トップ営業マンの年収や特徴を知りたいですか?
トップ営業マンとは、
- どのような人のことを指すのか?また、
- トップ営業マンの共通点、
- トップ営業マンになるにはどうすればよいのか?
などについて説明していきます。
セールスに携わる経営者やビジネスパーソンは必見です。
トップ営業とは
どの会社にもある一定数、優秀な人材というのは所属していると思います。
例えば大企業であり、大体1つの営業部門に100人程度いると考えたら、その中で常に1位か2位を取ることができる人のことをトップ営業と呼びます。
このトップ営業とはどのような人物なのか、またトップ営業になるためにはどうするべきかを説明していきます。
トップ営業マンになるには
トップ営業マンになるためには、まず仕事に時間を費やす必要があります。
労働時間を長くすることはもちろんのこと、プライベートの時間ですら、勉強をし続ける必要があります。
楽をしてトップ営業マンになれるということはありえません。
もしトップ営業マンに、楽をしてなれたとしても、収入はたかが知れているはずです。
言い換えると大金を稼ぐトップ営業マンは大きなリスクを背負ってトップに君臨しています。
例えば、自腹でビジネス書やセミナーなどに参加して、自分を磨き続ける必要があります。
また、顧客との接待費用は自腹で捻出して、ライバルたちと差をつけます。さらに、もしライバルが1日10時間労働で働いていたら、トップ営業マンは1日15時間働きます。
つまり、誰がどうやってもトップにならざるを得ないぐらいの、時間と労力を費やすからこそ、トップ営業マンになれるのです。
周りの人から見たら、大した努力もせずにトップ営業マンになっているかのように思われ、羨ましがられることも多いでしょう。
しかし、決してそのようなことはありません。
大きな代償を払い、リスクを背負ってまで自分を磨き続けるからこそ、トップ営業マンになれるのです。
その点を勘違いしてはいけません。
トップ営業マンの年収
トップ営業マンの年収は、会社ごとに全く異なっています。
例えば、外資系企業のトップ営業マンは、7000万~1億円ほどの年収を稼いでいる人もいます。
一方で、コールセンタースタッフなどのオペレーターとして働いていており、いわゆるテレフォンアポインターとしてトップ営業マンになったとしても、せいぜい年収350万~450万円程度が関の山です。
なぜここまで年収の幅があるのかと言うと、その営業マンの雇用形態が
- 個人事業主であるのか、それとも
- 一般のサラリーマンであるのか
などによって、大きく左右されてしまうからです。
例えば、外資系企業でよく見られるように、雇用形態が個人事業主である場合は、経費は自腹で捻出しなければいけないので、その分高収入になる傾向があります。
外資系企業について詳しくはこちらの記事をどうぞ。
あるいは、外資系企業で高い業績を上げられなかったとしても、10年程度の長い期間を勤め上げることで、継続手数料だけで飯を食べていけるようになる可能性もあります。
各社ごとに給料システムは異なっているため、外資系企業に入社する前に、しつこく確認をしておく必要があるといえます。
一方で、サラリーマンというのは、雇用している会社側がリスクを負っているので、受け取る給与のぶれ幅は少なく、収入は安定しています。
そのため会社に利益をもたらせば、その分の利益が企業として還元される仕組みになっているので、解雇されたり、手取りの収入がマイナスになることはほぼないでしょう。
その代わりに年収が高くなる可能性も低いと言えます。
このように、トップ営業マンの年収は雇用形態によって大きく左右されます。
そのため、入社する前に面接官に十分な確認を取り、リスクとリターンを考慮した上で、入社するべきかどうかを決めるようにしましょう。
トップ営業マンの特徴や共通点
トップ営業マンは営業の基本を重視する。
トップ営業マンというのは、営業の基本をとにかく大事にします。
裏を返せば営業の基本を徹底しなければ、トップ営業マンになることは不可能であるとも言えます。
営業の基本というのは、大きく2つに分けることができます。
一つは営業、もう一つはマーケティングです。
営業というのは商品に興味があるという人に、その商品の使い方や特徴をわかりやすく説明することを指します。
二つ目のマーケティングというのは、商品に興味がある顧客を、どれだけ短時間で多く集めることです。
トップ営業マンはマーケティングの重要性を熟知しているので、空いた時間は常にマーケティングに時間を費やしています。
その結果、大量の活動量に乗じて営業の成果が出ているのです。
確かに、顧客に分かりやすく説明することは不可欠かもしれません。
しかし、全体の業績に対して、どれだけ分かりやすく説明できるかによって左右される割合としては、せいぜい10%程度です。
つまり90%はマーケティングの成果によって業績は左右されてしまうので、マーケティングに専念するべきであるという営業の基本を、トップ営業になりたければ理解する必要があります。
マーケティングについて、詳しくはこちらの記事をどうぞ。
トップ営業は「社長の心を掴む」のが上手い
トップ営業は社長の心を掴むのが上手です。
例えば初めてお会いした社長に対して、自分のことは話さずに、まずはヒアリングを重視します。
社長の悩みや趣味、子供の教育に関する考え方など、あらゆる世間話を通して社長のリサーチに専念します。
社長の話をよく聞いて、ヒアリングを十分に行ってから、商品を説明しにかかります。
そうすることで、最終的に「もう少し検討したい」と社長に言わせません。
また、社長が望む商品や商品設計を提案することができるのです。
そのため、トップ営業は社長の話をよく聞くということは、全てのトップ営業において必ず共通している点です。
トップ営業が身につけている営業スキルについては、こちらの記事で詳しく紹介していますので、興味のある方は参考にされてください。
トップ営業は、営業よりマーケティングを重視する
前述の通り、営業よりもマーケティングのほうが重要であると言う点は間違いありません。
なぜなら、購入する意思のない顧客は、どんな営業トークを使っても説得することはできないからです。
わかりやすい営業トークによって、顧客が意思を左右する度合いは、たかが10%程度でしょう。
また、ある程度勤続年数が上がることによって、営業トークは次第に身についていくはずなので、営業トークを磨こうと努力する必要はありません。
反対に、営業トークを磨くためにトークスクリプトを丸暗記しようとすると、顧客に話している時に「丸暗記したことをただ話しているだけだな」ということが伝わってしまいます。
そのため、営業トークを磨くことで、逆効果を招く可能性すらあるので、営業トークを磨くよりもマーケティング専念するようにしましょう。
飛び込み営業でトップになるために、絶対守るべきルール
飛び込み営業でトップ営業になりたいならば、絶対的に守るべきルールがあります。
それは、今すぐに商品を購入したいという顧客にだけ時間を割くというルールです。
商品に興味がない顧客に対し、営業をかけることは絶対に避けるべきです。
なぜならばどれだけ時間をかけて説明や説得をしても、すぐに契約に至ることないからです。
そのため、飛び込み営業という作業は、この顧客は今すぐ商品を購入する意思があるのかどうか、という点を正確に見分けることができる能力を必要とされます。
言い換えると、飛び込み営業でトップになりたければ、マーケティング力が不可欠と言えます。
この記事と関連する内容なので、興味のある方はこちらの記事も参考にされてください。
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