成した、価値観の例を説明していきます。
人生設計というのは
- 自分の性格や
- 特徴を元に、
- 強み・弱み
などを考慮した上で作成します。
例えば以下のような価値観を作成してください。
- 「自分は人とコミュニケーションをとるのが得意なので、できるだけ人と接する仕事に携わるようにしたい。
- 仕事だけではなく、プライベートでも多くの友人に囲まれるような生活を送りたい。
- もし将来結婚して子供ができたら、自分の子供にも、
- 人とのコミュニケーションの楽しさや、
- コミュニケーションによって得られるもの
- を伝えていきたい。
- また善悪を判断する基準としては、誰に対しても平等に接することを強調していきたい。
- それら伝えることで、人と人との繋がりを大切にするような大人に成長していってほしい。」
このような自分の人生設計を作成することによって、人生において重大な決断に迫られたときに誤った判断を下すことなく意思決定ができるようになるはずです。
自分にとっての正しい人生とは何かという問いかけに対する答えを明確にせずに、複数の意思決定を下そうとしても上手くいきません。
例えば、その場その場を取り繕うように、自分の人生について考えなければいけないので、いっときはうまくいっても、いつかはボロが出て矛盾してしまったり、誤った判断を下してしまうことにつながりかねません。
そのため人生の大枠となる正しい人生とは何かという問いかけに対し、ある程度明確な答えを出しておくことが、長期的な充実した人生を送るために必須事項イデアルと言えます。
人生の価値観は、その時点の結論を書き記す
「これが私にとっての正しい人生だ」、とある時点で考えていたとしても、その後に、例えば身内や友人の死を経験するなどをして価値観が変わり、以前作成した人生設計図を書き換えることもあるかもしれません。
それは人間なので誰しも避けては通れないことであり、微妙な価値観が変わる人はたくさんいることでしょう。
しかし正しい人生の設計図を作成するときに重要なことは、その時点における考え(結論)を紙に記すことです。
紙でなくても、修正が容易なPCのWordで作成しても構いません。
とにかく文字化することによって、自分の中でぼんやりと考えていた理念やビジョンを、曖昧な感情を拝して明確にすることができます。
その結果、身の回りで何かの重大な問題が発生したときに、右か左かの判断に困ることなく、損失を回避するための意思決定を下せるようになるはずです。
人生の価値観は後に書き直してもOK
価値観を一度文字に書き出した後に、再度手直しする必要がない設計図は、実は大して価値がありません。
なぜならば、世の中は移り変わっていくものだからです。
例えば科学技術や医療技術においても、日進月歩で世の中は移り変わってきています。
そのため、古い価値観は新しい価値観に取って代わることも多々あると思います。
しかしそれは一部分だけであり、根本的な理念やビジョンは取って代わるべきではありません。
理念やビジョンというのは例えば、
- 人として間違ったことをしてはいけないという概念であったり、
- 自分が正しいと思った道を踏み外すような行為はしてはいけない
などと自分を利するような自分に課す原則です。
この原則を度々逸脱するような人間になっても良いというわけではありません。
そうではなく、自分が将来叶えたい夢や目標が移り変わっていくことは仕方がないという意味です。
そのためには、根本的な理念やビジョンを明確にした上で、個々の目標を定めるようにしましょう。
理想の人物像
どの仕事をするのかではなく、どんな人物になりたいのかも重要です。
仕事は、科学技術の進歩とともに、常に移り変わりゆくものです。
時代が経つにつれて多くの仕事がなくなり、多くの仕事が生まれています。
しかし、あなたが将来なりたい人物像は変わることはありません。
あなたにとって目指すべき人物は、時代ごとに変わるものではありません。
自分の理想となる像がはっきりすれば、ゴールを達成したも同然でしょう。
スティーブジョブズは常に「今日が人生最後の日だとしたら、何をするべきか?」と自分に問いかけてきたと言います。
あなたも、自分の死から逆算してやりたいことを考えることによって、自分の理想像を明確にしましょう。
そうすれば、あなたがどんな仕事に就きたいのかは自ずと分かってくると思います。
人生の早い段階で理想の人物像を明確にすべき理由
人生の早い段階で、理想の人物像を明確にすべき理由を説明します。
スタート直後から全力で努力する
ほとんどの人は、ゴール直前の締め切り間際になって焦って努力します。
しかし、最終的に勝利する人は、スタート直後から全力で努力しています。
要は、最初のスタートが大事なのです。
あなたにとってまず鍛えるべきものは、あなたの人格であり、その次に能力です。
その根本的な部分を改善せずに、達成する事だけするのは誤りです。
学生時代に勉強しかしてこなかった人は社会人になってから苦労します。
というのも、社会で試されるものは勉強ではなく、コミュニケーション能力だからです。
コミュニケーション能力が最も育まれるタイミングは学生時代です。
社会人時代になってからコミュニケーション能力が伸びる人もいると思いますが、それはスタートダッシュがうまくいっただけの話です。
学生時代の下積みがあったからこそ、社会人になってから良いスタートが切れたのです。
ですので、社会人になってからコミュニケーション能力を伸ばそうと思ったら並大抵の努力では不可能だと思います。
そのため前もって人生計画を立てることによって、その溝を埋めることを目指します。
できるだけ早い段階で、自分の理想の人物像がどんな人物なのかを自己分析によって明確にしていきましょう。
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