日本国内の新型コロナウイルス感染状況を知りたいですか?
2020年7月28日までのコロナ新規感染者数や内訳を踏まえ、感染経路や知事による呼掛けの内容比較をご紹介!
小池都知事と吉村府知事の呼掛け方について、どちらが優秀か学びたい方必見!
【日本コロナ感染状況】新規感染者数
2020年7月28日の日本全国の新型コロナウイルス新規感染者数としては、967人が確認されていると以下のように報じられています。
全国で28日に確認された新型コロナウイルスの新規感染者が午後11時45分現在で967人となり、1日あたりの過去最多を更新した。これまでは23日の966人だった。
28日は東京都で266人、大阪府で155人、愛知県で110人、埼玉県で55人、福岡県で54人、神奈川県と兵庫県で33人などとなり、大阪と愛知は1日あたりの最多を更新した。
2020年7月28日の東京都の新型コロナウイルス新規感染者数としては266人ですが、最近は感染者数が多い傾向にあります。具体的に言うと、6月29日から7月28日までの東京都の新型コロナウイルスの新規感染者数の推移グラフは以下の通りです。
【日本コロナ感染状況】新規感染者数【内訳】
さらに、より詳細に新型コロナウイルスの新規感染者数の内訳を見てみると、東京都と大阪府が新規感染者数の多い順で第1位と2位です。そしてその後に、
- 愛知県
- 埼玉県
- 福岡県
- 神奈川県
- 兵庫県
が続きます。具体的な感染者数としては、2020年7月28日の日本全国の新型コロナウイルス新規感染者数967人に対し、
- 感染者数が多い上位7位までの都道府県名と
- 新型コロナ新規感染者数、
- 全体に占める割合
は以下の通りです。
- 東京都
- 266人
- 38%
- 大阪府
- 155人
- 22%
- 愛知県
- 110人
- 16%
- 埼玉県
- 55人
- 8%
- 福岡県
- 54人
- 8%
- 神奈川県
- 33人
- 5%
- 兵庫県
- 33人
- 5%
- その他
- 261人
- 27%
上記の数値を見てみると、
- 東京都38%と
- 大阪府22%
のたった二つだけで、日本全国の新型コロナウイルスの新規感染者数の約6割を占めているということがわかります。
そして全国各地の感染状況に関しては以下のように報じられています。
岐阜県や京都府、沖縄県でも最多を更新するなど各地で感染が広がっている。死者数は3人増えて累計は1001人となり、千人を突破した。
前述の通り
- 大阪府と
- 愛知県
は過去最多の新型コロナウイルス新規感染者数を更新してしまいました。しかしそれに加えて、
- 岐阜県や
- 京都府
- 沖縄県
においても、コロナ感染者数で過去最多記録を更新しているとのことです。その原因について考察すると、もしかしたらこれはGo To キャンペーンを利用して国内旅行に出かける観光客によって、感染者数の多い首都圏から地方へと、新型コロナウイルスを運んでしまっている可能性もあります。確かに東京発着を Go To キャンペーンの対象から除外したことで、新型コロナウイルスの爆発的な感染拡大は防げたかもしれません。しかし、他の首都圏などは Go To キャンペーンの対象であり、新型コロナ新規感染者数全国2位の大阪府も対象となっています。したがってもしかしたら、 Go To キャンペーンで東京都発着を対象外とするだけでは、まだ新型コロナ感染拡大防止策としては不十分である可能性もあります。Go Toキャンペーンで東京を除外した理由についてはこちらの記事をご参照ください。
これまでに叫ばれていた、Go To キャンペーンへの批判についてはこちらの記事をご覧ください。
また、そもそもGo To キャンペーンとはどのようなものか詳しく知りたい方はこちらの記事をどうぞ。
- 【Go Toキャンペーンとは】いつからいつまで?【よくある質問注意点】
- 【Go Toイベント・飲食・商店街キャンペーン】観光庁【コロナ】
- 【家族の絆とGo To Travelキャンペーン】どんな人が活用すべき?
そして、2020年7月20日には日本国内の新型コロナウイルスによる累計死者数は1000人を超えてしまったのですが、欧米などの諸外国に比べると日本の新型コロナウイルスによる死亡者数は極めて少なく、日本のコロナ対策は成功を収めていると言えます。コロナ対策で日本が成功している理由について、詳細はこちらの記事をご参照ください。
【日本コロナ感染状況】新規感染者数【感染経路】
そして、東京都の7月28日のコロナ新規感染者数266人の感染経路については、以下のように報じられています。
都によると、28日に確認された266人のうち、感染経路が不明なのは半数強の147人。年代別では20代と30代が168人で6割を占めた。重症者はいない。
新型コロナ新規感染者数266人中、感染経路が不明である人は147人もいるという点は厄介な問題です。というのも、感染経路が不明の場合、政府が新型コロナウイルス感染拡大防止対策をしにくくなってしまうからです。詳しくはこちらの記事をご覧ください。
【日本コロナ感染状況】新規感染者数【呼びかけ】
具体的な新型コロナウイルス対策として、東京都は以下のように呼びかけています。
夏休みシーズンを控え、小池百合子知事は「できるだけ外出は控えて、お店に行く際は安全なお店を選んでほしい」と語った。
小池百合子都知事がここで主張している「安全な店を選ぶべきだ」というのは、新型コロナウイルス対策が十分に徹底されている店舗を優先的に利用してくださいという意味です。というのも、2020年7月に入ってから、特に首都圏における夜の繁華街で、新型コロナウイルスの感染が拡大していることからきています。具体的には、キャバクラやホストクラブなど接待を伴う飲食店のことであり、東京都以外の首都圏でも2020年7月11日に行政による介入が行われていると、以下のように報じられています。
埼玉県は11日、新型コロナウイルス対策が不十分な県内のキャバクラやホストクラブなど接待を伴う飲食店について、新型インフルエンザ対策特別措置法24条に基づき、13日午前0時から休業を要請すると発表した。国の緊急事態宣言解除後の休業要請は首都圏の1都3県では初めて。
埼玉県では
- キャバクラや
- ホスト
等の店舗が新型コロナウイルス感染拡大防止策を適切に行っていない場合は、休業要請をするとのことです。
千葉県も埼玉県と同様に感染拡大防止策を適切に行っていない
- キャバクラや
- ホスト
等による新型コロナ感染拡大を警戒しており、以下のように報じられています。
県内を含む首都圏で新型コロナウイルスの新規感染者数が増加していることを受け、県は十日、新型コロナ特別措置法に基づき、県民に県内外を問わず、感染防止策が不十分な施設の利用を自粛するよう要請した。施設やイベント主催側には、利用者に国の接触アプリの活用を促すなど、感染防止策の徹底を求める。
要請では、感染防止策が不十分な施設のうち、特に繁華街にある接待を伴う飲食店の利用を控えるよう強調した。
このように夜の繁華街に対する新型コロナウイルスの感染拡大防止策の呼びかけは、特に首都圏において行われています。
しかしながら小池都知事の「できるだけ外出を控えて」という発言は非常に曖昧なので問題です。というのも、外出をどのくらい控えるべきなのかという明確な指針がないから、具体的な行動に結びつきにくいからです。そこで注目すべきなのは、大阪の吉村洋文府知事による、以下のような新型コロナウイルス感染拡大防止に関する呼びかけです。
感染者数の急増を受け、大阪府は28日の対策本部会議で「5人以上」での飲み会などの自粛を府民らに要請することを決めた。期間は8月1~20日。企業には社員のテレワーク率を70%にするよう求める。
吉村洋文府知事は5人以上での飲み会を自粛するように呼びかけています。もちろん、なぜ4人以下では飲み会をしてもいいのに、5人以上での飲み会はいけないのか?などとツッコミを入れる人もいるかもしれません。しかし、 小池都知事が「できるだけ外出は控えて」という曖昧な表現をしているのに対し、吉村府知事は具体的な数字をあげています。もし本当に他人の行動を変えようと呼びかけるのであれば具体的であるほど相手に伝わりやすいです。従って吉村府知事の方が小池都知事よりも、新型コロナ感染拡大防止策としての呼びかけに関しては優秀であると言えるでしょう。
吉村府知事は新型コロナウイルスによる緊急事態宣言下においても、東京都よりも早く大阪モデルという基準を作り府民に呼びかけを行い、多くの人から高く評価されたという経緯があります。吉村洋文府知事が作成した「大阪モデル」について、詳しくはこちらの記事をご参照ください。
このように、非常に優秀な吉村洋文府知事のプロフィールや経歴について詳しく知りたい方はこちらの記事をどうぞ。
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