1Passwordのシークレットキーについて知りたいですか？
シークレットキーとは、マスターパスワードに加えて、別次元のセキュリティを追加することにより、1Passwordアカウントを安全に保護するためのものです。
シークレットキーの構造上、
- キーを誰にも知られてはいけない理由や、
- 1Passwordアカウントを安全に保護する仕組み
等を説明します。
1Passwordシークレットキーのサンプル
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1Passwordのシークレットキー
1Passwordのシークレットキーについて説明します。
1Passwordのシークレットキーとは
シークレットキーとは、ダッシュで区切られた34の文字と数字です。アカウントへのサインインに使用した端末と緊急キットに保存されており、作成者のみがアクセスできます。シークレットキーは、マスターパスワードと連携してデータを暗号化し、1Passwordアカウントを安全に保ちます。
シークレットキーは：
- 1Passwordユーザーは独自のシークレットキーを持っています。
- シークレットキーは、自分のPCやスマホ、タブレット端末で作成されます。1Passwordの運営会社ですら、シークレットキーの記録はされないので、紛失したとしたら回復することは不可能です。
シークレットキーは、以下に挙げるようなものではありません。
- ライセンスキーまたはシリアル番号などとは異なるものです。というのも、シークレットキーは、1Passwordを購入することとは無関係の暗号化キーだからです。
- バックアップコード。またはマスターパスワードを忘れてしまったた場合は、1Passwordに二度とサインインすることはできません。
シークレットキーが記載されている場所を確認するには、以下の記事をご参照ください。
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1Passwordのシークレットキーを、誰にも知られてはいけない理由
シークレットキーなしでは、1Passwordデータにアクセスすることはできません。それは1Passwordユーザー本人も同様に当てはまるので、常にシークレットキーを確認できるようにしておく必用があります。
- シークレットキーは、誰にも知られることのないようにしましょう。シークレットキーを、1Password運営側にメール送信したり、ネット上に公開したりしないでください。
- シークレットキーを含む緊急キットを保存しておきましょう。そうすれば、端末に何かが起こっても、それを見つけることができます。
「Emergency Kitを保管する」ことで紛失や災害など、万が一に備える方法について詳細は以下の記事をご参照ください。
シークレットキーが1Passwordアカウントを保護する仕組み
シークレットキーが1Passwordアカウントを保護する仕組みを説明します。
シークレットキーとマスターパスワードの両方がデータを保護します。この2つを組み合わせることで、1Passwordに保存してあるすべてのデータを暗号化することができる、暗号化キーを作成します。
ユーザーはマスターパスワードを記憶しておく必要があるめ、ある程度強力なものであるとしかいえません。具体的にいうとそれでも平均で約40ビットであり、十分に予測は不可能といえます。シークレットキーの場合はユーザーが記憶する必要はありませんので、より強力にすることができます。具体的にいうと、128ビットであるため予測はほぼ不可能と言えます。ハッカーなどの攻撃者がどれだけのお金や計算能力を駆使したとしても、推測できないので安心です。
これらの
- ユーザーが記憶する必要があるものと、
- ユーザーが記憶する必要がないもの
との違いにより、マスターパスワードとシークレットキーを使用して、さまざまな種類の脅威からアカウントを保護することを可能にしてくれています。
- マスターパスワードは、端末上のデータを保護します。端末またはバックアップにアクセスできる人は、マスターパスワードなしでは1Passwordのロックを解除できません。マスターパスワードはユーザーだけが知っています。
- シークレットキーは、端末からデータを保護します。サーバーに対してブルーフォースアタック（総当たり攻撃）を試みるハッカー等は、シークレットキーがなければデータを解読することはできません。
マスターパスワードと同様に、シークレットキーは決して外部に送信されることはありません。ただし、ユーザーはシークレットキーを記憶できません。そのため、1Passwordはシークレットキーのコピーを保存してくれ、ユーザーが以下のことを実行することも可能にしてくれます。
- 毎回シークレットキーを入力せずに1Passwordのロックを解除します。1Password.comのアカウントへのサインイン時に使用されたシークレットキーは、1Passwordアプリとブラウザに保存されます。
- 端末を紛失しても問題ありません。シークレットキーの暗号化されたコピーは、端末のバックアップとキーチェーンに保存されるので、1Passwordデータを失うことはありません。iCloud Driveを有効にしていて、Mac、iPhone、またはiPadを紛失した場合、バックアップから1Passwordを復元することができ、さらにマスターパスワードだけで1Passwordのロックを解除することができます。Androidバックアップの場合も同様です。
もっと知りたい
1Passwordについてもっと知りたい方向けに、より詳細な情報を説明します。
1Passwordのシークレットキーの最初の2文字はバージョン番号
1Passwordのシークレットキーの最初の2文字はバージョン番号（「A3」）であり、その後に6文字の識別子が続きます。このことは1Password全アカウント共通であるため、これさえ知っておけば、何らかの問題が発生したときのトラブルシューティングのために役立つことでしょう。
シークレットキーは、旧バージョンの1Passwordでは「アカウントキー」と呼ばれていました。そのため、緊急キットでは「アカウントキー」とラベル付けされている場合がありますが、
- シークレットキーも
- アカウントキーも
まったく同じものですのでご注意ください。
1Passwordの使い方についてもっと知りたい
1Passwordの使い方についてもっと詳しく知りたい方向けに、おすすめの記事を紹介します。
1Passwordの「シークレットキー」と「セットアップコード」の確認方法
シークレットキーを使用することで、新しい端末やWebブラウザで、1Passwordアカウントにサインインすることができます。
1Passwordのスタンドアロンライセンスを購入した場合、シークレットキーは存在せず、1Passwordアプリを開いたときにサインインする必要はありません。
以下に説明する方法で、シークレットキーとセットアップコードをご確認ください。
1Passwordの安全なセキュリティの仕組み【暗号化技術】
1Passwordの安全なセキュリティの仕組みについて説明します。
1Passwordが、データを暗号化することでプライバシーを保護し、個人情報を保護している方法を紹介します。
1Passwordに保管した個人情報の流出を懸念している方は必見です。
1Passwordの使い方のまとめ【Windows・Ｍac・iOS・Android】
1Passwordの使い方の全体像を把握するための「まとめページ」です。
1Passwordの使い方に関する記事を、
の4種類に分類して説明します。
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