1Passwordを使用して、個人情報の保護を更に強化し、常に自分のアカウントにアクセスできるようにする方法を説明します。
1Passwordアカウントで保管されている個人情報に他人がアクセスすることは、ほぼ不可能になるよう設計されています。また、1Password内のデータは一連の暗号化の技術によって保護されています。以下に説明する各ステップに従うことによって、1Passwordによる保護をさらに強化していきましょう。
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マスターパスワードを保護する
1Passwordアカウントの最初の防御線は、優れたマスターパスワードです。マスターパスワードによって、
- データを暗号化し、
- アカウントを保護し、
- あなた以外の人が1Password内に保管する情報を閲覧できなく
してくれます。
マスターパスワードを保護するため、以下3つのルールを守りましょう。
- 強力なマスターパスワードを選択してください。
- 1Passwordアカウントを作成するとき、1Passwordを使えば優れたマスターパスワードを提案してくれます。もし自力でパスワードを作成した場合、推測が難しくても、覚えやすいパスワードを選んでください。強力なマスターパスワードの作成に関する詳細は、こちらの記事をご覧ください。
- マスターパスワードは1Password専用のものにしてください。
- セキュリティ侵害が発生した他のWebサイトと同じマスターパスワードを使用した場合、ハッカーなどの攻撃者が、そのパスワードを使用してあなたの1Passwordアカウントに侵入しようと試みる可能性があります。それゆえ、マスターパスワードが他の場所で使用されていないことを確認してください。
- マスターパスワードは非公開にしてください。
- マスターパスワードは、他人に知られてはいけません。例えば、1Password Supportですら、マスターパスワードを教えてほしいと要求することはありません。もしあなたがマスターパスワードを忘れてしまい、1Passwordアカウントにアクセスできなくなった場合は、1Passwordファミリーや、1Passwordチームの管理者が、メンバーのアクセス権を回復(リセット)させることができます。
Emergency Kitを準備する
アカウント作成時に自動的に作成されるEmergency Kitは、あなたの1Passwordのアカウントにアクセスするために必要な情報のすべてを含んでいます。そのため、Emergency Kitを他人と共有しないことが重要です。
Emergency Kitを保管する際に、以下3つのルールを守るようにしましょう。
- Emergency KitをPC以外の場所に保管する。
- Emergency KitをUSBフラッシュドライブに置くか、コピーを紙に印刷したり、クラウド上に保管してください。Emergency Kitは、サインインできない危機から救ってくれます。そのため、コンピュータに何か問題が発生した場合に備えて、Emergency Kitによってアクセスできるようにしておくことが重要です。
- マスターパスワードをEmergency Kitに記入してください。
- マスターパスワードを忘れた場合に備えて、マスターパスワードを保管している場所をEmergency Kitに記入することにより、バックアップをすることができます。他の1Passwordファミリーや1Passwordチームの管理者のような、自分のアカウントを回復してくれる人がいない場合、特に役立つ手段です。
- Emergency Kitは安全な場所に保管してください。
- パスポート、公的証明書、その他の重要な書類などと一緒に、Emergency Kitを金庫などに入れて保管することをおすすめします。その際に、複数のEmergency Kitのコピーを作成しても構いません。しかし、自分自身への電子メールを送信することは、誤送信のリスクがあるので避けるべきです。その代わりに、Emergency Kitをオンラインストレージなどに保存しましょう。
1Passwordで保管する
あなたが1Passwordアカウントを持っているなら、すでに1Passwordが日常生活の重要な一部になっていることでしょう。また、1Passwordを初めて使用する場合は、重要なデータを保管するために、1Passwordを徹底活用するようにしましょう。
以下に挙げるような場面で、1Passwordを活用されることをおすすめします。
- 保管庫を使用して重要なデータを保管する。
- 1Password内でパスワード・クレジットカード情報・機密文書を保管する方が、複数の場所に分散させるよりもセキュリティ面で優れています。1Passwordはセキュリティ面を念頭に置き構築されています。例えば、PCのデスクトップ画面に保存するテキスト文書とは性質が異なります。
- 新しいアカウントを作成するときは、いつでもパスワードジェネレータを使用する。
- 新しいアカウントを作成するときは、いつでもパスワードジェネレータを使用しましょう。自力で手動でパスワードを作成しているのであれば、より安全なパスワードにするために、パスワードジェネレータを使用するべきです。既存のパスワードを変更して強力にするためにも使用できます。
- 1Passwordを使用して、家族やチームメンバーと情報を共有する。
- テキストメッセージや電子メールによって、パスワードやその他の機密情報を送信するのは安全ではありません。その一方で、1Passwordの保管庫に情報を保存し、チームメイトやあなたの家族と保管庫を共有することで、メンバー間で安全に情報共有ができます。
- 1Passwordを使って、家族やチームメンバー以外の人と情報を共有する。
- 1Passwordを使用して、招待した保管庫のみを表示してゲストメンバーと情報を共有することもできます。その結果、招待したゲストメンバーに対し、1Passwordのすべてのデータへのフルアクセスを許可することなく、安全に情報を共有できます。
- チームメンバーのアクセス権を回復させる。
- マスターパスワードを忘れた場合や、シークレットキーを紛失した場合は、家族やチームの管理者がチームメンバーの1Passwordアカウントへのアクセスを回復させることができます。家族やチームの管理者として信頼できる人を指名することは、常にメンバー全員が1Passwordアカウントにアクセスできるようにすることに繋がります。
- 複数の端末で1Passwordを使用する。
- 1Passwordアカウントを持つメリットの1つは、どこからでもデータにアクセスができる点です。1Passwordアプリを複数端末にインストールすることで、いずれかの端末に問題が発生した場合でも、常にデータにアクセスできるようにできます。
もっと詳しく知る
1Passwordについてもっと詳しく知りたい方向けに、おすすめ記事を紹介します。
【1Password】シークレットキーの仕組み【セキュリティ構造】
シークレットキーとは、マスターパスワードに加えて、別次元のセキュリティを追加することにより、1Passwordアカウントを安全に保護するためのものです。
シークレットキーの構造上、
- キーを誰にも知られてはいけない理由や、
- 1Passwordアカウントを安全に保護する仕組み
等を説明します。
1PasswordのFace IDのセキュリティについて【iOS版】
Face IDを使用したときに1Passwordが、iPhoneとiPad Proのデータを、どのように保護しているのかを説明します。
Android版1Password指紋認証の設定【セキュリティの仕組み】
Android端末の1Passwordを使い、指紋認証でロック解除できるように設定する方法を説明します。
また、Android版1Passwordの指紋ロック解除を使用するときに、1Passwordがデータを保護する方法を説明します。
1Password同期時にデータを保護する仕組み【Dropbox・iCloud】
1Passwordを、
- 1Passwordアカウント
- Dropbox
- iCloud
- WLANサーバー
と同期させる際に、1Passwordデータはどう保護されるかを説明します。
1Passwordのセキュリティの仕組みを知りたい人は必見です。
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