1Password 買い切り(スタンドアロン)版のデメリットとして、短期間で1Password買い切り版の使用を中断することで損するという点があります。具体的な事例としてDropbox の無料プランの同期可能端末は3台までなので、新しい端末を追加購入したせいで同期端末数の上限にひっかかるという点を踏まえ、元を取るまで長期間かかるという点をご紹介!
その他の1Password買い切り版のデメリットについては「1Password買い切り版のデメリット【期間・値段・手間・機能・同期】」の記事をご参照ください。
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【1Password買い切り版デメリット】短期間で使用中断すると損
1Password 買い切り(スタンドアロン)版のデメリットとして、短期間で1Password買い切り版の使用を中断することで損するという点を説明します。
1Password 買い切り版のライセンスは、1つにつき1台の端末でしか使用することができません。そのため1Password買い切り版を複数端末間で使用したい場合は、使いたい端末の数だけ1Password買い切り版ライセンスを購入する必要があります。そのため1Password買い切り版を複数購入したにも関わらず、短期間で1Passwordの使用を中断した場合に、大きな損失を被ることになってしまいます。
なぜ、複数の1Password 買い切り版を購入することで、大きな損失を被ることになるかと言うと、1Password買い切り版は初期費用がサブスクリプション版と比較して高額であるからです。
1Password買い切り版とサブスクリプション版のそれぞれの価格は以下の通りです。
1Password買い切り版の価格帯
6,231円~6,709円
1Passwordサブスクリプション版の価格
- Monthly Subscription
- ¥450
- Annual Subscription
- ¥3,900
つまり1 password サブスクリプション版であれば月額450円の初期費用で利用できますが、1Password買い切り版の場合は、最低でも1台の端末あたり6,231円以上の初期費用を負担する必要があるため、購入する前に十分な検討が必要です。
なお、1Password 買い切り版の価格に幅がある理由は、1Passwordは海外で開発される製品なのでカナダドルと円の為替レートの影響を受けることもあり、時々1Password買い切り版のセールが開催されるためです。1Password買い切り版の割引セールが開催されているからといって、焦って買うと損する理由について、詳しくは「1Password買い切り版セール【割引理由・いつ・焦ると損・価格】」の記事をご参照ください。
もちろん1Password買い切り版を長期間使用し続けさえすれば、1Password サブスクリプション版よりも割安価格で1Password使用できることは事実です。 もし1Password 買い切り版を四つ購入するとしたら、最低でも大体、
6,231円×4つ=24,924円
の費用がかかります。
しかし一方で、1Password買い切り版を購入したにも関わらず短期間で使用を中断して、
- 1Password サブスクリプション版に移行したり
- 他社製のパスワード管理ツールにデータの引っ越しをしたり
- パスワード管理ツール自体の使用をやめてしまったり
することによって大きな損失を被ります。
1Password買い切り版の使用を中断する理由=Dropbox無料同期3台まで
1Password 買い切り版の使用を中断する場合のよくある理由として、Dropbox の無料プランの同期可能端末は3台までなので、新しい端末を追加購入したせいで同期端末数の上限にひっかかるという点です。(出典:Dropbox)
具体的に言うと、以下のような1Password買い切り版のユーザーがその例です。
例えばDropbox アプリを、
- iPhone と
- Windows デスクトップパソコンと
- Android タブレット
の合計3台の端末にインストールすることで、早くもDropbox の無料版で同期できる端末の上限数3台に達してしまいます。そのため、もし新しい端末(例えばWindowsノートパソコン)をもう一台購入した場合は、Dropbox を無料プランから有料プランにしなければ、1Password買い切り版のデータを同期できなくなってしまいます。しかし Dropbox の有料プランである Dropbox Plus プランの価格は月々1,200円であり、Dropbox の各プランと料金表は以下の通りです。
つまり1Password買い切り版に対し、すでに高額な初期費用を支払っているにも関わらず、1Password間 のデータを同期するには Dropbox Plusのプランを契約する必要があり、Dropbox Plusのプランを契約するために月々1,200円をサブスクリプション代として追加支出として支払わねばならないということです。
そもそも1Password買い切り版を購入する人は、1Password サブスクリプション版を購入するよりも費用が割安に済むと考えたからこそ購入したのであって、これ以上の追加支出が発生するとは夢にも思わなかった人が大勢いるはずです。
というのも、1Password買い切り版は1Password サブスクリプション版と比較して、全ての機能面において劣っているため、 価格が割安であること以外に1Password 買い切り版を選択する理由はないからです。
従って、1Password買い切り版を購入したユーザーにとって、さらに追加で Dropbox Plusのサブスクリプション費用まで支払うことになるという事実を知ることは、まさに寝耳に水のはずです。なぜならば、 Dropbox Plus プランも月々1,200円の支払い金額は高額であるため、1Password 買い切り版よりも1Passwordサブスクリプション版の利用料として月額450円を支払っていた方が、初期費用の面でも長期的な負担金額の面でも、よっぽど割安に済む可能性が高いからです。
これらの理由から、 使用する端末が四つ以上になる可能性がある人は、1Password買い切り版ではなく1Password サブスクリプション版を使用するべきであるということになります。
公式価格よりも割安で、なおかつサブスクリプション版として利用できる、1Password3年版はこちらのリンク先から購入できます。
もし、既にGoogle Oneなどの有料ストレージプランを契約中の方で追加ストレージが不要な方は、これ以上のクラウドストレージは不要であるにも関わらず、1Password買い切り版を同期するためだけにDropbox Plus に対して追加費用1,200円を支払うことにもなってしまいます。
そのため、1Password買い切り版の同期可能端末の上限に達したからという理由だけのために、 Dropbox Plus をサブスクリプションを契約して月々1,200円を支払うということは、大きな固定費用としての支出が増えることになってしまうので避けるべきです。
【1Password買い切り版デメリット】元を取るまで長期間かかる
1Password 買い切り版の唯一のメリットは、高額な初期費用さえ支払えば、その後のサブスクリプション代がかからないという点です。しかし1Passwordではなく1Passwordを同期するための Dropbox Plusのサブスクリプション代を支払うことによって、結局どれだけ1Password 買い切り版を長期で使用したところで、高額の初期費用(4つ合計で約24,924円)の元が取れなくなってしまうということになり、これでは本末転倒です。
1Password買い切り版とサブスクリプション版のコスパ比較については、「【1Password買い切り版のコスパ】サブスク費用【一生涯でいくら?】」の記事をご参照ください。
さらに1Password 買い切り版と Dropbox Plus の有料版でデータを同期するとしても、例えば1Password 買い切り版を、
- Windows と
- Macと
- Android
の三つの端末用に購入した場合、初期費用だけでも非常に高額な料金を支払うことになってしまいます。そこからさらに、Dropbox Plus プランの有料版として月々1,200円のサブスクリプション代を支払うとしたら、1Password 買い切り版の元を取るまでの期間がかなりの長期間に及ぶ or 元が取れることはない、ということになります。
なお、ここで言う dropbox plus プランの有料版の元が取れるという言葉の意味は、onedrive などのクラウドストレージプランをすでに契約しているわけではなく、なおかつ、たまたまクラウドストレージプランが必要なタイミングであり、Dropbox Plus プランの月々1200円のサブスクリプション代が無駄にはならないということです。
もし1Password 買い切り版に長期間の使用が求められた場合、1Password 買い切り版の元を取るまでの期間中に1Password機能はアップデートされないため、
- 操作性の改善がされなかったり、
- 最新機能が追加されなかったり
することにより、1Password 買い切り版のユーザーは不満を感じ、1Password 買い切り版の使用を中断してしまう可能性もあるでしょう。
さらに、もちろん1Password 買い切り版を購入したユーザーは、1Password サブスクリプション版とは異なり、
- 多要素認証機能や
- データ損失保護機能
などを利用できません。その点を了承した上で1Password買い切り版の使用を開始したはずですが、長期で1Password買い切り版を使用し続けることによって、機能面で物足りなさを感じる人も出てくるはずです。特に多要素認証機能は1Password固有の機能であり、1Passwordの役立つ機能ランキング第1位にも輝いています。
そのため、1Password買い切り版は多要素認証機能が使えないということであれば、1Passwordを使う意味が無くなると言っても過言ではありません。
- 多要素認証機能や
- データ損失保護機能
がどのようなものかについては以下の記事をご覧下さい。
その結果、1Password 買い切り版を手放して、1Password サブスクリプション版に移行するという人もまた出てくるはずです。というのも、1Passwordでパスワード管理をすることがあまりに便利すぎるため、当初はそこまで1Passwordを活用するはずがないと思っていたにも関わらず、より多くの機能を求めるほど1Passwordを使用する場面が多数存在することに気づくからです。
1Password サブスクリプション版として使用できる、1Password3年版はこちらのリンク先からどうぞ。
【1Password買い切り版デメリット】短期間で使用中断すると損【まとめ】
ここまで説明してきた通り、1Password買い切り版を4つ以上購入し、 Dropbox Plus のプランを契約したにも関わらず、途中で1Password買い切り版の使用を中断してしまった場合に、最も大きな損失を被る事になるので絶対に回避しましょう。
もちろん前述の通り、もし使用する端末数が3台以下であれば、1Password 買い切り版と Dropbox 無料版でデータを同期することは可能です。 しかし社会的に IT 化が進んでいる現代の世の中で、スマートフォンやタブレット、ノートパソコンなどを今後買い足す(買い換える)ことがないという人は少数派になるはずです。
そのため、初期費用が高額な1Password買い切り版を購入するのではなく、1Passwordをサブスクリプション版で使用した方が、より割安に利用できる可能性が高いでしょう。公式価格よりも割安で、なおかつサブスクリプション版として利用できる、1Password3年版はこちらのリンク先から購入できます。
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