個人事業主が利益を上げるには長期継続が必要【撤退費用は高くつく】

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個人事業主が利益を上げるための方法を知りたいですか?

個人事業は長期で継続することで、利益を上げることができます。

ここで説明する方法を実践することで、あなたの事業は利益を生み出すことができるようになるはずです。

起業を考えている人や、すでに副業で個人事業を営んでいる人などは必見です。

 

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個人事業主の大部分は廃業して撤退する現実

個人事業主として起業した人の半分以上は、3年以内に廃業して撤退します。

そのぐらい個人事業を営むということはきついものなので、最初は全く売上も利益も出ない状態が続きます。

その結果、経営者は「自分の事業は、どうすれば利益率が上がるのか」と昼夜自問自答し続けることになります。

しかし解決方法は簡単明快で、事業を途中でやめずにただ長期継続するだけで利益率は上がるのです。

その理由を説明していきます。

個人事業は甘くないことを認識すべき

個人事業は甘くないということ認識してから取り組むべきです。

なぜならば、楽をしてお金を稼ぐことができると、甘い認識を持って参戦する人が多いからです。

そのような新規参入者は、半年か1年程度本気で努力しても、何の成果も生まれないので、途中で諦めて撤退することで大きな損をしてしまいます。

何事も途中で脱落することにより、損失を被る可能性が高いです。

言い替えると、長期で継続していさえすれば、個人事業ほどおいしいビジネス形態はないということです。

しかし一方で、短期で脱落してしまう人にとっては、個人事業は恐ろしく割に合わないビジネス形態です。

途中で諦めてしまったり、飽きっぽい人は個人事業を始めるのではなく、アルバイトやパートとして働く方が割に合うことでしょう。

しかし、自分の実力に自信がある人は、個人事業主として働くことをお勧めします。

 

個人事業は長期継続が必要な理由

個人事業は、長期継続が必要な理由を説明します

開業当初は誰しも無収入が続くから

多かれ少なかれ、個人事業を始める際には、必ず初期投資をする必要が出ます。

例えばブログも同様です。

独自ドメインでブログを開設した際に、初期投資というものはサーバー代金しか発生しないようにも思えますが、そうではありません。

実際は誰しも初期の頃は収入がまったくゼロなので、それが実質的な初期投資といえます。

短期間では大儲けすることは難しいから

最初の半年間全くの無収入で過ごした後に、やっとわずかながら収入が入り始めます。

そして、1年2年経った頃に一気に収入が右肩上がりに上がっていきます、つまりターニングポイントまで粘ることができるかどうかが、個人事業が成功するかどうかのカギを握っています。

それにもかかわらず、その収入が入るまでに途中で撤退してしまったら、せっかく半年間から2年間も努力したことが、水の泡になってしまいます。

それを避けるために、短期間では大儲けすることは難しい、ということを頭に叩き込んでおきましょう。

そうすることで、早期撤退したい気持ちを抑えることができるでしょう。

初期投資として購入した機材の元が取れるようになるから

他にも、例えば

  • パソコンを性能の高いハイスペックPCに買い替えたり、業種によっては、
  • 新しい工業機材や調理道具などを購入したりする

時点で大きな出費となってしまいます。

これらの機材は大体7年以上経過すると、元が取れるような仕組みになっています。

そのため機材購入後の8年目以降は長期で事業を継続すればするほど、無料で機材を使えるようなものです。

そのため、長期戦になればなるほど個人事業というのは利益が積み上がっていく仕組みなのです。

しかし仮に、短期で個人事業をやめて撤退してしまうとなれば、せっかく初期投資として購入した機材の元が取れる前に辞めてしまうので、とても勿体ないことです。

最低でも7年以上は個人事業を継続し、元が取れた後に事業を撤退するのが好ましいです。

ここで言う7年というのは、大体の目安です。

そのため、業種や購入する物によってはそれより短くなったり、長くなったりするかも知れません。

自分のスキルが上がり、短時間で多くの仕事をこなせるようになるから

一つの個人事業を継続していれば、多くの失敗を重ねることになります。

失敗を重ねる度に、あなたは大きなストレスを感じるかもしれません。

それでも、だんだんその失敗を重ねるごとに上達していき業務を効率化できるようになっていきます。

しかし、誰しも生産性が向上するまで時間がかかるので、途中で挫折し個人事業をやめてしまう人がたくさんいます。

その一例として個人ブロガーは、成果が目に見えて出ないので、3ヶ月程度で辞めてしまう人がほとんどだと言われています。

それだけ精神的にも、つまらないし、ストレスも溜まるからです。

しかし三か月以上を継続すれば、短時間で質の高い文章を作成できるようになってきます。

その結果、個人事業をただ継続するだけで、利益が上がるようになっていきます。

多くのストレスを感じている時は、まさに今が自分のスキルが向上している時だと認識を変えて、モチベーションを維持するようにしましょう。

きっとこれを継続していくことによって、更にスキルが上がります。

そのため、当初は自分で想像すらできなかったほど、短時間で多くの仕事をこなせるようになり、利益率が高まって行くはずです。

固定客(リピーター)が増えるから

一つの個人事業を長く継続していれば、必ず固定客(リピーター)が増えていきます。

リピーターが増えるということは、あなたが提供しているサービスや商品の事を気に入ってくれてリピートしてくれるということです。

リピーターというのは、当初は顧客10人中1人か2人かもしれません。

しかし、長く事業継続していくことによって、顧客10人中5人、6人へとリピーター獲得率が上がっていきます。

なぜなら、あなたのスキルが向上して、あなたが提供しているサービスや商品の質も向上していからです。

もしリピーターになる顧客の割合が10人に1人から10人に5人へと上がっていけば、さほど新規開拓する必要もなくなります。

その結果、長期で事業を継続し続ければ、最終的にはリピーターばかりになるので、仕事も楽しくなっていきます。

そのため、あなたの事業をただ継続するだけで利益率が上がっていくのです。

周りの人が応援してくれるようになるから

最初のうちは周りの人も、

  • あなたが何に取り組んでいて、
  • いかに努力しているか

ということを全く知りません。

そのため、あなたも努力が辛いということを、誰にも打ち明けられずにいるかもしれません。

しかし、時間が経つにつれて周りの人達はあなたの努力を認識していくようになります。

例えば、あなたが毎日ブログを作成していれば、そのあなたがひたむきに執筆活動に取り組む姿を見て、あなたの信頼度合いが高まったりします。

またあなたの作成した文章を読んで、その文章が、いかに手がこんでいるかということを読む側も認識し、リピート顧客へと変わっていくきっかけにもなります。

つまり、周りの人が応援してくれるようになるので、あなたが長期継続することによって、あなたが得することは増えていきます。

しかし、途中で物事を投げ出してしまった時には、せっかくあなたの味方についてくれる人達も力を貸してくれなくなってしまうでしょう。

そうしないために、長期で継続する必要があるのです。

個人事業を楽しむことが最重要である理由

どんな物事であれ、長期で継続するためには、その物事自体を楽しむ必要があります。

例えば、勉強が嫌いな子供に対して、勉強させるようにするためには、勉強自体を何らかの形で楽しむ必要があります。

それと同様に、個人事業はとても苦しいものだと捉えていたら、いつかは途中で挫折してしまうでしょう。

そのため、どれだけ苦しかろうと、その事業自体を楽しむ必要があります。

目標や目的を持つことで、モチベーションを維持できるようになる

そのために必要なことは、将来的な目標や目的を持つということです。

自分が個人事業を通して、どのようなことを達成したいのかという目標や目的を明確にすることによって、モチベーションを維持しやすくなります。

確かに、副業として個人事業に取り組む人は、「自分が個人事業をを通して成し遂げたいものなんてない」などと言うかもしれません。

しかし、そんなことを言っているからこそ、副業としての個人事業を途中で挫折してしまう人が多いのです。

そのため、「自分が個人事業を通して、何を成し遂げたいのか」という目標や目的を明確にすることから取り組むべきです。

そうすることで、個人事業を途中で挫折することなく、長期で継続することができるでしょう。

モチベーションを維持することで目標達成を目指すなら、こちらの記事が参考になるのでご覧ください。

404 NOT FOUND | 経営戦略の武器
戦略とは、何をやらないのか(=資源配分)を選択すること

どうしても個人事業を楽しめないなら早めに撤退しよう

ここまで様々な理由があって、個人事業を楽しむべきであると説明してきました。

しかし、それでも個人事業を楽しめないという人は、中にはいると思います。

そのような人は早めに撤退するべきです。

つまり、個人事業を廃業して、別の個人事業に取り組むか、あるいはアルバイトやパートなど、人に雇用されて働くべきであるということです。

一か月間努力してみて、事業を楽しめないなら撤退しよう

個人事業はある一定まで継続しなければ、利益は出ません。

しかし途中で利益は出るまでに挫折してしまえば、それまでの努力が水の泡になってしまいます。

途中で挫折する際に、一か月間努力してみて、個人事業が楽しむことができないと感じるであれば、その時点で撤退した方が、半年間継続して撤退した場合に比べてダメージが少なく済みます。

そのため、どうせ半年や1年継続しなければ、ある程度の利益は出ないので、ダメだとわかればさっさと撤退するべきです。

その仕事が自分に向いているのかどうか、というのを判断するポイントが、楽しいか楽しくないかで判断するべきです。

楽しくないことは、事業が自分に向いていないことのサイン

どうしても、何をやっても個人事業を楽しめないということは、自分にその事業が向いていないことのサインでもあります。

そのサインを見逃す、あるいは放っておくことにより、後で取り返しのつかないほどの損失に繋がる可能性もあります。

言い換えると、1ヶ月あるいは半年継続してみて、どうしても好きになれないような事業であれば、早めに撤退することをおすすめします。

なぜなら、それは自分がその事業に向いていないことの、明確な合図だからです。

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