Kindle本の最大のメリットは、Kindle読み上げ機能により、電子書籍をオーディオブックとして聴ける点です。
しかし、長年使っていると、デメリットも気になるようになりました。
そこで私が感じた、Kindle読み上げ機能のメリット・デメリットを整理し説明していきます。
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Kindle 読み上げ機能のメリット
Kindle 読み上げ機能のメリットについて説明します。
Kindleの読み上げ機能により、大量の本が高速で読める
Kindleの読み上げ機能により、大量の本が高速で読めるという点について説明します。
私がKindleで最も気に入っているところは、読み上げ機能です。
普通の書籍だとスキャナーで裁断した本を、さらにスキャンしなければ PDF 化することができません。
また紙の書籍だと、PDFは文字認識機能を使って OCR 化したところで、完全に文字認識することはできません。
そのため、PDFを検索しても該当のキーワードが見つからない場合があります。
一方でKindleの場合は、文字が正確なので、必ずキーワードを検索できます。
さらに、kindleの読み上げ機能は、正確に文字を読み上げてくれるので、正確に本の内容を理解することができます。
その結果、MP3形式のオーディオブックを購入する必要がなくなったので、Kindleの読み上げ機能によって、オーディオブック業界は私にとって存在価値がほぼ無くなりました。
Android版 Kindleのメリット
Android版 Kindleは一度読み上げ機能を開始すると、画像が出てきてもノンストップで最後まで読み上げてくれるのがメリットです。
一方で、iOS版は、画像が出てくるたびに停止してしまうので、そのたびに画面を操作しなければいけないので面倒です。
Kindle 読み上げ機能のデメリット
Kindle 読み上げ機能について、主な3つのデメリットを紹介します。
Kindle Unlimitedで価値の低い本まで気軽に読めてしまうのがデメリット
たしかに Kindle の読み上げ機能は、時間がない人にとって、とても便利な機能です。
しかしだからといって、Kindle Unlimitedに登録して、価値の低い本まで読むようになると、途端に読書から得られる知識が減少してしまいます。
自分が興味がある分野で、高いお金を払ってでも読みたいと感じる本こそ読むべきです。
読み放題だから読むのでは、大した知識は得られないはずです。
そのため、それだけ多くの本を読むかではなく、どれだけ読書を仕事や私生活に役立てることができるのかという成果に着目して、Kindle の読み上げ機能を使うようにしましょう。
それが本当の意味で IT を使いこなすということであって、反対に IT に振り回されているようでは、いつまでたってもあなたは成長することができません。
iOS版 Kindleで読み上げ機能を使うと、スマホを紛失時に個人情報流出リスクがあるのがデメリット
iOS版 Kindleで読み上げ機能を使うと、スマホを紛失時に個人情報流出リスクがあるという点について説明します。
iOS版 Kindleは、読み上げ機能を使用中に、アクセスガイドでロックをしなければいけないのが面倒なのがデメリット
iOS版 Kindleは、読み上げ機能を使用中に、アクセスガイドでロックをしなければいけないのが面倒という点について説明します。
iOS版 Kindleに限った話ですが、私が最も困る点がセキュリティ上の問題です。
Kindle読み上げ機能を起動した場合、セキュリティを高めるため、いちいちアクセスガイドでロックをしなければいけない点が面倒です。
もしアクセスガイドでロックをし忘れて、iPhoneを紛失してしまった場合、読み上げ機能が起動し続けてしまいす。
そのため、iPhoneを拾った人はiPhoneを操作し、ホーム画面に戻って個人情報を閲覧することができます。
悪意のある人がヒロった場合は個人情報流出のリスクが発生します。
例えばAmazonなどのサイトでは、二段階認証を設定していても、SMSショートメッセージが確認できさえすればログインできてしまいます。
そのため、個人情報流出のリスクをなくすためには、読み上げ機能を起動中は、必ずアクセスガイドでロックを設定しなければいけません。
iPhone標準装備の「ブック」アプリによるオーディオブックとの比較
一方で、 iPhone に標準装備されている「ブック」アプリでMP3形式のオーディオブックを聴けば、聴いている最中に別の作業ができたりします。
例えば、インターネットサイトを閲覧したり、「ブック」アプリ以外のアプリを操作しても、オーディオブックを聞き続けることができます。
また、スクリーンロック中でも、画面に出てくる再生ボタンを押せば読書を開始できるので、読書を開始する手間も少なくてすみます。
そこで、 Kindle の読み上げ機能と、「ブック」アプリのオーディオブックを比較すると、「ブック」アプリを使用した方が、
- 読書を開始する際の手間が少ないし
- スクリーンロック中でも読めるし
- オーディオブック起動中に他の作業も出来るし
- セキュリティ上も安全
です。
もしKindle読み上げ中にアクセスガイドでロックをかけなければいけないという作業がなくなれば、iOS版 Kindle はより便利になるので、今後の開発に期待したいです。
iOS版 Kindleで読み上げ機能はBluetooth接続が不安定になるのがデメリット
例えば、私は Kindle 読み上げ機能が、突然音声読み上げしなくなってしまうことに困っています。
その不具合を改善するためには、
- iPhone を再起動する
- ヘッドセットやイヤホンを初期化する
などの対処が必要になります。ちなみに、私はこの不具合は頻繁に発生してしまいます。
そのため、iOS版KindleはAndroid 版 Kindle と比較して、Bluetooth接続が不安定になるという点がデメリットであるといえます。
Android版 Kindleの読み上げ機能は操作が面倒なのがデメリット
KindleのAndroid版は、操作に手間取るのがデメリットです。
例えば読み上げ機能を起動させてから横にスワイプしてから画面をダブルタップすると読み上げを開始してくれますが、最初は何度も繰り返し失敗するので、イライラします。
たしかに慣れてくると失敗しなくなりますが、Android版の操作はもう少し改善の余地はあると思います。
Android版Kindleの読み上げ機能は今後も改善されていくはず
Android 版 Kindle の読み上げ機能は、今後も改善されていくはずです。
というのも、以前の Android 版 Kindle の読み上げ機能は、1ページごとにしか読み上げることができなかったためです。
それが時間が経つにつれてKindleの研究開発が進み、今では自動的に複数ページをめくり、読み上げてくれるように改善されたのです。
そのため、過去のKindleの進化の経緯を考えれば、きっと今後は操作面でも改善されていくであろうことは明らかです。
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