LastPassをUSB内に保存して使用する方法
外出中に、USB内に保存したLastPassを使う方法を説明します。これは公共または職場のコンピューターに、LastPass Webブラウザー拡張機能をインストールできず、LastPassを使用できないという問題への対処法です。USBを使い、以下に説明する拡張機能をご活用ください。
IE Anywhereについて
プレミアムサービスポータブルサービスの1つであるIE Anywhereアプリケーションにより、LastPassユーザーは、コンピューターにソフトウェアをダウンロードまたはインストールすることなく、保存されたデータとWebブラウザー拡張機能のすべてを使用することができます。すべてのプレミアムサービスと同様に、IE Anywhereも無料試用版にサインアップした後に使用できます。
注:このアプリケーションのLastPass Vault(保管庫)には、追加可能な最大5,000アイテムの保存容量がありますが、2,500アイテム以上を保存するとパフォーマンスが低下しますのでご注意ください。
拡張機能をUSBドライブ(USBが利用できない場合はCD)にダウンロードした後、ユーザーは次の機能を使用することができます。
- FirefoxやSleipnirのIE Tabなど、現在サポートされていないブラウザーでLastPass拡張機能を実行する機能。
- 拡張機能をインストールせずに、PC版IEでLastPassを使用する機能。
- コンピューターにソフトウェアをダウンロードorインストールできないユーザーが、LastPassアカウントにアクセスし、LastPassを使用できるようになります(職場、公共のコンピューターなど)。
- コンピューターにデータを残さずに、保存されているLastPassデータへアクセスできます–ファイルは作成されず、コンピューターのレジストリには何も保存されません。
IE Anywhereをダウンロードする
まずIE Anywhereをダウンロードして保存し、コンピューターに保存されているファイルを見つけて、USBドライブにドラッグアンドドロップします。USBドライブに保存すると、
- Internet Explorer
- FirefoxのIEタブ
- Sleipnir
などの、USBポートを備えたコンピューター上のWebブラウザーで実行できます。
IE Anywhereを使用する
USBドライブをポートに挿入した後にIE Anywhereを実行するには、次の手順を実行します。
- USBドライブフォルダーを開き、LastPass IE Anywhereアプリケーションをダブルクリックして開きます。非アクティブなLastPassアイコンがシステムトレイに表示されます。
- 非アクティブなLastPassアイコンを右クリックし、[ ログイン ] を選択します。
- メールアドレスとマスターパスワードを入力して、ログインをクリックします。多要素認証を設定して有効にした場合、セキュリティ検証コードを入力するよう求められます。
- 次に、Webブラウザーを起動します。アクティブなLastPassアイコンがWebブラウザーのツールバーに表示されます。このアイコンをクリックすると、LastPassの全機能を使用することができます。
- IE Anywhereからログアウトするには、Webブラウザーのツールバーで同じアクティブなLastPassアイコンをクリックし、[ ログオフ]を選択します。ログオフしたら、システムトレイの非アクティブなLastPassアイコンを右クリックし、[ 終了]を選択します。この後にUSBドライブを取り出すことができ、以下のようなメリットがあります。
-
- コンピューターにデータが残っていない
- ファイルが作成されていない
- 拡張子がインストールされていない
- レジストリにLastPassの痕跡がありません
LastPass Pocketについて
LastPass Pocketは、ブラウザ以外のオプションとしてデスクトップにインストールできるスタンドアロンアプリケーション(WindowsおよびLinuxで利用可能)です。または、USBメモリデバイスにインストールして、LastPassデータを携帯することもできます。LastPass Pocketは、Vault(保管庫)のバックアップ機能やオフラインアクセスを行うことができます。
LastPassのデータには、Webブラウザー拡張機能またはWebサイトVault(保管庫)を通じていつでもアクセスできるため、LastPass Pocketは、インターネットに接続していない場合に使用します。つまりオフラインの状態でセキュアノートまたはサイトの情報などにアクセスすることができます。
LastPass Pocketを使用すると、ローカルドライブ上のローカルにキャッシュされた(暗号化された)データからデータにアクセスできます。また、LastPassのすべての情報をサーバーからダウンロードして、暗号化された安全なファイルとして保存することもできます。このデータは、メールアドレスとマスターパスワードの組み合わせによってのみ、ロック解除することができます。
LastPass Pocketをダウンロード
ご希望のオペレーティングシステム(OS)のダウンロードページからLastPass Pocketをダウンロードして保存します。ダウンロードしたら、コンピューター上の保存されたファイルを、USBドライブにドラッグアンドドロップします。そして、USBドライブポートのあるコンピューターでファイルにアクセスすることができます。
LastPass Pocketを使用する
USBドライブをポートに挿入した後にLastPass Pocketを実行するには、次の手順を実行します。
- USBドライブフォルダーを開き、LastPass Pocketアプリケーションをダブルクリックして開きます。
- 確認メッセージが表示されたら、メールアドレスとマスターパスワードを入力します。
- 次のオプションから選択できます。
- LastPass.com からデータを読み込む –このオプションを使用して、LastPass Webサイトからデータを自動的かつ安全に読み込みます。
- ファイルからデータを読み込む –このオプションを使用して、データを含むLastPass暗号化XMLファイルを手動でエクスポートします。
- 開くをクリックします。多要素認証を設定して有効にした場合、セキュリティ検証コードを入力するよう求められます。
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- ログインすると、LastPass Pocketはデータを解読し、すべてのサイトとセキュアノートを表示します。検索バーを使用して、目的のデータを見つけることができます。次に記載する機能は、ツールバーでアイコンとしても使用できます。
- LastPass.comアカウントまたはローカルファイルから、暗号化されたデータを読み込む
- プレーンテキストでパスワードを表示する
- グループ枠の表示/非表示
- ノート枠の表示/非表示
- 詳細枠の表示/非表示
- ユーザー名をクリップボードにコピー
- パスワードをクリップボードにコピー
- URLをクリップボードにコピー
- メモをクリップボードにコピー
- サイト名をクリップボードにコピー
- グループ名をクリップボードにコピー
- ログインすると、LastPass Pocketはデータを解読し、すべてのサイトとセキュアノートを表示します。検索バーを使用して、目的のデータを見つけることができます。次に記載する機能は、ツールバーでアイコンとしても使用できます。
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