投資について知りたいですか?
投資初心者何から始めるべきかという点を踏まえ、投資初心者におすすめの本や少額投資は意味がないのかという疑問点について回答します。 投資初心者が失敗しがちなことや、投資初心者が成功するための知識、投資とは何かを学びたい人は必見です!
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投資初心者は何から始めるべきか
投資初心者は何から始めるべきかという点について説明します。
投資初心者は、全世界の複数の株式銘柄に分散されている、低コストのインデックス投資信託を購入するべきです。
具体的には、eMAXIS Slim全世界株式(除く日本)を、NISA 口座で毎月一定金額ずつ、例えば月1万円から10万円ずつぐらいを、最低でも10年以上に渡ってコツコツ購入するのが良いでしょう。
投資初心者はカモにされるから注意
投資初心者に限って証券会社や銀行窓口の担当者にカモにされるので注意をすべきです。
銀行の窓口で投資信託を対面営業で絶対に買っていけません。買うならネット証券で買いましょう。なぜなら対面営業は手数料が高額だからです。インデックス投資信託で年間の利率を6%程度で目標として運用してるにも関わらず、銀行の窓口で手数料として売買手数料2パーセント支払った場合、なかなか利益が出ないので2%の手数料がどれだ高額かが分かるはずです。郵便局や都市銀行、有名な証券会社の営業パーソンがあなたの財布を狙っているのです。
また投資信託と同様に、株式も売買手数料が割高なので銀行窓販や営業マンなどの対面営業で買ってはいけません。100万円の株式を購入する場合の買付手数料は、野村証券の営業マンから購入する場合、だいたい1万2000円くらいかかります。一方で、 SBI証券の場合は500円程度ですみます。
具体的にいうと、野村證券や大和証券のような総合証券会社に比べると、SBI証券や楽天証券、松井証券、フィデリティ証券などのネット証券の手数料は圧倒的に安いです。
投資初心者に限らず、FXには手を出すな
しかしながら、だからといってインターネット証券会社の口座を開設し自己流で投資を行えば儲かるというわけではありません。例えば最悪の例として FX 投資が挙げられます。FX というのは外国為替証拠金取引のことで米ドルやブラジルレアルなど外国の通貨をレバレッジをきかせて購入することができます。
レバレッジというのは、要するに借金をして投資を行うという行為です。レバレッジは信用取引と言って、手元にあるお金以上のレートの取引を行うことが可能になります。しかし、損をすることによる損失額も倍増するため投資初心者はFXには手を出してはいけません。またFXは世界の24時間営業しているカジノのようなものです。パチンコやスロットはやったことがないが、FXはやっているとしたらおかしいですよね?FX で大儲けをしたという人は中にいるかもしれませんが、それは一時的であり長期で見た場合、損をする可能性が高いです。
パチンコ等のギャンブルは長期的には損をする
FX 取引と似たようなものに、パチンコやスロットや競馬などが挙げられます。これらはギャンブルと言われるもので短期的にはもしかしたら利益を上げることができる人もいるはずですが、長期で継続すればするほど確実に損をします。
例えばパチンコ屋さんは慈善事業として店を経営してるわけではなく、店で働く従業員にバイト代を支払わねばなりません。またパチンコ台の電気代を必ず支払う必要もあるし、土地代もかかります。つまりパチンコ家さんは必ず一定金額を来店客から支払ってもらわねば経営が成り立たなくなってしまうのです。
パチンコのように、長期でお金をかけ続けた結果、お金が減っていく行為がギャンブルと言います。 FX はまさにギャンブルと同じだから投資初心者は手を出すべきではないのです。
「投資はやめとけ」と言われる理由
「投資はやめとけ」と言われる理由について説明します。
「投資はやめとけ」とよく言われる理由は、投資で大損する人が多いからです。
確かに投資は長期で見た場合、ギャンブルとは異なり、利益を上げることができる可能性が高いです。しかしながら多くの人が投資は必ず儲かるものだと勘違いしてしまって、安易に投資に手を出して失敗してしまうのです。なぜなら、投資にはお金が減ってしまうリスクが必ずあるからです。「投資はやめとけ」と言われるが、実は投資の中でも「個別銘柄への株式投資はやめとけ」が正しいです。その理由について、詳しくはこちらの記事をどうぞ。
投資初心者におすすめの本
投資初心者におすすめの本を紹介します。ウォール街のランダム・ウォーカーです。
この本はもちろん投資初心者にはお勧めですが、投資の大ベテランに対してもおすすめすることができる本です。ウォール街のランダム・ウォーカーは、1973年の初版以来これで12版目ですが、全米累計150万部を超え、「投資の名著」として絶賛されるベスト&ロングセラーです。なぜこの世の誰一人として、短期的な株式市場の先を読むことができないのかが分かります。つまるところ投資で利益を出すためには、前述の低コストのインデックスファンドを、ドルコスト平均法で分散投資し続ける以外方法はないのです。この本は一読しただけではなかなか内容が頭に入ってきません。なぜなら本の内容が深いのにも関わらず、長い(本が分厚い)からです。しかし後で改めて読んでみると、どの章も決して無駄な内容などないということがわかります。
ウォール街のランダムウォーカーを読む際にはこちらで紹介している、Amazonで購入した Kindle 本を Android 端末で読み上げそれを IC レコーダーで録音しオーディオブック化することによって、あいた隙間時間で本を繰り返し読む方法を取るべきです。
そうすることによって、ウォール街のランダムウォーカーで説明されている投資の方法を、深く理解することができるでしょう。もちろん座ってこの本を読むことで本の内容を理解することも可能ですが、オーディオブックで耳で速読することと、座ってじっくり本を読むことを組み合わせることによって、より投資に対する理解が深まるはずです。
いずれにせよ、投資初心者はまずこの本をどうぞ。
投資初心者はまず何を勉強するべきか?
投資初心者はまず何を勉強するべきかについて説明します。投資初心者はまず投資のプロと投資初心者の市場に関する判断は、実は同じであるということを勉強するべきです。つまり投資判断を仰ぐためにプロの投資家に対して他にを支払うのは無駄以外の何者でもありません。具体的に言うと、ウォール街のランダムウォーカーで紹介されている内容ですが猿がダーツを投げて泊まった株式銘柄を購入した場合と機関投資家のプロのトレーダーが考えに考え抜いた株式銘柄を購入した場合でどちらのリターンが勝ったのかという興味深いものがあります。残念ながらプロのトレーダーは猿に負けてしまいます。ここから言えることとしてプロの投資家の投資判断は何の役にも立たないということです。
投資初心者は投資判断に関する能力は勉強することによって伸びていくだろうと勘違いしている人が多いですが、残念ながら投資判断に関する能力が上昇することもないし下落することもありません。だから投資初心者は絶対に投資のプロに判断を仰ぐためにお金を支払っていけません。それはただの無駄金なのだから、ということを真っ先に学ぶべきです。
ここで言う投資のプロというのは、銀行の窓口の投資信託の販売者や証券会社の営業マンなどを指しています。また中には投資信託の中でもアクティブファンドと言われるプロのトレーダーが、あなたに代わって投資を行ってくれるという種類の投資も同様です。アクティブファンドと対をなすのが、インデックスファンドです。インデックスファンドは市場の変化に応じて、自動的に株式を売買してくれます。インデックスファンドは自動的に売買してくれるので手数料は低いです。一方、アクティブファンドのトレーダーたちに高い給料を支払っている分、手数料は高いです。その人件費で差が出ている時点で、アクティブファンドはインデックスファンドにリターンの点で勝てないということは統計的にも立証されています。詳しくはウォール街のランダム・ウォーカーをご覧ください。
つまり投資初心者はアクティブファンドではなく、インデックスファンドを購入するべきであるということを勉強しましょう。
少額投資は意味がないのか?
少額投資は意味がないのか?という疑問について説明します。
少額投資をすることで、短期で見た場合はあまり意味がありません。 しかし長期で見た場合は大きなリターンを得る可能性が高いです。
例えば毎月3万円ずつ積み立てをした場合、1年間で36万円10年間で360万円を積み立てることができます。30年間継続した場合の合計金額は、1080万円になります。もし年率6%のリターンを得た場合は元本1080万円は、約3013万円になります。
出典 金融庁HP
つまり約1933万円が複利効果によって増えたのです。もし毎月3万円ずつの積立を3年継続した場合の元本は108万円ですが、もし年率6%のリターンを得た場合であったとしても、複利効果によって10万円しか増えておらず、合計118万円でしかありません。つまり少額投資は短期で見た場合はあまり意味がないのです。 たとえ3年間で少額投資によって得た10万円を使うとしても一瞬で使ってしまうでしょう。しかし30年間継続した場合、大きなリターンを手にすることができます。
つまり適切な回答としては少額投資は短期で見た場合はあまり意味がないが、長期で見た場合は大きなリターンを得る可能性が高いということです。
投資初心者が失敗しがちなこと
投資初心者が失敗しがちなこととして、短期の運用成果によって一喜一憂することが挙げられます。 ことあるごとに投資のリターンを毎日チェックして自分が投資したお金がどのぐらい増えたり減ったりしているのかを確認するたびに感情が変化するという人は要注意です。 前述の通り短期で見た場合は投資はあまり大きな効果を発揮することができませんまるしかし上記で見た場合大きなリターンを得る可能性が高いです。前述のインデックスの投資信託をドルコスト平均法で一定金額ずつ購入し、その後はほったらかし投資をすることがベストの選択肢であるにも関わらず、毎日チェックをすることで時に市場が暴落してそのタイミングでなんとなく損をしてしまうのではないかと怖くなって金融資産を売却するという誤った判断を下してしまう可能性が上がります。つまり投資初心者は短期の運用成果をチェックすることで相場の下落時に資産を売却してしまわないようにほったらかし投資をすることが失敗を回避する ための一つの方法であると言えるでしょう。
投資初心者が成功するための知識
投資初心者が成功するために身につけておくべき知識について説明します。
投資初心者が投資で成功するために身につけておくべき知識は実はないということを学びましょう。
ただ単に前述の全世界の複数の株式銘柄に分散されている、低コストのインデックス投資信託を一定金額ずつ毎月1~10万円ずつ購入するだけでいいのです。それだけで投資初心者は成功します。
具体的には、前述の通りeMAXIS Slim全世界株式(除く日本)を購入するのが良いでしょう。
投資初心者が投資で成功するための方法と、投資の大ベテランが投資で成功するための方法を全く同じです。 低コストのインデックス投資信託をドルコスト平均法で時間分散して一定金額ずつ投資するという方法です。投資初心者はどれだけ大きな成功(リターン)を得られるかを狙って投資をします。 しかし一方で投資の大ベテランは、投資でどれだけ失敗をしないかを狙って投資します。つまり投資信託で信託報酬や販売手数料などの手数料をかすめ取られないように、低コストのインデックス投資信託を購入し長期保有するのです。投資の初心者はどうして成功する為に身につけておくべき知識などありません。 ただ単に手数料が割安の低コストのインデックスファンドを購入し短期で売却するのではなく長期で保有し続けるのです。その際に一括でタイミングを狙って購入するのではなく毎月一定金額ずつをドルコスト平均法で時間を分散して購入する必要があります。 つまり一気に大金持ち になることを狙うのではなく、全世界の市場平均と連動するようなリターンを狙うのです。
株式市場は短期的に見れば予測することは不可能ですが長期的に見れば人口の増加と連動しています。世界の人口は毎年増え続けています。日本の人口は少子高齢化によって減少していますが世界的に見れば人口は増え続けているのです。世界経済は人口が増えることによって発展して行きます。 つまり今後人口が増加し続けることによって株式市場も拡大していくのです。だから投資は市場の平均を撮るだけでいいのです。だから全世界に分散されたインデックスファンドを長期保有する必要があります。
投資とは何か
投資とは何かについて説明します。 人によって投資とは何かの定義は様々であると思われます。しかし、投資とは世界が今後も良い方向に発展していくだろうと判断した場合、投資をすることによってお金が増えるというものです。もし世の中が悪い方向に進んでいくだろうと判断するのであれば投資するべきではないです。 全世界の人口は増加傾向にあり今後も継続していくだろうと考えられます。従ってもしあなたが「世界の人口が今後も増え続けていくだろう」と想定するのであれば今すぐ投資を始めるべきです。一方で世界の人口は減少し文明は衰退していく可能性が高いと想定するのであれば投資をするべきではありません。
2021年現在、ここ30年で私たちの生活は劇的に変わりました。例えば30年前は携帯電話といえばとても大型のものであり持ち運ぶことは容易にできなかったレベルのものでしたまるしかし今日では誰でもポケットに入れられるくらい小型化し、なおかつ高性能化したためどの家庭でも人数分、あるいは最低でも1台は見られます。
今後は車の自動運転化が進んでいくだろうと予想されていますが、もしあなたが今後も車は自動運転化もされず、私達の携帯電話も進化せず衰退していくだろうと考えているのであれば、投資をするべきではありません。 自動運転化について詳しくはこちらの記事をどうぞ。
医療技術に関しても同様です。30年前は癌といえば不治の病と言われており、診断された時点でイコール死を意味していました。しかしながら、現代では癌は必ずしも不治の病ではなく治る可能性が劇的に向上しました。もし今から30年後は癌は治らない病気に後戻りしてしまい、医療技術もきっと衰退するであろうとあなたが想定するのであれば、投資をするべきでありません。
つまり投資とは、世界が今後も良い方向に発展していくだろうと判断した場合、どうしようすることによってお金が増えるというものであるため、もし世界の未来が明るい方向に進んでいくだろうと想定するのであれば、是非30年後の未来に目を向けて今すぐコツコツ、ドルコスト平均法で投資をスタートしましょう。
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2030年の未来予測にはこちらの記事が参考になるのでご覧ください。
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