飛び込み営業が無駄だと言う人がいますが、そのような人達に反論します。
飛び込み営業は未だ健在なマーケティング手法であり、廃れることがありません。
その理由を述べるために、飛び込み営業の特徴について具体的に説明していきます。
飛び込み営業は新人が行うことが多い
飛び込み営業は新人が行うことが多いです。
というのも、ある程度ベテランの人になってくると、紹介を頂けることが多くなるので、新規開拓する必要がだんだん少なくなってくるからです。
しかしベテランになったとしても、飛び込み営業がゼロになることはなく、継続し続けています。
なぜなら、例えばアポイントが終わった後に、次のアポまでの時間が少し空くという時に、周辺地域を飛び込み営業で開拓するなど、飛び込み営業は融通がききやすいからです。
新人は飛び込み営業が怖いという気持ちを克服するために、こちらの記事をどうぞ。
新人研修で飛び込み営業を行うのはメリットとデメリットがある
飛び込み営業というのは、精神的に強い新人にとっては最高の研修です。
最も経費がかからず、最も多くのことを学ぶことができるからです。
しかし精神的に弱い新人にとっては、離職率を高めることにも繋がってしまうので、新人研修に飛び込み営業を用いることはマイナスに働く可能性もあります。
言い換えると、飛び込み営業にはメリットとデメリットがあるので、新人の特徴に合わせて使い分ける必要があると言えます。
営業は時代遅れではない
飛び込み営業は時代遅れという人は、決まって次に口にする言葉としては、集客にはインターネットを使おうと主張します。
例えば、「インターネットさえ使えば、努力を最小にして最大の成果を出すことができる」、などと主張するのです。
しかし、インターネットを使って1日あたり数十万円を稼ぐことが出来る人達は、なぜそれだけの額を稼ぐことができるのかという裏側を説明しません。
それだけ稼げるようになるまでに、
- どのくらいの期間がかかったのかも
- 経費がどの位かかっていて、
- また厚生年金の標準報酬月額が現在いくらなのか
などという点に関しては説明しません。
メリットだけを強調して、インターネットが最高のビジネスであると主張したいのです。
そのような人達にあおられ、騙されていけません。
飛び込み営業というのは未だ健在のマーケティング手法です。
また、この世に楽をして金儲けできる方法というのは存在しません。
インターネットで多く稼いでいる人は、それなりの失敗経験を積んで、努力を惜しまず頑張り続けたからこそ、お金を稼げているのでます。
しかし今後も永続的に続くわけでもなく、いっときの成功で終わる可能性すらあるので、飛び込み営業で成功した方が、持続可能性が高いといえます。
飛び込み営業を楽しもう
飛び込み営業を無駄だと感じてしまう理由は、飛び込み営業を楽しめていないからです。
心の底から飛び込み営業を楽しむことにより、自分は価値のあることをしているというポジティブな気持ちになります。
その結果、モチベーションを維持することができるでしょう。
そこで、飛び込み営業を価値のあるものだと考える為に、飛び込み営業で得られる具体例を挙げていきます。
飛び込み営業をすれば健康になる
飛び込み営業というものは、非常に楽しいものです。
なぜならば歩数を計測する万歩計やスマホなどで計測することにより、健康への貢献度も計測できるからです。
定期的な運動習慣は、人をポジティブにさせてくれます。
飛び込み営業は利益率が高い
飛び込み営業には経費がほとんどかからないので、売上=利益となります。
大体の個人事業主は、一ヶ月あたり経費として10万円から30万円程度を費やしています。
そのため、例えば一ヶ月間を飛び込み営業だけで新規開拓することによって、10万円から30万円程度を節約することができます。
その結果、獲得した新規契約は、まるまる利益として挙げることができます。
そのため、高い利益率に基づいた営業活動を行うことができるようになります。
このメリットを意識せずに飛び込み営業を行ってしまうと、モチベーションは低下していくはずです。
割の良い金儲けをしているということを頭に叩き込んでおけば、飛び込み営業が楽しいと感じるはずです
飛び込み営業は法律違反に注意
飛び込み営業は、苦情につながりやすいので、法律違反をした場合、即罰せられる可能性があります。
そのため法律は必ず遵守して、飛び込み営業は行うようにしましょう、もしあなたの親族や友人への営業活動で、法律違反を犯したとしても、知り合いだから大目に見てくれることも多いでしょう。
しかし、初めて出会った見知らぬ赤の他人に対し、営業が法律違反を犯していたとすれば、それを許してくれるはずがありません。
そのため、法令遵守のためにルールを確認することが、長期に渡って飛び込み営業を継続するためには不可欠です。
飛び込み営業で法律により禁止されている行為「再訪問の禁止」
飛び込み営業はルールを守って行うことによって、大きな効果を発揮します。
しかし1歩間違えれば法律に違反してしまう行為を容易く行うことになるので注意が必要です。
具体的に言うと、法令遵守を強く意識しなければ、ついつい再訪問の禁止というルールに該当しやすいです。
特定商取引法の「再訪問の禁止」に関する項目を、以下引用します。
2.再勧誘の禁止等(法第3条の2)
事業者は、訪問販売を行うときには、勧誘に先立って消費者に勧誘を受ける意思があることを確認するように、努めなければなりません。
消費者が契約締結の意思がないことを示したときには、その訪問時においてそのまま勧誘を継続すること、その後改めて勧誘することが禁止されています。
出典
消費者庁HP
特定商取引法の規制対象となる「訪問販売」より引用
http://www.no-trouble.go.jp/what/doortodoorsales/
つまり顧客に一度断られた後に、その顧客に対して再度勧誘行為を行ってはいけないという規制が存在するということです。
ちなみに、これは一般消費者にのみ当てはまるものであり、事業者間取引には該当しません。
そのため、個人宅を飛び込み営業で新規開拓を行うのであれば、一度訪問したルートを記録し、再訪問を防止する必要があります。
具体的な飛び込み営業方法はこちらの記事で紹介しています。
飛び込み営業は社長に対し有効に働くマーケティング手法である
飛び込み営業は、社長に対して有効に働きます。
なぜなら、社長は断り慣れているからです。
というのも、経営者というのは多くの業者のターゲットにされているので、朝から晩まで様々な業者から勧誘を受けているからです。
しかし、一度断った業者が再訪問してくることはあまりありません。
そこであなたが、再訪問することによって、社長に対する営業で他者と差別化を図ることが出来るのです。
前述の通り一般消費者に対しては、再訪問の禁止が法律で定められているので絶対に行ってはいけません。
しかしその例外として、事業者間取引は再訪問が認められています。
言い換えると、この法律を知らない人がたくさんいるということです。
経営者に対して再訪問する人は少ないことから、経営者は再訪問慣れしていないので、飛び込み営業は社長に対して有効なマーケティング手段である、といえます。
法人営業に関してはこちらの記事をどうぞ。
銀行も飛び込み営業で新規開拓をしている
メガバンクなどの大手銀行には華やかなイメージがありますが、実は泥臭い飛び込み営業を主な新規開拓手法として行っています。
経営者や富裕層ターゲットとして、朝から晩まで飛び込み営業でローラー作戦を行っているのです。
そのため、もし営業が時代遅れというのであれば、銀行は飛び込み営業を廃止し、別の方法で新規開拓を行うはずです。
そうしない理由は、飛び込み営業は無駄ではなく、有効なマーケティング手法だということの表れでもあります。
電話営業は時代遅れなので、飛び込み営業も時代遅れなのか?
電話営業は時代遅れですが、飛び込み営業は時代遅れではありません。
というのも、電話営業というのは一時期ブームが起こり、電話営業を行っている会社は大きな利益を手にしました。
それは大体15年前頃のことです。
しかし、現在は携帯電話のかけ放題プランが一般的になりつつあるので、電話営業は行おうとすれば誰でも新規参入することができます。
昔は高額な電話代を負担しなければならなかったので、コールセンターを構えるには大手法人でなければ不可能とも言えました。
そのため、現在は電話代が安くなったので、電話営業は時代に遅れているということができます。
一方で、飛び込み営業というのは誰でも始めることができるので、ブームもおこることもないし、廃れることもありません。
そのため、安定した収益を得たいのであれば、時代遅れという言葉が存在しない、飛び込み営業をマーケティング活動に積極的に取り入れるべきです。
テレアポと飛び込み営業のメリット・デメリットに関してはこちらの記事をどうぞ。
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