外出自粛とビタミンD不足の問題をご存知ですか?
新型コロナウイルス拡大防止により外出自粛をすると、日光を浴びなくなりビタミンD不足になります。
その結果、骨や免疫力に悪影響を及ぼします。
ビタミンDの種類や、栄養素を効率的に摂取するにはどうすべきか学びたい方必見!
コロナを予防すると同時に、熱中症も効果的に予防したい方はこちらの記事も併せてご参照ください。
コロナ外出自粛とビタミンD不足
新型コロナウイルスの影響で外出自粛をした結果、健康に悪影響を及ぼす可能性もあります。
どのような悪影響が想定されるのかについて考えてみましょう。
日光を浴びないことでビタミン D が不足する
まず、外出自粛をすることで太陽の光を浴びる機会が減ります。人によっては全く外出をしないので、ずっと家の中で
- ゲームをしたり
- 漫画を読んだり
して過ごしているはずです。その結果、運動不足になるばかりではなく、日光を浴びなくなることにより紫外線を浴びなくなるので、ビタミン D が不足してしまう可能性があります。
毎日新聞の記事では以下のような記載があります。
新型コロナウイルスの感染を防ごうと、外出自粛などで日光を浴びる機会が減ることについて、専門家が懸念を示している。日光には骨を丈夫にするビタミンDの生成に欠かせない紫外線が含まれているからだ。日本では男女ともに全世代でビタミンDが不足していると言われており、専門家は適度に日光を浴びるよう勧めている。
(出典)
なるほど、元々日本人はビタミン D が不足しているのにもかかわらず、さらに外出しないことにより、ますますビタミン D が不足してしまうことを専門家が懸念しているということです。ではここに出てくるビタミン D という栄養素はどのような役割をしているのでしょうか?栄養素の説明としては以下の通りです。
ビタミンDの効果
ビタミンDはカルシウムのバランスを整えるのを手伝ったり、骨の健康を保つのに働いています。また最近では、免疫力アップ効果やガンや糖尿病、自閉症、妊娠しやすい体作りなどに有効かもしれないという報告もされるようになってきています。(出典)
ビタミンDを摂取することで、骨を丈夫にするだけではなく、
- 免疫力や
- 糖尿病
- 自閉症
- 妊娠
など、多岐にわたりプラスの影響がありそうです。免疫力アップにつながるということであれば、新型コロナウイルスを寄せ付けない体作りにつながる可能性もありそうです。
ビタミンDは免疫を強化する可能性が示唆されています。
寒い冬がやってくると新聞をにぎわすものにインフルエンザがありますが、ビタミンD3(1200 IU/日)摂取で、季節性インフルエンザAの罹患率が下がったという報告があります
(出典)
新型コロナウイルスと熱中症の関係についてはこちらの記事をどうぞ。
ここまでを読めば、ビタミン Dはいかに不可欠な栄養素であるのかが伝わってきます。
しかしよく調べてみるとビタミン D には様々な種類があるということがわかります。ビタミン D の種類は以下の通りです。
ビタミンDの種類
ビタミンDにはD2~D7の6種類があります。ビタミンD1は発見された後で不純物であったことがわかったため、存在しません。
人にとって重要なビタミンDはD2とD3の2つです。D2とD3の働きは同じといわれていますが、最近ではビタミンD3の方がD2よりも2倍働きが強いとする意見もあります。
(出典)
なるほど、ビタミン D というのは全部で6種類あり、その中でも特にビタミン D 2と D 3の二つが重要であるということです。
この二つを摂取するにはどうすればいいのかを考えてみましょう。
ビタミン D 2と D 3を摂取するには
人が生きていく上で不可欠であるとも言えるビタミン D 2と D 3を効果的に摂るためには、外出をして日光を浴びる以外に、何か良い方法はあるのでしょうか?
ビタミン D 2と D 3と2種類に分類して考えてみると、
- ビタミン B 2が植物由来
- ビタミン B 3が動物由来
というように異なっています。
ビタミンDを得る方法
人がビタミンDを得るには2つの方法があります。食べ物から摂る方法と、日光を浴びて紫外線にビタミンDをつくってもらう方法です。
食べ物由来のビタミンDは、ビタミンD2が植物由来、ビタミンD3が動物由来です。
(出典)
つまり、食べ物から摂取するのであれば、
- 植物と
- 動物
を食べる事により、ビタミン D 2と D 3がそれぞれ摂取することができるということなのです。従って、好き嫌いをして食べ物を偏って食べてしまうことにより、ビタミン摂取が効果的に行えない可能性もありますので、偏食は避けるように心がけたいものです。
ビタミン Dを摂取するにはどのくらい日光に当たる必要があるのか?
では次にビタミン D 、日光の場合はビタミン D 3を摂取するために、どのぐらいの時間日光に当たる必要があるのかを見てみましょう。公益財団法人骨粗鬆症財団によると以下の通りです。
日光浴はどのくらい必要?
日光浴もよいといわれます。一日どのくらい必要でしょうか?
夏なら木陰で30分、冬なら手や顔に1時間程度、日に当たるだけでじゅうぶんです。
これを読む限りだと、木陰で30分ということであれば、もし木陰でなく外をウォーキングするのであれば、それよりも短い
- 15分か
- 20分程度
でも OK であるような印象を受けます。
また冬は長袖で過ごすので、外を1時間程度ウォーキングする必要がありそうです。
しかし、日中は仕事をしている人が大半であると思われるので、社会人にとって外を1時間ウォーキングするというのは、難しい人もいるかもしれません。
しかし、
- 通勤時間や
- 休憩時間
などの隙間時間を組み合わせることにより、1時間に近い時間を日光浴の時間として確保することはできるでしょう。
したがって、意識的に日光浴をするよう心がけ、新型コロナウイルスを寄せ付けない体に近づきましょう。
しかし、屋外で運動するのであれば、熱中症対策は必要です。なぜなら、新型コロナウイルス拡大防止により外出自粛が続いていたため、熱中症になる可能性が上がっているためです。詳しくはこちらの記事をご覧ください。
また夏用マスクは熱中症リスクを効果的に減少させます。ユニクロのエアリズムマスクの3つの特徴についてはこちらの記事をどうぞ。
良い汗と悪い汗の違いを踏まえ、悪い汗をかくとどうなるかについてはこちらの記事をご参照ください。
2020年の夏はコロナの影響で熱中症にかかりやすいという点を踏まえ、
- フィリピンは熱中症患者が少ない理由、
- 熱中症になったらどんな症状が現れるか
等について学びたい方はこちらの記事をご参照ください。
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