Android端末の1Passwordを使い、指紋認証でロック解除できるように設定する方法を説明します。
また、Android版1Passwordの指紋ロック解除を使用するときに、1Passwordがデータを保護する方法を説明します。
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指紋ロック解除の設定
1Passwordで指紋ロック解除を設定する前に、Android端末に指紋ロック解除設定を行う必要があります。その後、次の手順に従います。
- 1Passwordを開いてロック解除します。
- [設定]> [セキュリティ]をタップし、次にをタップして[指紋ロック解除]をオンにします。
- 指紋センサーに指を置きます。
設定後は、マスターパスワードの代わりに指紋を使って1Passwordのロックを解除することができます。
指紋ロック解除を使用
指紋ロック解除を設定した後、1Passwordを開きます。マスターパスワードの代わりに指紋の入力を求められます。1Passwordのロックが解除されるまで、指紋センサーに指を置きます。
指紋認証アイコンが表示されない場合は、マスターパスワードフィールドの上にある指紋認証ボタンをタップしてください。
指紋認証でロックを解除
設定を管理する
1Passwordで指紋ロック解除の設定を変更するには、設定>セキュリティに進みます。いくつかの設定とオプションがあります。
- 画面ロック時にロック：あなたがアプリを離れるか、デバイスをロックするたびに1Passwordをロックします。
- 自動ロック：指定した時間が経過したら1Passwordをロックします。
指紋認証の設定画面(1Password for Android)
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指紋認証が使えないので困っている
以下の3つの場合では、指紋認証でロック解除をする代わりに、マスターパスワードを入力する必要があります。
- 指紋を数回連続して認証失敗した場合
- マスターパスワードを変更しようとする場合
- Android端末から指紋を削除する場合
それでも問題が解決しない場合
それでも問題が解決しない場合は、次に示す3つの手順に従ってください。各ステップの後にもう一度試してみましょう。
ステップ1
最新バージョンの1Passwordを使用していることを、以下の記事を参考に確認してください。
ステップ2
指紋でAndroid端末のロックを解除できることを確認してください。
[1Password]> [設定]> [セキュリティ]で[指紋ロック解除]をオフにしてから、もう一度オンにします。
ステップ3
別の指の指紋を追加してみてください。
指紋ロック解除をするためには、指紋センサーとAndroid 6（Marshmallow）以降が必要です。デバイスに指紋センサーがない場合は以下の手順でPINコードを使用し1Passwordのロックを解除します。
PINコードを使用して、Androidデバイスで1Passwordのロックを解除する
Android端末で1PasswordにPINコードを設定して使用する方法を說明します。
PINコードを設定する
PINコードを設定する方法を說明します。
- 1Passwordを開いてロックを解除します。
- [設定]> [セキュリティ]をタップします。
- PINコードをオンにします。
設定後は、マスターパスワードの代わりにPINコードで1Passwordのロックを解除できるようになります。
設定を管理する
1PasswordでPINコードを変更するには、[設定]> [セキュリティ]に移動します。
Android版1PasswordでPINコードを変更する
また、それ以外にも2つのオプションがあります。
- 終了時にロック：アプリを終了するか、デバイスをロックするたびに1Passwordをロックします。
- 自動ロック：指定された時間が経過した後、1Passwordをロックします。
1Password for Androidの指紋ロック解除セキュリティの仕組み
指紋ロック解除をオンにすると、指紋で1Passwordのロックを解除できるようになります。
メリットとしては、1Passwordを簡単にロック解除できるため、いちいちマスターパスワードを毎回入力する手間を省くことができます。
また、桁数が多い安全なマスターパスワードを使用できるようになるので、1Passwordをより頻繁にスムーズに使用できるようになります。
指紋情報は1Passwordに保存されない
1Passwordは指紋をスキャンしたり保存したりすることはありません。指紋ロック解除はAndroidによって情報提供されます。これにより、指紋が認識されたかどうかを1Passwordだけが知ることができます。
PixelおよびNexusデバイスでの指紋セキュリティの詳細をご覧ください。
マスターパスワードは引き続きデータを保護します
1Passwordで指紋認証を使用しても、マスターパスワードが置き換えられたり、1Passwordのセキュリティが損なわれたりすることはありません。データはマスターパスワードで暗号化され、指紋ロック解除をオンにしても有効なままです。
マスターパスワードは安全に保存されます
指紋ロック解除をオンにすると、1Passwordはマスターパスワードと同等に暗号化された以下3つの秘密鍵を保存します。
- ランダムキー
- 1Passwordは、認証を必要とするランダムキーを生成します。このランダムキーは、Androidキーストアに保存されます。
- 認証されたキー
- 1Passwordは指紋をスキャンするように促し、それを使用してランダムキーを認証します。認証されたキーがAndroid端末に保存されることはありません。
- マスターキー
- 1Passwordは認証キーを使用して、マスターキーのコピーを暗号化します。この暗号化されたマスターキーは、1Passwordの設定内に保存されます。
また、マスターキーとして暗号化されたコピーが2つあります。1つはマスターパスワードで暗号化され、もう1つは認証キーで暗号化されています。これにより、指紋認証を使用して暗号化することが強制的にされるようになっています。
また、指紋認証によって以下3点はできないようになっています。
- マスターキーなしではデータを暗号化できません。
- マスターキーは、認証キーがないと解読できません。
- 指紋を認証せずに認証キーを生成することはできません。
新しい指紋が追加された場合、データは保護されます
新しい指紋がAndroid端末に追加されると、Androidキーストアのランダムキーが無効になります。これは、認証済みキーを生成できなくなることを意味します。
1Passwordは、認証キーが生成できないことを検出すると、Androidキーストアからランダムキーを削除し、指紋ロック解除をオフにします。
この時点で、1Passwordのロックを解除する方法は、マスターパスワードを使用して指紋ロック解除を再度セットアップすることのみです。
マスターパスワードを忘れないようにしてください
指紋ロック解除を使用するメリットは、リスクをはるかに上回るものです。しかし、マスターパスワードを絶対に忘れないようにご注意ください。例えば指紋認証を頻繁に使用する人は、定期的に入力しないため、マスターパスワードを忘れやすくなってしまうので、以下の記事を参考に、マスターパスワードを忘れた時のための対策を講ずるようにしてください。
指紋セキュリティについて、より詳しく知りたい方はGoogleヘルプページである以下の記事をご覧ください。
（Google）Pixel・Nexusデバイスの指紋セキュリティ
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