Kindleの読み上げ機能とICレコーダーの組み合わせることで、オーディオブックを作成しました。
その結果、あまりの便利さに感動したので、オーディオブック化の手順や注意点などについて共有します。
オーディオブックのファイルサイズが大きすぎて整理に困っている人は必見です。
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Kindle読み上げ機能を録音してオーディオブック化
Kindle読み上げ機能を録音してオーディオブック化することについて説明します。
Kindle読み上げ機能を録音してオーディオブック化しようと思った経緯
Kindle読み上げ機能を録音してオーディオブック化するようになった経緯について説明します。
kindle読み上げ機能のマイナスポイント
kindle読み上げ機能のマイナスポイントとしては、読み上げが途中で止まってしまうという点です。
Android端末やiOS端末でKindle読み上げ機能をタブレット端末やスマホで読み上げていたとしても、ポケットの中で無意識的に画面にタッチしてしまったり、何らかの通知が来ることにより、読み上げ機能は停止してしまいます。
さらには、時々 Kindle 読み上げ機能が正常に動作せずに、Kindle を再起動しているにもかかわらず Kindle 読み上げ機能が通常通り動作しないという不具合も頻発していて私は悩んでいました。
そこで問題を解決するために、インターネットを利用していろいろと情報を集めることにしました。
勝間和代氏がブログで提唱
Kindle読み上げ機能を録音してオーディオブック化しようと考えたのは、勝間和代氏がブログで提唱している記事を読んだのがきっかけです。
勝間和代氏が勧めているだけあって、私もやってみようという気持ちになりました。
試してみると、あまりに快適にオーディオブックを作成&聴くことができるようになりまじた。
さらに古いオーディオブックでPCのストレージが圧迫されていたのですが、10分の1以下まで減らすことができました。
さらに読書量は激増したので、ICレコーダーも1台では物足らず、2台まで購入してしまいました。
さらに、読み上げ専用のタブレット端末まで追加購入してしまいました。
つまり2台体制でKindle本をオーディオブック化しているのですが、次の章ではどのようにKindle本からオーディオブックを作成するのかについて説明していきます。
Kindle読み上げ機能を録音してオーディオブック化に必要なもの
Kindle読み上げオーディオブック化に必要なものを説明します。
まず必要なのは
- Androidのタブレットの端末
- ICレコーダー
- オーディオケーブル
の3点です。
私が購入したものをそれぞれ記載します。
私はAndroid端末として既に「Huawei MediaPad M3」を所有していましたが、2台体制でKindleオーディオブック化に挑むため、「HUAWEI MediaPad T3 7 タブレット 7.0インチ W-Fiモデル RAM2GB/ROM16GB」を追加購入しました。たしかにHUAWEI MediaPad T3 7は性能が低いですが、Kindle読み上げさえできればOKという考えでした。
ICレコーダーについては「ソニーICレコーダー 4GB ICD-UX570F」がコスパ的に最適です。その理由については後述しますが、こちらの製品を2台購入しましょう。
私はオーディオケーブルは以下の1年保証付きの「Amazonベーシック ステレオミニプラグ オーディオケーブル 3.5mm 1.2m 2点セット 」を購入しました。
コスト
気になるコスト面ですが、iCレコーダー1台あたり1万2000円です、またタブレット端末はHuaweiのタブレット端末で1万円から2万円程度です。
私はもともと、Kindle読み上げ機能を十分にこなせる程度の性能の高いHuaweiのタブレット端末「Huawei MediaPad M3」を持っていたので、合計2台で読み上げ機能を作動して夜は床に着くようにしています。
そうすることで、1日あたり最低でも4つ程度はオーディオブックを作成することができるようになるので、私が持つKindle本250冊を全てオーディオブック化する日はそう遠くはありません。
大体2~3ヶ月程度で完了する予定です。
(追記 1ヶ月半で完了しました。)
今回のオーディオブック化は今までのオーディオブックの概念を打ち壊すとても画期的で斬新な方法であり、私の生活を一変させました。
勝間和代さん教えていただいてありがとうございました!
ICレコーダーとタブレット端末は何を買うべきか
今回の件で、私が最も迷ったのは、ICレコーダーとタブレット端末はそれぞれ何を買うべきなのかという点です。
色々と調べて情報を比較し、悩んだ挙げ句私がたどり着いた結論とその経緯を説明します。
ICレコーダーはシンクロ録音機能が必須
ICレコーダーは3種類あって、それぞれ値段が異なっています。
ここで重要な機能というのは、シンクロ録音という機能です。
これはオーディオブックの読み上げが2秒間無音状態が続いた時に、自動的に録音を停止するという機能です。
シンクロ録音は、カスタマーセンターに問い合わせて調べてもらいました。
その結果、ソニーが販売している現行のソニー製の端末ICレコーダーにおいて、二機種しか備わっていないということが判明しました。
シンクロ録音がないと自動的に録音をすることができないので、ファイルサイズが膨大なものになってしまいますので必須の機能だといえます。
外部の音、例えば会議中の声を録音するために使う機能と、オーディオブックを作成するためにタブレット端末同士の音声を録音する時の機能は全く別物です。
シンクロ録音というキーワードは、全てのICレコーダー機器において共通用語です。
そのためソニー製以外の他社製のICレコーダーにおいても、Kindle読み上げのためにどの商品を購入するべきかという際に、必ずチェックすべき項目です。
シンクロ録音というのは、ソニーの比較表などに記載がありません。
そのため、ソニーのカスタマーセンターに電話をして担当者に確認してもらうか、取扱説明書を自力で読まない限り分からないことだとソニーのカスタマーサポートの方はおっしゃっていました。
つまりインターネットサイト上に公表されている情報元では判断できないので、説明書を直接読んでみる必要があると回答されたということです。
せっかくICレコーダーを購入したのに、オーディオブック化できなければ全くの無駄金になります。
そのため IC レコーダーを購入する際は、メーカーのカスタマーセンターに事前に問い合わせてシンクロ機能が備わっているかどうかを確認してから購入するようにしましょう。
こちらであればシンクロ録音に対応するKindleオーディオブック化に適したICレコーダーなので、皆さんもオーディオブック化に挑戦したい方は、私が知る限りでコスパ最強ですのでお勧めです。
しかし欲を出すと、録音が完了した後に、正常に録音できているかを確認する際に、Bluetooth接続さえできればワイヤレスイヤホン等で録音内容を確認することも可能です。
例えば、一人暮らしならばICレコーダー本体から直接音を出しても気にならないでしょうが、正常に録音できているかを深夜に確認していると、家族や同居人が起きてしまわないか気になる人もいることでしょう。
そこで、こちらのソニー製でBluetooth対応の「ワンランク上のICレコーダー」であればBluetooth接続ができるので、ワイヤレスイヤホン等で録音内容を確認できるので便利です。
また、録音したMP3データを、iPhoneやAndroid端末に転送する時間がもったいないと感じる方も、録音内容をICレコーダーからBluetooth接続したワイヤレスイヤホンで聴くことができるのでオススメです。
ソニー Bluetooth対応のICレコーダー PCM-A10はこちら
低スペックのタブレットで十分だが、Android バージョン6以降が必要
また、今回の Kindle オーディオブック化に伴って、私が追加でHuaweiのタブレット端末を購入したという点ですが、タブレット端末は低スペックで十分です。
オーディオブック化のためだけに高すぎるスペックや多様な機能は、お金の無駄なので必要ありません。
そのため Android バージョン7以降は不要ということになります。
しかしながらAndroid バージョン6以降でなければKindle読み上げ機能で音声品質の高いものを使用することができません。
例えば私は2013年に購入した古いタブレット端末「Xperia Tablet Z Wi-Fiモデル SGP312JP/W [ホワイト]」をもう一台持っていますが、Kindle読み上げ録音には使用できません。
というのも、その古いタブレットはAndroidバージョン4.4 なので、それ以上システムがアップデートされず、kindle読み上げ機能が最新の高い音声の音質で録音することができないからです。
MediaPad T3 7では、最新の音声をインストールするには以下の2つのアプリをインストールする必要があるので注意して下さい。(2018年以降くらいに発売された最新版のハイスペックなHuaweiタブレットではインストール不要。)
このことは、私もHuaweiのカスタマーセンターに問い合わせて教えてもらわなければわかりませんでした。
2019年8月のOS更新により、Androidの音声読み上げ音声品質が劇的に向上した
2019年8月に入ってから、Androidの音声読み上げ音声の品質が劇的に向上しました。
人が話しているのとほぼ変わらないような音声で、読み上げてくれるようになったのです。
2019年8月以前のkindle読み上げ機能の音声はどこか機械的で、長時間聞いていると眠たくなってしまうことが多々ありました。
しかし声の抑揚が発達し、より人間に近づいてきたので、どれだけ長時間聞いても不快になることがなくなりました。
つまり読み上げ音声の質の向上により、kindle読み上げから得る情報量が増大したということです。
その結果、本の内容をより理解できるようになりました。
ここから人間が本を読み上げてする録音するという仕事が、これからますます減っていくであろうことも予想できます。

例えば人間が本を一冊読み上げるのには莫大な労力と時間が必要になります。
しかしKindle読み上げ機能を使うことによって、安価なタブレットであっても複数端末用いさえすれば、1日に何十冊も読み上げさせることが誰でも容易にできます。
そのためこの文明の利器を活用しない手はありません。あなたも是非試してみてください。
ちなみに、Kindle Fire端末ではAndroidバージョンが古いせいか、高品質の音声ではなく、低品質な音声で読み上げすることになるので、Kindle読み上げ録音オーディオブック化には適していません。
読み上げ機能の音声品質を気にしないのであれば、Kindle読み上げ自体はしてくれるので構いません。しかし、読み上げ音声品質が高い方が、抑揚を付けて本を読み上げることにより情報量が増すので読書の価値が高まります。
そのためKindle Fireではなく、別のAndroidの端末を購入することをオススメします。
Kindle読み上げ機能を録音してオーディオブック化の手順
まずタブレット本体のイヤホンの差込口にオーディオケーブルを差します。
そのコードの先にはICレコーダーを繋ぐのです。
夜中寝る前にkindle読み上げ機能と録音をスタートし、朝起きるとオーディオブックが完成しているというような流れになります。
これを活用すれば今までたった一回しか読まずに放っておいたKindle本も、読み返すきっかけになります。
その結果何の精神的な負担を感じることなく、耳から読書することが可能になります。
オーディオブックのファイルのサイズが小さいというメリット
オーディオブック化をする際の重要なポイントは、オーディオブックのファイルのサイズがとても小さいという点です。
48Kという音質で録音するので、一冊あたり大体50MBから130MB程度にとどまります。
FEBEなどでオーディオブックを購入すると、一冊あたり700MBから、1GB程度に達してしまいます。
そのため、スマホに入れて持ち歩こうとすれば、スマホのストレージを食いつぶしてしまいます。
そのため、オーディオブックをスマホに全て入れて持ち歩くというのは、全オーディオブックだけで227GBもあった私にとって、容量がいくらあっても足らないので不可能でした。
しかし、Kindle読み上げ機能とICレコーダー録音により、圧縮されたファイルを作成することができます。
そのため、私が持っている250冊程度のKindle本を全てICレコーダーでオーディオブック化したとしても、たったの25GBに過ぎないので、全てのオーディオブックを持ち歩くことが可能になるのです。
今まで、どのオーディオブックを聞こうかと、iTunesでスマホのストレージを気にしながら入れていく作業はとても苦痛でした。
なぜならば、聞きたい時に手元に対象となるファイルが存在しない場合には、いちいち自宅に帰って、パソコンでスマホへオーディオブックを入れ直す必要があるからです。
このような不要な作業から解放されただけで、今回のICレコーダーにお金を使ったかいがあります。
次のステップ
Kindleを録音し、オーディオブックを聴く準備が整ったら、次に用意するべきなのは質の高いイヤホンです。
なぜなら安物のイヤホンだと、
- 移動中や
- 外出先
で周りの雑音により、せっかく作成したオーディオブックを聞き漏らしてしまう可能性が高いからです。
本の大事な部分を聞き漏らしてしまうと、オーディオブックの価値を半減させてしまいます。
そこで、オーディオブックの聴き漏れを防ぐために、AirPods Proを使うことで価値を最大限にまで高めることができます。
AirPods Proについて詳しくは「【AirPods Proレビュー】イヤホンや充電ケースの規格性能
」をご参照ください。

また、ワイヤレスイヤホンの選び方や、複数商品との比較については、こちらの記事をご覧ください。

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