吉村洋文知事の評判について知りたいですか?
吉村洋文知事の評判を上げるきっかけとなった、大阪府独自の解除基準「大阪モデル」とはどのようなものなのかを踏まえ、吉村洋文知事の優れている点をご紹介!
巷で話題の吉村洋文知事の有能さを知りたい方は必見です!
吉村洋文知事のプロフィール・経歴についてはこちらの記事をどうぞ。
吉村洋文知事の評判
大阪府の吉村洋文知事の評判は高いです。
日本経済新聞社の世論調査で、新型コロナウイルスの感染者が多い9都道府県のうち最も評価する知事を尋ねた結果、大阪府の吉村洋文知事が52%でトップでした。非常事態時に、ここまで高い評判を獲得できるのは素晴らしいことです。なお、2位は東京都の小池百合子知事、3位は北海道の鈴木直道知事でした。(出典)
巷では次期首相に推す声すら出ています(出典)が、本人は総理大臣を目指すということを否定しています。(出典)
例えば新型コロナウイルスへの対応で多忙を極める姿に「吉村寝ろ」など、SNS上などでねぎらいの言葉が多くあがっており、2020年4月15日におこなわれた定例会見では、「当たり前のことをしているだけなのに言葉をかけていただいて、本当に感謝しかない」と語っています。(出典)
吉村洋文知事は緊急事態措置に関する独自の解除基準「大阪モデル」の公表で評判を上げました。(出典)
なお、新型コロナウイルスによる緊急事態宣言については、こちらの記事をご参照ください。
独自の解除基準「大阪モデル」とは
では吉村洋文知事の評判を上げた大阪府独自の緊急事態宣言の解除基準とはどのようなものなのか見てみましょう。
この解除基準と日々の状況は、大阪府のホームページで「府独自の基準に基づく自粛要請・解除及び対策の基本的な考え方『大阪モデル』」として以下のように公表されています。
府独自の基準に基づく自粛要請・解除及び対策の基本的な考え方(大阪モデル)
- 客観的なモニタリング指標の設定
- 指標の見える化により府民の行動変容を促す
- 基準に基づく自粛要請・解除などの対策を段階的に実施
- 陽性者数等を踏まえた必要な感染拡大防止策の実施(クラスター対策検査体制や医療提供体制の充実等)
またさらに具体的に、新型コロナウイルスの感染拡大状況を府民が分かりやすく判断できるようにするため、「警戒指標と警戒基準の考え方」について以下のように公表されています。
新型コロナウイルス感染症におけるモニタリング指標と警戒基準の考え方
- 感染拡大状況を判断するため、大阪府独自に指標を設定し、日々モニタリング・見える化する。
- 各指標について感染爆発の兆候と感染の就職収束状況を判断するための境界基準を設定。
- 5月中旬に国で検討される判断基準を踏まえて最終決定。
- 以下の1から3の警戒信号全てが点灯した場合、府民への自粛要請等の対策を段階的に実施する。
- 以下の2から4の警戒信号を全てが原則七日間連続仕事をすれば自粛等を段階的に解除する。
(出典:大阪府HP)
この解除基準を見てみると、過去7日間の平均値が、
- 感染経路不明の新規患者が10人未満
- また過去7日間の平均値として、 PCR 検査による陽性率が7%未満になることや、
- 重症病床の使用率が60%未満
の三つが条件とされています。
いずれの指標であれ、過去7日間連続で下回れば段階的に自粛解除となります。
一方で、
- 感染経路不明の新規患者数が5人から10人以上、
- 陽性率が7%以上
となった場合は自粛要請を行うという基準も設けられています。
なお、この基準に対する達成状況を知らせる方法としては、太陽の塔のライトアップで一目でわかるようになっています。
(画像出典)
基準の達成状況に応じ、
- 赤
- 警戒中
- 黄
- 注意喚起
- 緑
- 基準クリア
と色が変わるというものです。目標達成するには数値を見える化する必要があり、この施策は大きな効果が期待できそうです。つまり、これらのわかりやすい取り組みが吉村洋文知事の評判をあげているのです。
大阪府は2020年5月5日の新型コロナウイルス対策本部会議で、特措法に基づく府民への
- 外出自粛要請や
- 休業要請
を段階的に解除するための独自基準を決めました。具体例を挙げると、
- PCR検査で判明した陽性者の割合や、
- 感染者向けの病床利用率
など三項目で目標値を設定し、一週間連続で達成することを条件とするというものです。吉村洋文知事は「5月15日に解除の可否を判断する」と述べました。(出典)
なるほど、2020年5月5日の時点では国が緊急事態宣言の解除の条件を公表していない(出典)のに対し、吉村洋文知事は具体的な数値に落とし込み、どうすれば経済が再開するのかという目安を公表したのが高い評判を得るきっかけになったようです。
なお都道府県が「特措法に基づく措置解除の基準」を独自に設定するのは初めての試みであり、吉村洋文知事が行ったことは前例のないことでした。 (出典)
元大阪市長である橋下徹氏は、吉村洋文知事を高く評価しており、なぜ吉村知事の発信力は強いのかを、「量より質を重視しているため」であるとして、以下のように述べています。(出典)
吉村さんの記者会見やテレビ出演を見れば一目瞭然だが、彼はすべて自分の言葉で語っている。記者会見のときにプロンプターは使わない。大阪府にプロンプターがないという事情もあるが。
このことは吉村さんが、有権者に向けて発する内容について、すべて頭に入れていることを物語っている。
ただし、頭に100%の「量」を入れているのではない。大きな論理、重要ポイントを完璧に入れているのであって、細かな事実関係などは担当の職員に説明をさせる手法を採る。
つまり、リーダーとして必要な情報インプット能力は、頭に入れる情報の「量」を拡大するのではなく、「質」を極めることだ。あらゆる情報を頭に入れる博識タイプはリーダーにふさわしくない。このような博識タイプは、肝心な時に、自分の頭の中にある雑学を延々と披歴するパターンに陥ることが多い。
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