「思考は現実化する」という言葉を、あなたも聞いたことがあると思います。
これは世界的ベストセラー書籍である、著者ナポレオン・ヒルが執筆した本のタイトル名でもあります。
もしあなたが考えたことが現実になるのであれば、あなたが何をどう考えるのかが重要です。
というのも、もし考えることが曖昧で現実味を帯びていなければ、現実化する可能性は低くなるからです。
そこで一般的に考えられる、人生における「勝ち組」の定義をしっかり行うことで、あなたの願望を明確化することができます。
「勝ち組」という言葉は、大多数の人が羨み、理想な状況であることを指しています。
それでは人生「勝ち組」の人、とはどのような人なのかについて考えていきましょう。
人生「勝ち組」の7つの定義
30代男性の勝ち組の条件を考えてみます。
- 有名な大学を卒業し、経費をかけずに手取り年収で500万円以上ある。
- 独身ではなく既に結婚をしていて、夫婦関係が良好である。
- 複数人の子供がいる。
- 勤務先が有名な大企業である。
- 貯金が1000万円以上ある。
- 勤務時間が1日8時間以内で残業がなく、週一・二回趣味の時間を取れる。
- 友人関係は良好で遊ぶ友達には事欠かない。
年収
勝ち組の理想像といえば、このようなところでしょうか。
もしかしたら年収は500万円では少ないのではないかと突っ込む人もいるかもしれませんが、これはあくまでも手取り500万円と記載しましたので、手取りと額面を混同しないようにしてください。
というのも、今の世の中では、35歳で額面の年収が800万円ある人というのは日本人の1割程度だからです。
その1割の人達でも額面の収入500万円の内、100万・200万円は経費として自腹で負担しているはずなので、結局のところ社会保険料を差し引いての手取り収入は250万円程度でしかありません。
これは外資系企業で個人事業主として働く、コンサルタントや営業職の人によく当てはまります。
そのため経費を差し引いた後の手取り年収500万円というのは、額面でいえば年収800万-1100万に匹敵することを意味するので、実際の感覚よりも収入が高いことを示します。
外資系企業に勤務してる人で、毎日の長時間残業を繰り返し、少なくとも勤続7年以上はなければ達成できないであろう高い収入が、経費と社会保険料を差し引いた後の手取り年収500万という数字です。
家族
結婚していることが勝ち組の条件にならないのでは?、と指摘する人もいるかもしれません。
しかし、実際に結婚できない男性は全体の四分の一と言われています。
男性の四分の一が、一生涯結婚できずに独身でいることになります。
一方で男性の四分の三は結婚しますが、その中にはその後離婚してしまったり、夫婦関係がうまくいかなくなってしまう人も中には多数いることでしょう。
そこで夫婦関係が良好であるという条件を入れました。
子供がいるからといって、幸福になれる訳ではありません。
しかし、子供を欲しいと願っているにも関わらず、経済的な理由から、子供を儲けることを諦める人が現代の世の中は多数いることも事実です。
そこで、子供を二人以上儲けることができる人を勝ち組の条件に入れてみました。
現代の世の中は、結婚した夫婦の二割が子供を儲けることがありません。
残りの、結婚した八割の夫婦は子供を儲けます。
しかし、結婚した夫婦で子供を儲ける人の中だけで計測すると、約40%の人が第一子だけ儲けて、さらにプラス40%の人が第二子まで子供を儲けます。
つまり、三人以上の子供を儲ける人は、結婚した夫婦のうち20%前後であるということです。
双子が産まれたため、望んでいないのに3人以上の子供を出産してしまったという人は、中にはいるかもしれませんが、すべて自らが希望して3人以上の子供を儲けたと言う前提で考えています。
しかしこれ以外にも、そもそも子供を出産しない夫婦が20%いますので、上記の数字はより少なくなる可能性があります。
出典 EL BORDE [エル・ボルデ] 2018.02.19記事
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出典 第1部 世帯と子供の状況 – 東京都福祉保健局より抜粋
出典 総務省統計研修所 松村迪雄「国勢調査による最近の有配偶無子女性の動向」より抜粋
勤務先
勤務先が有名であるかどうかは、実は重要なことです。
なぜならば、自分が起業をしない限りどこかの会社に雇われているということは、有名企業でない限りイコール搾取されていることと同じ意味に繋がるからです。
つまり、どこかで不要な経費をかけた上で従業員の給料を支払っているはずです。
例えば、創業間もない会社であれば、倒産しないために長期の事業継続性を高めるために会社にお金を貯める必要があります。
その代わりに、従業員に支払うべき給料から差し引いて、長期の事業継続性を高めます。
つまり、大半の従業員は一生骨をうずめるまでその会社に勤務するわけでもないのに、会社は全従業員が会社に骨をうずめてもいいぐらいの長期勤務が継続可能になるように資金を積み立てます。
その結果、会社と従業員の間には齟齬が生じてしまうと言えます。
そのため会社に勤務するということは、多かれ少なかれ何らかの点で搾取されることにつながります。
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そこで、できるだけ有名な企業の方が、内部監査がしっかりしているので、会社内部で明らかに必要のないお金の使い道を防ぐことができます。
そのため、従業員への給料も割増してくれるので有名な企業の方が、勝ち組の条件に一致すると考えました。
貯蓄
貯蓄が1000万円以上あるということはすごくの事態に陥っても対応できる資金があるということを意味します、例えばリストラされてしまったり、家族の誰かが病気で治療費がかかってしまうなど1時的にお金がなくなっても12分に対処することができるお金が1000万円です。
どれだけお金を持っていても、どれだけ家族との関わりがうまくいっていても、仕事ばかりの毎日でプライベートの時間がなければ、あなたの人生はつまらないものになってしまうでしょう。
そこで週に一・二回は趣味の時間を十分に取れ、残業がなく仕事が終わった後でも十分に趣味に打ち込めることを勝ち組の条件にしました。
どれだけ仕事がうまくいっていて、家族との関係がうまくいっていても、友人が1人もいなければ色褪せた人生です、なぜならば家族でしか楽しめないことと、親しい友人でしか楽しめないことは異なるからです。
そこであなたが、気晴らしに遊ぼうとした時に声をかけたら、それに乗ってくれる友人を複数持っていることが勝ち組の条件の一つにしました。
まとめ
もちろん、人生で何に重きを置くかは人それぞれで異なります。
しかし、大多数の人が羨む理想的な状態を少しでも明確化することで、あなたの願望は現実化しやすくなり、より良い未来を築く可能性も上がるでしょう。
しかし、この記事に記載した項目で、人生「勝ち組」のすべての項目に関連しているのが、高い収入を得るという条件です。
結婚して子供を産めばいいというわけではなく、家族を養うことができる収入を得ることが不可欠です。
結局のところ、より高い収入を得ることが、より良い未来を築くカギになっています。
人生「勝ち組」の定義を少しでも明確化することにより、あなたの願望を現実化しましょう。
コメント
個人的には「今の自分は幸せです」と胸を張って言える人は、それだけで勝ち組だと思っています。
ひかるんさん
たしかにおっしゃる通りですよね。たとえ病気で死の淵に居る人であろうとも、たとえどれだけお金が無くて貧乏であろうとも、「今の自分は幸せです」と胸を張って言える人こそ勝ち組ですよね。
この記事に記載した勝ち組の項目は、あくまでも例であって、不可欠な要素ではありませんよね。
そのことに今一度気づかせていただいたひかるんさんのコメントに感謝申し上げます。