【無形資産とは】友人・家族との絆に投資する具体例【ライフシフト】

リンダ・グラットン 投資戦略
リンダ・グラットン 出典:「リンダ・グラットン×小泉進次郎」特別対談
この記事は約6分で読めます。

無形資産について知りたいですか?

著書ライフシフトが推奨している無形資産の構築は、長寿化時代を生き抜くために不可欠なものであり、友人や家族との絆に投資することで得られます。

その具体例を説明していきます。

無形資産の影響や役割を理解したい人は必見です。

https://amzn.to/2JEQG1k

 

スポンサーリンク

無形資産とは

無形資産とはどのようなものなのかを説明します。

著書「ライフシフト」で主張される無形資産の考え方

無形資産という言葉は、リンダ・グラットン氏による著書「ライフシフト」で紹介されて以来有名な言葉となりました。

医療技術が伸びたので平均寿命が伸びています。

その結果、人生100年時代と言われるほど、長寿が当たり前となる時代が必ず訪れるでしょう。

人生100年時代を生き抜くために、無形資産は有形資産と同様に必要であるという考え方をライフシフトでは主張されています。

無形資産の具体例

無形資産はどのようなものを指すのかを、具体例を挙げて説明します。

「友人との人間関係」や「家族との絆」は無形資産

長寿化時代を生き抜くために、資産を蓄えることは必須です。

しかし、目に見えるものだけが資産ではありません。

お金や不動産など目に見える資産だけではなく、

  • 「友人や同僚との人間関係」
  • 「家族との絆」

などの目に見えない資産も価値があります。

これらの目に見えない資産のことを、無形資産といいます。

肉体的・精神的な健康は無形資産

肉体的・精神的な健康は無形資産の一つです。

無形資産の価値

無形資産の価値について説明します。

無形資産は有形資産と異なり、お金で見積もることができません。

しかし、実は大きな価値を持っていますので、無形資産への配慮を怠ることで、有形資産を失うことにもつながりかねません。

無形資産の価値を見誤り、有形資産を失った例

例えば、私の知り合いは配偶者と離婚裁判になり、弁護士費用だけでも500万円以上費やしたと愚痴をこぼしていました。

これは有形資産にだけ目がとらわれてしまい、無形資産の構築に手抜きをしていたために、有形資産まで失ってしまった例であるといえます。

悩みを相談できる友人は貴重な無形資産

配偶者以外にも、何か悩みがあったときに相談できる友人を持つ事は、貴重な無形資産になります。

なぜならば、あなたが重大な人生の岐路に立たされた時に、中立的な立場であなたにアドバイスをしてくれる友人を持つことは、優秀なコンサルタントに依頼するよりも有益だからです。

例えば高額な報酬で優秀なコンサルタントを雇ったとしても、コンサルタントはあなたに関して詳しく知らないので、あなたに対するアドバイスは的外れである可能性もあります。

コンサルタントの費用相場は?報酬の決め方や個人と大手の違いを解説
コンサルタントの費用は契約形態や報酬単価など複数の要素によって決定するため、正しい相場を理解することが大切です。この記事では、コンサルタントを依頼したいと検討中の経営者向けに、コンサルの費用相場を解説します。

無形資産を育てる

この無形資産を育てることにより、長期的に見れば大きな力を発揮することができます。

ほとんどの人は、お金や不動産などの有形資産にしか目がいきません。

そのため無形資産が不足していることで、思わぬところで足を引っ張られてしまい、有形資産まで失ってしまう可能性が大いにあります。

そこで、無形資産を育てる具体例を以下に説明していきます。

無形資産を育てる具体例

無形資産は、例えば健康や人間関係が挙げられます。

長時間労働で働き詰めで収入が上がったとしても、

  • 精神病を患ってしまったり、
  • 血管や心臓病を患ってしまう

ことで長期の療養が求められてしまいます。

その結果、一時的には有形資産を蓄えたかのように見えても一瞬で失ってしまうことになります。

そのため

  • 無形資産と
  • 有形資産

のバランスを取ることが重要です。

例えば、運動のために週に2回公共の運動施設や民間のフィットネスジムに通ってみましょう。

格安スポーツ施設マップ

また、睡眠の質を改善するためにベッドやマットレスなどの寝具に投資したりして、健康に配慮することで無形資産を構築しましょう。

https://www.nitori-net.jp/store/ja/ec/Shingu?ptr=list

無形資産の育て方

次に、無形資産の育て方を説明します。

プライベートの人間関係、健康などの無形資産を育てるために必要なものは、ゆとりのある余暇時間です。

早期に仕事を切り上げ、夜早く帰宅することにより、無形資産に投資する余裕ができます。

例えば、地域の野球チームに参加したり、家庭では奥様の家事や育児を手伝ったり、また休日に夫婦で外出する時間を作ることも、無形資産への投資につながります。

しかし、仕事の生産性をどれだけ上げたところで、1日の労働時間をせいぜい一・二時間短縮できるのが限度だと思います。

そのため会社勤務は週5日間働くのではなく、思い切って週3日間だけ働いて週二日間はボランティア活動やスポーツなどの趣味などの余暇時間にあてる方法もあります。

ただその代わりに大幅に収入が下がってしまうので、余暇時間を拡大するのはせいぜい一・二年間にとどめるべきであり、生涯を通して継続するべきではありません。

いずれにせよ、無形資産を構築するためには余暇時間を増やすことが必須なので、経営でもプライベートでも、様々な工夫をこらす必要があります。

平成28年社会生活基本調査 生活行動に関する結果 結果の概要 - 総務省統計局

無形資産の資産形成をするコツ

「有形資産(お金)がないので、そもそも無形資産を増やすだけの余裕がない」という人がいます。

確かに、今はとにかくお金がないので、有形資産を形成した後に無形資産を増やした方が良いのではと感じる人もいるでしょう。

しかし実際は、

  • 有形資産と
  • 無形資産

は、片方だけ増やすことはできないものであり、いつかはどこかで片方が足を引っ張ってしまいます。

無形資産を育てることを怠り、有形資産を失った例

無形資産を育てることを怠り、有形資産を失った例を紹介します。

私の友人は営業職として1日15時間労働で働いていました。彼は確かに年収は高く、ゆとりのある生活を送っていました。例えば、

  • 高級車を乗り回したり
  • 立地の良い新築マンションに暮らしたり

することは、誰から見ても羨ましがられるような生活でした。

しかし週に1度しか休みがなく、その短い休日中に友人や家族との関係に投資するのは時間が足りません。また、

  • エクササイズを通して健康に配慮するのは難しい
  • 外食に頼る日々により食生活が崩れ
  • ストレスを常に感じ、精神的に憂鬱な日々

が続いていました。その結果、病気を発症し、治療のために有形資産を失いました。

このように有形資産を育てる一方で、無形資産に目が行かないするというのがよくある失敗例です。

そのため、有形資産と無形資産の両方を同時に資産形成できるように、日々バランスを整える必要があります。

 

まとめ

無形資産と有形資産のバランスを取ることが重要です。

例えば収入を上げても健康を害してしまうことで、無形資産と有形資産の両方を失うことになります。

家族との関係を構築することや、悩みを相談できる友人を持つことは、貴重な無形資産構築につながります。

無形資産を育てるためには、ゆとりのある余暇時間が必要なので、働き方を変えることで無形資産に投資しましょう。

有形資産と無形資産は片方だけ増やすことはできないので、両方同時に資産形成できるように日々バランスを整えましょう。

https://amzn.to/2JEQG1k

コメント