諦める
諦めるということについて説明します。 多くの人は諦めるという言葉の本当の意味を誤解しています。諦めるという行為を、どのようにとらえるべきかを詳しく紹介します。
諦めるとうまくいく
諦めるとうまくいくという点について説明します。
闇雲に努力を続けても、誰にでも限界は必ず訪れます。精神的、あるいは肉体的、時には経済的に限界が来るかもしれません。そんな時に試すべきこととしては、限界を超えても努力を続けるのではなく、一旦諦めて見ることです。そうすることで、最終的には上手くいく可能性が上がります。
例えば、大学受験で 目標の大学に不合格となったことで自分は失敗したと思い込み、勉強を続ける気力が低下してしまったとします。その後ラッキーなことに、滑り止めの大学に進学したはいいものの、そのままのモチベーションで勉強に対する努力を継続していたら、いつかは限界が訪れるはずです。そこで、勉強を続けると言う考え自体を持つことを一旦諦めてみると、実はうまくいったりするものなのです。
例えば資格勉強など大学入学後も継続することはいいことですが、一旦諦めて別の方向に向けて努力するのも一つの手です。また勉強といっても、座学だけが勉強の全てではありません。たとえば恋愛をひとつとってみても、人生における一つの勉強でもあるし、サークル活動で友人関係に関する勉強を行うのも生きていくためには重要なことです。
他方、大学受験に求められるものは論理的な思考力や暗記能力が重視されます。しかし一方で、社会人になってからは、例えば営業職として働いている場合は、コミュニケーション能力が求められます。大学受験でどれだけ暗記能力が優れており、試験勉強で高得点を出せたとしても、社会に出てからはあまり役に立たないということもありえます。そのため勉強を継続するという目標を一旦諦めて、コミュニケーション能力や人間関係構築能力を磨くことによって、実は社会に出てから役に立つ能力を直接磨くことが出来ているのであり、大学受験の時に必死になって努力した勉強座学というものを磨くよりも長い人生においては役に立ったりします。
つまり何かでうまくいかない時は一旦諦めてみると、長い目で見たらうまくいくこともあるので、肩の力を抜いて広い視野で物事を捉えましょう。 もちろん決して諦めることなく、何度も挑戦して継続することも重要ですが、実は人生は自分が苦手なことを継続してもうまくいくほど甘くありません。 つまり、うまくいかない時は自分にとってやり方を変えるべきひとつのシグナルであると捉えるべきでもあるので、一旦諦めて別の方向性を試してみるのが良いと思われます。
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すべてを諦める
何度挑戦してもうまくいかない時は、全てを諦めるべきであるという点について説明します。
何度も何度もやっているのに、うまくいかない。 他の人はうまくいっているのに、自分だけうまくいかない。
このように感じるときは誰しもあるでしょうが、2年3年と長期で継続しているのにも関わらず、うまくいかない時は全てを諦めるべきです。 なぜ諦めるべきかと言うと、今の自分には向いていない目標である可能性があるからです。もちろん諦めると言っても、一時的に諦めるべきであって、長期的には諦めるべきでありません。言い換えると、今現在やっている方法では10年20年経っても決して成功しないので、一旦すべてを諦めてやり方を変えるべきであるということです。そうすることで、目標達成に向けて、一見すると回り道しているかのように思える方法で取り組むことによって、より短期間で目標を達成することが可能になるかもしれないのです。
例えば、10代20代の頃に何をやってもうまくいかずに、失敗ばかり繰り返していたとします。また自分が目指した高校や大学に合格せずに、滑り止めの進学先に甘んじてしまったり、好きな人に振られてばかりいたり、なかなか貯金できずに貧乏生活を繰り返していたり、自分が希望する企業に就職できなかったり、などなど。
このような人は、その後の人生で同じやり方で挑戦したとしても、うまくいく可能性よりも失敗する可能性の方が高いでしょう。なぜなら、同じやり方で挑戦したら、同じ結果しか生まれないからです。やり方を変えてこそ違う結果が生まれるのであって、同じやり方で挑戦して根性論で計測したところで、成功率は変わるはずがありません。そこで方向転換して、やり方を180度を変えてみにことによって、成功確率は逆に高まるはずです。
他の例として、例えば20代後半で、仕事で成果を出せずに収入が上がらない男性のことを考えてみましょう。この人は同じ方法で仕事を続けていたとしても、収入が上がらないことは目に見えています。そこで全てを諦めて、今までと真逆の方法で物事に取り組むことによって、成功確率が高まります。例えば転職するのもいいかもしれません。 あるいは、今までやっていた方法を全て捨てて書籍や先人の知恵を借りて、自分のやり方をすべて刷新するのもよいでしょう。いずれにせよ、今はあれと同じことを続けるべきではないというシグナルを無視してまで、現状維持で根性論で同じ行為を続けて成功するほど世の中甘くないのです。 繰り返しますが、成功するためには今までのやり方を全て諦めるべきです。
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頑張りすぎない生き方
頑張りすぎない生き方が、どれだけ重要なことかについて説明します。
ここでいう頑張りすぎない生き方というのは、精神的に、あるいは肉体的に限界を超えた状態を長期間継続するような生き方をさしています。例えば、仕事をするにあたって一度メンタル面で体調を崩してしまった場合、回復するのに3年から5年ほどかかる可能性があります。そうなってくると、何度もメンタルの病気を繰り返してしまう可能性もあるし、長期で仕事が出来なくなってしまいます。だからこそ無理をしすぎることは回避するべきです。
医療技術が進歩して治らない病気も治るようになった今、人生100年時代と言われるほど働ける期間が昔と比べてのびました。昔は六十歳で定年退職だったところが、今は七十歳定年退職となり、今後は80歳、85歳定年退職に伸びていくはずです。
そこで、例えば1日12時間労働を30年間続けるのではなく、1日6時間労働60年続けるほうが、健康面でも経済面でもプラスになる時代が来たということです。言い換えると、老後にテレビの前で何も考えずにぼーっと座って過ごすよりも、忙しく歩き回っていた方が肉体的にも精神的にも良いはずなのです。だから長期的な視野に立って、若い時の一日あたりの労働時間を減らし、一方で働く期間を延ばすべきです。
つまり最初の話に戻ると、頑張りすぎない生き方とは、1日あたりの労働時間を減らすことをさすのです。しかし、決して働かなくなることを「頑張りすぎない生き方」と言ってるのではありません。
つまり頑張りすぎな生き方は、長時間労働から長期間労働にシフトすることをさしています。このような頑張りすぎない生き方をすることによって、肉体的、精神的、経済的にプラスに働くはずです。
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人間、諦めが重要
人間は諦めが重要であるという点について説明します。
諦めない人が褒め称えられる文化はダメです、終わっています。なぜなら、うまくいかない人を、うまくいってない方法で挑戦させ続けることを、周りが奨励しているからです。
人間は諦めることによって学びを得ます。この方法でうまくいくことがないのだという学びです。人は、失敗からしか物事の本質を学ぶことができません。なぜなら、痛みを伴わなければ人は成長しないからです。諦めるーことによって人はどんどん進化していきます。例えば自分が好きな人に振られてしまった時に、今の自分を全否定するのではなく、今の自分に合っていない人とはうまくいかないということを学ぶことができたと自分を褒めるべきなんです。
つまり諦めるということは成長することであり、人間は諦めることによってどんどん進化していきます。むしろ諦めない人間というのは成長しない人間であって、今さえ良ければいいと考えるのであれば、諦めずに同じやり方で挑戦し続ければいいでしょう。
しかしもし最終的には成功したいと考えているのであれば、人間諦めが重要であるということを念頭に置き、今のやり方をすべて破棄しましょう。そうすることで、あなたは必ず成長し、最終的には目標達成に近づくことができるはずです。
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