Simeji for iOSが 2019年7月23日のiOSアップデートにより、改悪されてしまいました。
Simejiは音声認識の精度が最も高く、音声入力を活用するブロガーにとっては必須のアイテムです。
そこで具体的な問題点と対処法を説明します。
ブロガーなど音声入力を多用する人は必見です。
Simeji for iOSが改悪された
Simeji for iOSは「Google音声入力」や「Apple社のiOSのデフォルトの音声入力」と比較して、
- 精度も高いし、
- 音声入力を開始するまでのスピードも高く、
品質は申し分ないという出来でした。
しかし2019年7月23日のiOSアップデートにより、Simeji for iOSが改悪されてしまいました。
具体的に言うと、音声入力のボタンをキーボード上で押すことによって、Simejiアプリがいちいち立ち上がる仕様に変わってしまいました。
私は当初バグかと思い、再起動など色々試してみましたが改善しないので、Simejiアプリの「フィードバックを送る」から開発元にメールで問い合わせてみたところ、以下のように回答がありました。
ご不便をおかけしております。
OSバージョン12.4によって、Apple側の規定が変わったため、仕様を変更いたしました。
こちらにて改善できない部分もありますので、Apple様にもお問い合わせしていただければ幸いです。
この回答はまるで、「残念ですがSimeji for iOSはこのままでは使い物にならないので、音声入力をする際には別のものを使用してください。あなたもApple側に仕様を元に戻してもらえるよう、文句を言ってくだされば助かります…」とでも言わんばかりの悲しげな回答です。
私としては Simeji for iOS が気に入っていたので大変残念ですが、おそらく今回の変更は元には戻らない可能性が高いです。
そこで私は潔く諦めて、別の音声入力の方法を試していたのですが、 Simeji for Android を使っていると、私が今まで思っていた以上に使い勝手が良いということに気がつきました。
そこで以下にSimeji for Android の魅力について説明していきます。
Simeji for Androidは音声入力の最適な手段である3つの利点
以下4つの音声入力方法の中で、Simeji for Androidは性能面で最も優れています。
- Simeji for Android
- Simeji for iOS
- Google 音声入力
- Apple社のiOS デフォルトの音声入力
そこでSimeji for Androidは音声入力の最適な手段である、ということを示す3つの利点について具体的に説明していきます。
①Simeji for Androidはアプリがいちいち立ち上がらず今まで通り使える
まず1つ目の利点を説明します。
Simeji for iOSとSimeji for Androidはそれぞれ仕様が異なっています。
そのためiOSのアップデートの影響を受けたSimeji for iOSと違って、Simeji for AndroidではいちいちSimejiアプリが立ち上がるなどという心配はありません。
つまり音声入力をスピーディーに高い精度で今まで通り入力するためには、Simeji for iOSは諦めて、Simeji for Androidに乗り換えるべきであるいうことです。
②音声入力の待機時間が、Simeji for Androidは Simeji for iOSより長い
次にSimeji for Androidの2つ目の利点を説明します。
それは音声入力の待機時間がSimeji for iOSより長いということです。
いずれにせよSimejiアプリは、音声入力をしていない状態が続くと自動的に停止してしまいます。
その待機時間が短いと、停止するたびにいちいち音声入力ボタンを押さなければいけないので、余計な手間が増えてしまいます。
しかしSimeji for Androidは音声入力の待機時間が、Simeji for iOSよりも長いので、使い勝手がより良いと言えます。
③Simeji for Androidの音声入力の開始ボタンをマウスで押せるから操作が楽
最後にSimeji for Androidの3つ目の利点を説明します。
それは、Simeji for Androidの開始ボタンを、マウスで押すことができるので操作が楽であるという点です。
iOS端末とは異なり、Android端末はBluetooth接続することによって、タブレット上でマウスを操作することができます。
私が使っている、ロジクールのマウスはこちらです。
マウスでSimeji for Androidを使うことによって、音声入力をする環境が快適になります。
というのも音声入力ボタンを押すために、いちいちタブレットの前に手を持っていって画面をタップする必要がなくなるからです。
その結果、手軽に音声入力を、マウスのクリック1つで開始することができるようになります。
私は今までSimeji for iOSを使っていたのですが、よくよく考えてみるとSimeji for Androidの方が音声入力をする環境としては適していることが判明しました。
そのため、Simeji for iOSが使い物にならなくなった事は、結果オーライで幸運な出来事として捉えることができるようになりました。
外出先に大きなAndroidタブレットを持ち歩くと邪魔になってしまう問題
しかし、私は外出先に大きなAndroidタブレットを持ち歩くと邪魔になってしまうので、Simeji for Androidで音声入力したいならば、
- iPhoneからAndroidにスマホの乗り換えをするべきか
- iPhoneとAndroidのスマホ2台持ちをするべきか
という二択のどちらかを選択する必要に迫られています。
そこで色々悩んだ結果、現状維持、つまり外出先はSimeji for iOSで我慢するべきであるという結論に至りました。
その理由を以下に説明していきます。
iPhoneユーザーがAndroidに乗り換えたり、二台持ちをせず、Simeji for iOSで我慢すべき理由
iPhoneユーザーがAndroidに乗り換えたり二台持ちをせず、Simeji for iOSで我慢すべき理由を説明します。
そもそも音声入力の精度が上がってきたのは、ここ数年のことです。
そして今後は、音声入力の精度がさらに上がっていくことが予想できます。
少なくとも5年後には、 Google 音声入力や iOS のデフォルトの音声入力でさえも、現在の Simeji の音声認識の精度を上回っているはずです。
来年以降は5Gが導入されるので、さらに質の高い大量の情報が集まることにより、音声入力の精度もさらに進化していくことは間違いありません。
(5Gという言葉の意味を知らない方は以下の記事をどうぞ。)
そのため Simeji 以外にも、音声入力の分野に別の企業が進出してきてもおかしくないでしょう。
また、Simeji for Android を使うためだけに、私が今まで使い慣れた iOS 端末を手放してAndroid 端末のスマホに乗り換えるのは得策ではないと感じます。
スマホをiOSからAndroidに乗り換えることによって、スマホの使い方に慣れるまでに不要な時間がかかってしまうでしょう。
つまり、いずれ解決されるであろう音声入力に関する問題のために、スマホを乗り換えるのは割に合わないので、現状維持のままでiPhone を使い続けるべきであるという結論に至りました。
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