スマホではなく、パソコンにお金を費やすべき訳
スマホに、お金を費やすべきではありません。なぜならば、コロナによって在宅時間が増えたので、自宅で何らかの作業することが多くなったからです。スマホやタブレットなどのモバイル端末は、外出先で使うものです。外出先で使う頻度が少なく、殆どが自宅で使うのであれば、低コストのスマホで充分です。とは言っても。格安中華製スマホを使うべきであるというわけではなく、 iPhone13proではなく、iPhone SEで十分であるというイメージです。
またスマホやタブレットで何か新たなもの・価値を作り出すという人は少数派です。なぜならば、クリエイターの人たちは、スマホやタブレットを使って新たなものを作ることは少ないからです。例えば考えてみてください。動画編集をするのに、タブレットを使って動画編集をする人はほとんどいません。なぜならば、性能が動画編集の作業においつかないからです。
たとえパソコンであったとしても、ミドルスペック以上の性能がなければ、動画編集をするのに、Youtubeにアップロードするためのエンコードなどで多大な時間を要してしまうことになります。ではハイスペックのパソコンを買えばいいのかと思うかもしれません。しかしそこで大きな問題が生じます。それは、パソコンにお金を費やすとしても、お金がないという問題です。でも、それは自作PCをするということにより解決します。自作PCとはどのようなものかについて少し考えてみましょう。
自作PCとは、低コストでパソコンを使用する方法
自作PCというのは、部品パーツを購入し、自分で組み立てることで、より低コストでパソコンを作ることができるという方法です。自作PCと少し似ているもので、BTOパソコンと言われるものがあり、例えばパソコン工房やドスパラなどで、利用できるサービスです。BTOとは、「Build To Order」の頭文字を取った略称で、パソコンの設計を自分で指定し、販売店側で組み立ててくれたものを消費者が購入することができるというものです。自分で組み立てなくて済むので、初心者であったとしても、気軽にさまざまな商品設計を依頼することができます。もちろん、自分でパソコンの各パーツを購入して、自力で組み立てるよりもコストが高くかさんでしまうデメリットがあります。それでもBTOパソコンを購入する方が、家電量販店でパソコンを購入するよりも、だいぶ割安にパソコンを購入することができます。
コスト比較
自作PC < BTOパソコン < 家電量販店で売っているパソコン
しかし、家電量販店やBTOでパソコンを購入したとしても、いずれは大きな問題が生じます。それは、パソコンの1部の部品を交換したいと思っても、交換できずに丸ごと交換しなければいけないから、よりコストがかさんでしまうという問題です。
例えば、デスクトップパソコンを購入してから一年半が経過し、パソコンの読み込みが遅いなと感じてきたような時。あるいは、デスクトップパソコンにあやまって緑茶をこぼしてしまい、パソコンがショートしてしまったが、おそらくマザーボードだけ交換すれば何とかほかの部品(CPUやSSD・HDD、DVDドライブなど)は生きているだろうと思われるような時です。(ちなみに私はその後者でした。)
そこでもうワンランク上のパソコンを購入したいが、今のパソコンはまだ買ってから一年半しか経過していないので、まだまだ使用したいと考えたときが自作PCをつくる最適なタイミングだと思われます。
自作PCをしないでBTOをパソコンだけ使う人にとっては、そこで今あるパソコンを破棄(or下取り)して、新たなBTOパソコンを購入せざるを得ません。しかし、自分でパーツを交換するというスキルを身に付けさえすれば、例えば。CPUやメモリを自分で交換して、それ以外の部品は壊れるまで使い倒すことができます。こうすることにより、どのぐらいコストが浮くのかというと、私の場合で説明すると、大体7万円のパソコンを2年毎に買い換えていたところを15,000円でマザーボードとメモリを交換することができ、以前よりも性能、アップした上で使用できるようになった、などといったメリットが生じます。
BTOでデスクトップパソコンを、新たに購入するとなると必ず送料がかかります。(大体ドスパラで2200円程度です。)また、パソコンのケースや。CPU、CPUクーラーなどは長期で使用できるのにも関わらず、下取りに出してしまうともったいないです。あるいは電源ユニットや人によってはマザーボードもまだ使える可能性があります。それらを手放す前に自作PCに挑戦することによって、コストを大幅に削減することができます。
BTOや家電量販店で売られているパソコンはかなり割高
私は自分でパーツを交換して気づいたことですが、BTOをパソコンや家電量販店で売られているパソコンはかなり割高であるということが分かりました。具体的に言うと。たかが9万円で組み立てられるcore i7(上位レベルのCPU)の、私にとっての最適なパソコンがBTOパソコンで15万円以上するというような状態です。
しかしそれでもBTOパソコンはまだまだ家電量販店で買うよりも割安であり、おそらく家電量販店で買った場合、不要なソフトがごちゃごちゃ入っていて、BTOパソコンよりも高くついてしまいます。つまり。自作でパソコンを組み立てることができるというスキルさえ身につければ、トータルでいくらパソコンに費やすお金を節約できるのだろうかなどと考えてしまうぐらい、低コストでパソコンを使うことができるようになります。
いろいろとインターネットで調べてみましたが、自作PCをするよりもBTOパソコンする方がどのぐらいコストが高くなってしまうのかということは記載がありません。というのも、実際、自分でパソコンを組み立てられるような人はなかなか存在しないからだと思われます。確かにせっかく購入したのにもかかわらずパーツの互換性が合わないと、パーツを接続できなかったり、パソコンOSが起動しないといった問題や、パソコンが故障してしまうというリスクすらあります。
パーツの互換性が合わないというのは具体的に言うと、CPUはマザーボードのソケットに合うものでなければ取り付けることができません。これを誤って購入してしまうと使えないCPUとマザーボードを購入してしまうことになるので、どちらかを破棄したり、メルカリで転売・ドスパラに中古で売るなどしなければいけなくなってしまいます。しかし、このパーツの互換性という問題は簡単に解決します。それはドスパラやパソコン工房に事前に電話で問い合わせて相性が合うパートナーのかどうかを聴くことで教えてくれるからです。しかし、たまにオペレーターとのコミュニケーションが上手くいかずに互換性がないのにもかかわらず、互換性があると勘違いしてしまい、ネットで注文してしまうというリスクも生じます。そのため、もしドスパラで相談したのであれば、ドスパラで注文することで互換性の点で間違ったパーツを購入しても交換してくれるという、ある種の保険になります。もちろん、ドスパラで相談したのにAmazonで購入するといったことは可能ではありますが、間違った互換性のないパーツを購入してしまった場合に、返品できずに困ってしまうというリスクも存在するので、よく確認・検討した上で各パーツを購入するようにしましょう。
CPUは自分で個別に購入すべき理由
CPUは自分で個別に購入すべき理由を説明します。それはCPUの型番の末尾にFのアルファベットがついているものを積極的に選択するべきだからです。たとえばこちらの商品です。
というのも、私は別の記事でトリプルディスプレイも賞賛していますが、トリプルディスプレイにする為にはグラフィックボードが必要です。
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グラフィックボードさえ別途購入しておけば、CPUに内蔵されているGPUに頼ることなくディスプレイに映像を表示することができるようになるため、CPUの型番の末尾にFのアルファベットがついているものは割安な価格なので、積極的に購入すべきです。マザーボードを個別に持っていない人は、末尾にエフのアルファベットが付いたものを購入するべきでありません。GPUが内蔵されたCPUを購入すべきです。しかしながら、ひとたびマザーボードを購入しさえすれば割安なCPU、つまり末尾にFがつくCPUを購入し続けることができるようになるため、コストが割安にすみます。
しかしながら、CPUを購入した場合、必ずグリスも別途購入する必要があります。グリスは、新しいCPUを購入する度に塗る必要があるため、どうせ頻繁に塗るし、保管可能期間が8年以上あるものなので、大容量の4gがおすすめです。私はこちらのグリスを使っています
CPUグリスはさまざまなものがありますが、高性能グリスとそうでないグリスと比較しても、例えば0.4度程度しか下がらないです。したがって、とにかく大容量で、そこそこのクリスを購入しておけば問題ありません。ぜひ4gの上記の大容量のグリスがお勧めですのでご購入ください。
ちなみに1gのグリスであれば3回か5回程度で使い切ってしまうので、初心者が失敗することを考えて、4gであれば少なくとも16回程度の量に相当します。自分でCPUを交換できるようになるので低コストで、なおかつグラフィックボードを購入してしまえば末尾にFがつくCPUを購入できるので、性能が物足りなく感じて今後はより頻繁にCPUを交換すると言うことを加味した上で、一年半ごとにCPUを交換するということを念頭に置くと24年分です。少し大目に余裕を持って購入しておく方が、1g入りの少ない量のグリスよりも不足する心配がないので安心です。
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