巷で話題になっている遠隔診療を受診してみました。その結果、驚くほど便利なツールであることが分かりました。
- どのような体験だったのか、
- どこで受けたのか、
- 手順や
- 処方箋や
- 料金
- 欠点
等を具体的にご紹介!
コロナで病院を避けたい人必見!
遠隔診療を受診する経緯
一般的に医者に行く場合、コロナに感染するリスクが付きまといます。私の場合は何を隠そう、水虫ですが、さほど重症でもありません。目視でどこが水虫であるのかすらわからないような症状です。医者に行くべきかどうかで迷ったのですが、市販の水虫薬で改善されず、足がムズムズするので医者に見せて水虫薬を貰おうと決意したのが経緯です。2020年4月13日から、たまたま遠隔診療が初診から解禁されたこともラッキーでした。
遠隔診療をどこで受ける?
どこの医者に行こうかと、近所の医者を探したのですが、遠隔診療をやっているのはほとんどが初診以外でしか応募していませんでした。つまり1回その医者に行き、2回目以降の患者であれば遠隔診療を受けることができるということです。そんな患者はほとんどいるはずがないし、ましてや私は普段から医者にかからないので、たまたま遠隔診療をやってる医者に通っている人などいるのか?などと不思議に感じてしまいます。なおかつ遠隔診療をやっている医者に通っているはずがありません。そこでふと、日本全国どこの医者であれ、遠隔診療なのだから、全く問題がないということに気がつきました。実際のところは医者が要求した場合に、その医者まで通うことができるかという医師の問診票のチェックボックスにチェックをつけなければいけないのですが、実際医者が「来てくれ」などと言う可能性は水虫の場合はほぼゼロです。しかし、とりあえず電車で片道1時間以上かかる場所ですが、都心の1等地の医者に初診でも受け付けてくれる遠隔診療を行っているクリニックを発見したので、そこに申し込みました。
遠隔診療の手順
まずはポートメディカルというiosアプリをダウンロードするように要求されます。それに登録して既往症などの項目を記入します。そして実際の遠隔診療の希望日を予約するのですが、どの日が空いているのかを該当のクリニックのホームページから探します。そして二つか三つほど候補日を選び、自分の予定と照らし合わせて自由記入欄に記入をします。そして今回の問診票などを記入し、土日の休日明けの当日に、クリニックの医師から希望の日時とは少し違う、しかし20分ズレただけの日程に決まったと、アプリを通じて連絡が来ました。そして保険証を写メで送信してくれとの依頼が来ますので、保険証を写メって送信します。
そして実際の遠隔診療がスタートしたのですが、医者からは目視では水虫の場所は分からないと伝えると、実際に足を見ずに薬を出しておくと言われました。その際に、あまりに手軽にやり取りができるので、今後、実際に医者に通う必要など全くないのでは?とすら感じました。そしてその3日後に、あまりに便利で快適だったため、私の別の家族の遠隔診療も行う運びとなりました。要するに、医者にかかった場合はもうクリニックに行く交通時間や待ち時間などを考えると、遠隔診療以外の選択肢はもう私の中ではありません。しかも近所のヤブ医者かどうかわからないような医者に依頼するよりも、クリニックの評価がわかる医師に依頼した方が、よっぽど賢明な選択であると言えます。
遠隔診療の処方箋
そして、診療が終わった後にクリニックからは私の担当の薬局に処方箋をFAXしてくれると言われました。水虫薬をもらう薬局は、私の自宅から徒歩30秒のところにあります。そして1時間後くらいにその薬局から私の携帯電話に着信があり、「薬が出来たから、取りに来てください」と言われました。これほど手軽に薬局から薬を貰うことができるとは驚きです。
持ち物としても、現金と、保険証だけ持っていけばいいということなので、とても手軽です。今回の感想としては、一度経験すれば、間違いなく遠隔診療をリピートするだろうとは予測できますが、高齢者層はスマホを持っていない層もいるので、なかなか浸透するのは難しそうです、しかし高齢者が遠隔診療をやり始めれば、医者で高血圧の薬などを買うためにダラダラと何時間もクリニックに通う必要がなくなるので、高齢者こそ遠隔診療のシステムを利用するべきであると思います。
遠隔診療の料金
遠隔診療の料金ですが、私1人だけの自己負担分の支払い料金は662円でした。そして、私の家族の分は232円でした。合計で894円です。実際は普通にクリニックに行くよりもプラス400円ほど上乗せされています。これは処方箋を郵送でクリニックに送る料金であると言われました。しかし、交通費でそのクリニックまで行く時間や労力を考えると逆に安上がりです。つまり、かなりお手軽でコストも安い、凄まじい効率的なツールが、遠隔診療アプリであると言えそうです、これが浸透することによって、日本は大きく変わっていくと私は強く感じています。
追伸 遠隔診療の欠点
追伸、私はこの遠隔診療によりかなりの時間と手間を省くことができ、なおかつ低コストで診療を行うことができました。しかし、二つほど欠点があったため共有させていただきます。
医師とのコミュニケーションが曖昧になる
まず一つ目の欠点として、医師とのコミュニケーションが曖昧になるという点が挙げられます。具体的には、第1回目の時に水虫薬の量を2本処方しておきましょうかと私が医師から尋ねられましたが、私はあまりに手軽に行うことができるので、またなんとなく早く診療終わりにしたいという思いから深く考えることなく、水虫薬の量を1本でいいですと言ってしまいました。しかし、後になって水虫薬が日本では完治するまでに量が不足しているということに傷つき、結局2週間後に再度遠隔診療を同じ医師に依頼して追加で水虫薬を日本処方してもらいました。つまり、水虫薬は合計で3本もらったというわけです。最初から日本くださいと言っていればよかったところをお散歩になってしまったということは、医師とのコミュニケーションがなかなかうまく撮れなかったことが原因であるとも言えます。このことからややコミュニケーションがおろそかになるため、遠隔診療をやる際は十二分に医師と話をして、
- じっくりと自分の話を聞いてもらったり、
- 相手の話を聞く必要がある
と言えそうです。
二つ目の欠点は予約できる日時が限られているという点です。対面の診療と異なりオンライン診療は予約できる日時が限られています。具体的には夕方5時以降の診療を希望する場合は対応していない場合もあり、私はもう一度オンライン診療を利用しようと思ったのですが、希望する日時はオンライン診療の対象外であるため利用できないので困っています。したがって、仕事をしている人などにとっては不便であると言えるでしょう。
しかし、2回目の遠隔診療もかなり手軽に行うことができたし、多少余裕を持って希望する日時にこちらが合わせることで診療を受けることができるのでそこまで大きなデメリットであるとは言えないかもしれません。これらのことから、すべてのことをトータルで考えてみたところ、絶対に遠隔診療は自分にとってプラスでしかないという結論に至ります。
皆さんも、試しに一度はオンライン診療を利用されてみることをお勧めいたします。
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