エッセンシャル思考【量を減らし質を高める/やらない事を選択する】

エッセンシャル思考 経営実践戦略
エッセンシャル思考【量を減らし質を高める/やらない事を選択する】
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ベストセラー本、エッセンシャル思考について知りたいですか?

量を減らし質を高めるという点や、やらない事を選択するためにどうすべきかを具体的にご紹介!

仕組み化の技術や、ルール化のために考え方、行動、結果をどう変えるべきか学びたい方必見!

エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする

この記事とは反対に、エッセンシャル思考をすると危険な人については「【エッセンシャル思考が危険な人】初心者/活動量/失敗/無駄/バッファ/妥協/口だけ/楽する」の記事をご覧ください。

【エッセンシャル思考が危険な人】初心者/活動量/失敗/無駄/バッファ/妥協/口だけ/楽する
エッセンシャル思考をすると危険な人について説明します。エッセンシャル思考というのは、本質を見抜いて最小限の行動で、最大の結果を出すと言う考え方です。しかしこの考え方をすることによって、不利益を招いてしまう人も中にはいます。それはどんな人か、...

 

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【書評】エッセンシャル思考【量を減らし質を高める/やらない事を選択する】

今日紹介したいのはエッセンシャル思考という本です。

エッセンシャル思考というのは非常にバカ売れしている本で、大人気ベストセラーとなっています。エッセンシャル思考とは何かを一言で述べると、より少なく、しかしより良くという言葉に集約されています。

エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする

量を減らし質を高める

具体的には、多くの人はよりたくさんのことをして、結果を出そうとしています。もちろん、長時間労働をすれば、短期的には成果を残せるかもしれません。

サービス残業のイラスト

しかし長期的な視野で考えた場合に、逆効果を招いてしまうということも多々あります。例えば体調を崩してしまって長期療養が必要となったり、あるいは仕事で家庭がおろそかとなり、気づかぬうちに配偶者や子供に負担をかけており、自分以外の家族が精神的な病に侵されてしまったりする場合に、それが該当します。

心を病む人のイラスト(女性)

じゃあより少なく、しかしより良くできるためにはどうすればできるのか、エッセンシャル思考を実践することによってどううまく回るようになってくるのか、そういった疑問への回答がこの本の内容として記載されています。

Greg Mckeown

Apple、Google、Facebook、Twitterのアドバイザーを務める、エッセンシャル思考の著者、エリック・マキューン

この本が一貫して言ってる事っていうのは、「量を増やすんじゃなくて、質を高めろ」っていうことを言っています。

[グレッグ・マキューン, 星井博文, サノマリナ, 高橋璃子]のマンガでよくわかる エッセンシャル思考

例えば、「時間がない時間がない」って口癖のように言ってる人がたくさんいるけど、そういう人に限って実は時間はたっぷりある。そのたっぷりある時間の中で、何をするべきかが明確になっていないから、時間がなくなるのであって、いらないものをそぎ落としていくことによって時間はより増えていくっていう考え方がエッセンシャル思考です。例えば、時間がないと言いつつ、大切な家族との時間をないがしろにして、SNSに忙しそうに投稿している人はたくさんいるでしょう。

ソーシャルゲーム疲れのイラスト(時間とお金)

やらない事を選択する

じゃあもう少し具体的に言うと、この本の中で、自分にとって何が必要なものなのかを選択する際は、特に不要なものを選択しないように気をつけるべきだと書いてあります。

じゃあどういう風な選択が不要な選択なのかと言うと、例えば上司に飲みに誘われた、「〇〇君、今日久しぶりに飲みに行こうよ」って誘われた場合に、その時に90点ルールというの適用しろと言ってます。90点ルールっていうのは、今これが本当に必要かどうか?ということを評価する場合に90点以上なければそれは断るべきだ、と基準を高く設定することです。

「お断りします」のイラスト(男性)

じゃあ他にも、仲の良い友達に今日仕事終わったらラーメン食いに行こうって誘われたとします。でも、自分は今日早く帰って自分の子供達と一緒に遊んだり、奥さんと夫婦で会話したり、そういう時間を取ろうとしていたのに、実際に友達に誘われて、「今しかできない話があるんだ」って言う風に友達から言われた場合に、それを断れるかっていうのも、90点ルールに当てはめて、ふるいにかけろって言う事をエッセンシャル思考では言ってます。つまり、たとえ判断に苦しみ、ギリギリの88点であった場合でも、基準に達していないならば、それはきっぱりと断るべきだと主張しているのです。

エッセンシャル思考

もちろん、それを断ることによって失うものもあるかもしれないけれども、失うものより得るものの方が大きいから、世の中はいらないことに満ち溢れてるから、断る勇気を持とうっていう考え方、それがエッセンシャル思考の核となる話です。

睡眠

他にも例を挙げると、多くの人は睡眠を削って何かを頑張れば、より多く仕事ができて成果も高くできてるっていう考え方にとらわれてるっていうのを著者は主張してます。

たしかに、大学生時代にテスト前に一夜漬けで勉強をして、試験の前日になると深夜まで徹夜で勉強する人がたくさんいますよね。

勉強のイラスト「テスト勉強・男の子」

私もありましたが、深夜2時か3時まで起きて、一夜漬けで必死に暗記して次の日でテストを書いたらもう全て一瞬で忘れてしまう。こんなことはよくありますよね?でも、このように短期的に見たら、一見すると量を増やすことによって成果を出せるかもしれない、例えば睡眠を削ることで短期の成果を出せるかもしれないけど、長い目で見てその勉強で学んだことを実生活でアウトプットして実践していく際に、本当に成果は出せるのかっていう点で考えると、一夜づけをすることでやった気にだけはなるので、逆にマイナスに繋がりかねないですよね?

勉強中に値落ちした人のイラスト(男性)

じゃあマイナスにつながりかねないのであれば、どうすればいいかって言うと、例えば睡眠は削るべきじゃない、なぜなら1時間の眠りが数時間分の成果を生むためだと著者は言っています。どういうことかと言うと、例えば普段より1時間長く睡眠をとることによって、それ以外の仕事で8時間の生産性がもし2倍に上がった場合、仕事の時間に同じ1時間をかけるよりも、睡眠に時間をかけた方が高い成果をあげられる可能性が上がる。だから睡眠を削って仕事をするのではなく、睡眠を十分にとることこそが、エッセンシャル思考なのだと主張してます。

寝ている女性のイラスト(睡眠)

また、睡眠不足は酒の飲みすぎとと同等の影響があるようです。ハーバードビジネスレビュー誌によると、一日の徹夜や一週間で4~5時間睡眠しか日々とらない習慣にするだけで、血中アルコール濃度0.1%の状態になることと同等の機能低下が起こるらしいです。

誰も、アルコールを摂取して仕事をしている人をみて、頑張ってるとは思いませんよね?でも、睡眠不足で仕事をしている人をみて頑張ってるなぁと感じてしまうのは、非エッセンシャル思考によるものなのです。つまり、睡眠不足は悪であると著者は主張してきます。

眠い会社の朝礼のイラスト

また、あの有名な Amazon 創立者のジェフベゾスが「1日8時間寝ると調子がいいね」、っていう風なコメントを残しているって言うことを著者は紹介しています。つまり、あの億万長者になった世界ナンバーワンの大富豪が多忙な中で睡眠を大切にしてる、だからあなたが睡眠を大切にしない理由がありませんよね?って事を言ってます。

捨てる技術

じゃあ、次に捨てる技術を学びなさいっていう風に著者は主張してます。でも中には、「捨てる技術!なんのことだ?自分はもう捨てるものなんて何もないから多くのものが欲しいんだよ!だから捨ててる場合じゃないんだ!」と反論する人もいるでしょう。たしかに、そういう気持ちも分かります。

やるべき事を絞り込む

けど、著者は実は多くの人は、まず自分がやるべきことがあまりにたくさんありすぎて、そのすべてに手を出すことによって成果は分散されてしまう。だからやるべき事を一つに絞り込むことによって、成果が分散されずに一つの物事で高い成果を残すことができるから、やらないことを選択しなさいっていう風に主張しているんですね。

そのためにはどうするべきかって言うと、本質的な目標を定めて、その目標に向かって努力しなさいっていうことを主張します。物事の本質を見抜く方法については「【本質を見抜くには】見極めることで仕事が減る理由【意味と考え方】」の記事をご覧ください。

【本質を見抜くには】見極めることで仕事が減る理由【意味と考え方】
本質を見抜くにはどうすべきかを知りたいですか? 多くの人は問題解決に単に着手しているだけで、根本的な問題解決を後回しにします。 その結果、問題が繰り返し再発してしまいます。 そこで、本質とは何かという意味や考え方を踏まえて、本質を見極めるこ...

じゃあ具体的にどういうことかって言うと、ゴールが明確にならなければ、どこに今自分が向かって進んでるのかがわからないから、だからゴールをどこに定めるかっていうのが一番大事!だってなりふり構わず努力をスタートするのは価値が低いですよって事を言ってます。

ゴールした人のイラスト(棒人間)

トレードオフ

じゃあそのためにどうすればいいかって言うと、トレードオフです。トレードオフっていうのは、何かを取って、その別のもの手放すっていう考え方です。何かを選ぶことは、何かを捨てること。じゃあ何を捨てるべきかを明確にすることによって、自分の生産性が上がるっていうことを著者は主張してるんです。

分かれ道で迷う人のイラスト(男性)

このトレードオフっていう考え方を無視した場合に、結局どっちつかずの人間になってしまって、長い目で見たら損するって事を言ってます。

具体的なエピソードとして、この本の著者は以前はハードワーカーとして仕事を頑張っていたらしいんですね、この本の著者で仕事をとにかく頑張って仕事人間だった時に、自分の子供が、赤ちゃんが生まれた時に、妻の出産に立ち会えなかったことをすごく後悔してるんですね。

出産のイラスト

その出産に著者は立ち会わずに何していたかって言うと、仕事でお客さんと商談していたらしいんです。

お客さんと商談していて、お客さんに「今日僕の赤ちゃんが生まれるんですよ」って言ったらお客さんから「何やってるんだ!こんなとこにいるべきじゃないじゃないか!」ってゆーふうに言われたらしいです。

それも当然ですね。一生に一度しかない、自分の奥さんが必死に頑張ってる時に、旦那さん何してるかというと仕事していると。たしかに、そんなお客さんとの商談なんていつだってできるじゃないですか?それを何故やっちゃったかって言うと、トレードオフの考え方を理解していなかった。とにかく家族を幸せにしようって努力をしているつもりが、いろんなものを捨てないで、全てのものを手にしようとするから、結局著者は大事なものを見失っていたってことに後で気づいたって言うんですね。

反省・後悔のイラスト(男性)

損切りの技術

じゃあトレードオフをするっていう考え方はわかった。でもうまく自分がやるべきではない事を優先順位付けをできないんだ、っていう人はたくさんいるはずです。明らかにやるべきでないことはすぐに切り捨てられるけど、実は曖昧な「悪くはない」ようなことの方が多く、中々切れない。そのために役立つツールとしては、さっき言った90点ルールを適用するってのがあるんですけれども、それ以外にもう一つ途中でダメだと思ったら中断するっていうことがすごく大事だって言ってます。

仕事を投げ出す人のイラスト(男性)

で、これを過去の損失を切り捨てる、損切りの技術と捉えられるんですけれども、途中で止める事って誰しもやりたくないと思うんですね。なぜならば、最後までやり遂げることに価値があるっていう考えが、昔から深く根付いてるからです。特に日本人は最後の最後まで努力をして、うまくいかなくてもいいじゃないか、努力したんだからそのプロセスこそ価値がある、っていう風に根性論とか努力した姿に周りが応援する励まされるっていう、そういうカルチャーがあるから日本じゃ途中で手放す技術が乏しい可能性があるんですね。

サンクコスト効果

じゃあどういう時に過去の損失を切り捨てるかって言うと、例えば、仮にあなたが会社を立ち上げたとします。

会社を立ち上げて必死に努力をして、なかなか業績が出ないでどうしてもうまくいかない時に、ここで中断することによって今まで努力してきたことが水の泡になってしまう。でももう少し頑張れば成果が出る可能性が少なからずある。でも長期的に見たら、これはきっとうまくいかないだろう。そこでどうするべきかって悩んだ時に、サンクコスト効果ってのがあるんですね。

サンクコスト効果ってのは、ここまでこれだけの労力やお金を費やしたんだから、いけるとこまでいっちゃえ、もうここで引き返すわけにはいかないから!っていう考え方です。心理的な用語でサンクコスト効果といいますね。このサンクコスト効果っていうのは、非常に強いもので株式投資をしていて、損切り、つまり会社がうまくいかずに株価が下落しても、これ以上損をしたら、自分の全財産を失ってしまっている状態に陥るかもしれない。

嘆く株主のイラスト

でもここまでお金を費やしたんだから、もう元を取るまでやっちゃおうっていう気持ちが先行して、株を売れない損切り出来ない、っていうことをよくサンクコスト効果によって損切りがうまくできないんだっていう風に言います。で、この途中まで頑張ったけど、そこまでの努力を早めにリセットして、諦めて次に行くことこそが重要だっていうことをこの著者も言ってるんです。だからエッセンシャル思考に乗っ取って、自分が本当に成果を残せるものと、残せないものとを見分けることが、まさに今の現代社会の人たちに求められているんだということを著者は主張してます。

リセットボタンのイラスト(オフ)

 

【エッセンシャル思考】仕組み化の技術

で例えば、エッセンシャル思考を実践するにあたって、仕組み化の技術、これもとても大事だよってことを主張してます。仕組み化っていうのは、どういうことかって言うと、努力をしなくても上手くエッセンシャル思考を実践できるマイルールを作るってことです。

余裕を持つ

エッセンシャル思考を実践するために不可欠なもの、それは余裕を持つというマイルールを持つことです。余裕を持つということは、すべてにおいて余分に準備するということ。例えば待ち合わせ時間でもいい、ダイエット目標達成のための運動でもいい、老後のために蓄えておくべき資金でもいい、全てにおいて余裕を持つべきだということです。

例えば、想定外のことは頻繁に起こると自覚することが重要です。想定外の突発的な事故が起こらないことのほうがおかしいですよね?年に1回起こるかどうかではなく、3日に一回起こるかもしれない。多くの人は甘く見積もりすぎているために、突発的な問題が発生したことで、大幅な時間を取られて計画が頓挫してしまっていると著者はいいます。

例えば、車で移動中にタイヤがパンクする前提でスペアタイヤを準備したり、電車で事故が発生する前提で遅刻しないよう早めに移動するなどです。

1.5倍で見積もる

じゃあさらに具体的に説明すると、ある日、とある営業マンがお客さんと商談をしようとしているとします。で、そのセールスマンは自分のスケジュールをたてるときに、そのお客さんはだいたい1時間ぐらいあれば、そのお客さんとの話は完了するだろうっていうふうに考えて、商談が終わった後、その後すぐ別のお客さんと30分後にもう1時間商談の約束をとっていたとします。

スケジュールが沢山書かれたカレンダーのイラスト

でもこの場合に、実は多くの人っていうのは、実際にかかるコスト、時間とかお金を過小に見積もる悪い癖があるって言う風に、このエッセンシャル思考の著者は言ってます。じゃあどういうことかって言うと、1時間であれば実際のところは一時間半かかかることの方が多いよ、っていうことです。つまり、この見積もりを1.5倍増し増しでで考えることによって、日々のスケジューリングを一気に適切なスケジュール管理に変えることができるというのがポイントです。

例えば東京五輪の予算建設費用が、だいたい最初にこれだけの金額の費用かかりますよって言っておいて、蓋を開けてみたらそれのそれよりも多く◯倍かかっていた、なんてことはざらにあるんですね。つまり最初に予算を決めた時に、多くの人っていうのは甘く見積もりがちなんですね。

そうじゃなくって、大体1.5倍で見積もることによって、大きな予定変更しなくて済むから、その予定変更に伴う出費が減るから、仕組み化することによって生産性を上げることもできるって言う風に著者は主張しているのです。

 

【エッセンシャル思考の全体像】考え方・行動・結果【ルール化】

エッセンシャル思考っていうのは、自分の中でルールを作ることが重要だっていうのが最も大事な点です。

この本から学んだことを実践することで、初めてエッセンシャル思考を身につけることができます。じゃあ具体的に何をルール化して、どう日々の生活に取り入れるべきかをこれから説明します。

重要なポイントはたった三つです。考え方と行動と結果、この三つに対するやり方を変えることが、エッセンシャル思考の全体像です。

エッセンシャル思考

エッセンシャル思考の「考え方」・「行動」・「結果」

考え方

3つの内の、まず一つ目「考え方」から説明します。多くの人はさっき説明したように、全部やらなきゃ、どれもこれも全部大事だ、全部をこなす方法は一体何なんだ、っていう風に考えるのが多くの人が囚われている非エッセンシャル思考の考え方です。

一方でエッセンシャル思考の人は、これをやろう、大事な事は少ない、何を捨てるべきかを考えます。

行動

次に2つ目として、エッセンシャル思考に基づいた行動っていうのを説明します。非エッセンシャル思考の例として、やることをでたらめに増やす行動を取ります。例えば差し迫ったものから手当り次第やる、反射的にやりますと答える、期限が迫って初めて根性で頑張るなどです。

一方でエッセンシャル思考の行動は、やることを計画的に減らします。例えば、本当に重要な事を見定めて、大事な事以外は切り捨てます。また予め問題となるものを取り除いておいてから行動に出るのです。

エッセンシャル思考

行動 例

さらに行動に関するエッセンシャル思考を、より具体的に考えていきましょう。

一言で言うとやることを増やすんじゃなくて減らして質を高めろと主張してます。

具体的に言うと、差し迫った物事、つまり緊急性の高いものから手当たり次第にこなしていく、これが非エッセンシャル思考の行動様式の一つです。例えばいきなり電話がかかってきて、緊急性の高いものごとから優先順位付けもせずに、対応していくというやり方です。

電話をする人のイラスト(男性・泣いた顔)

次に上司からやれるかどうかって聞かれた時によく考えもせずに、反射的にやりますって答えてしまうのが、非エッセンシャル思考の行動です。

最後に根性論に頼って何とか頑張る、っていう行動、これも非エッセンシャル思考の行動です。じゃあ具体的に、どうやってこの三つを変えるべきかって言うと、やることを計画的に減らして、行動量を減らしなさいっていうふうに著者は主張してます。

まず一つ目は、本当に重要な物事を見定めて大事なもの事だけを行動に移す。これはまず一つ目です。

次に2つ目は、大事なこと以外は切り捨てる、これが行動量を減らすことにつながるって言ってます。

最後3つ目は、あらかじめ障害となるものを取り除いておく。最後の障害ってどういうことかって言うと、最初から自分の目的達成に反して足を引っ張るであろう物事取り除いておくということです。

具体的に、自分の体力がないことが最終的には足かせとなって、仕事がうまくいかない可能性があるのであれば、事前に体力をつけておいて、最終的な足を引っ張る自分にとって不利な点となるものを取り除いておくことによって、物事をスムーズに計画を達成できるようになるという考えがエッセンシャル思考です。

結果

最後のエッセンシャル思考の結果に関するポイントは、充実感に注目します。

結果を変えるためにはどうするべきかと言うと、今までの非エッセンシャル思考の結果の出し方としては、何もかも中途半端で周りに振り回されていて、何かおかしいと違和感を感じたり、自分自身が疲れ切っていたりする、これが無力感として結果が出せずにいる原因となる、っていう風に非エッセンシャル思考の思考様式ができてます。

一方でエッセンシャル思考というのは、充実感に満ち溢れてる、って言うんですね。具体的には、質の高い仕事ができる、あれはコントロールできている、正しいことをできていて、毎日を楽しんでる、これがエッセンシャル思考を実践してる人の体感としてあるっていうふうに著者は主張してます。

元気な男性会社員のイラスト

つまり、つまらない、中途半端に物事をやるんじゃなくて、質を高めて楽しいことや正しいことを、コントロールできる物事だけに集中して、充実感を得ることこそがエッセンシャル思考である、っていう風に著者は主張します。

ルール化

この三つを通して結果を出すことにつなげましょうね、っていうのがエッセンシャル思考の結果の出し方となります。

以上、この三つを自分にルール化することによって、エッセンシャル思考が実践できるようになる、っていうふうに著者は主張しているんです。

ここまで説明してきた考え方、行動、結果に関して、非エッセンシャル思考とエッセンシャル思考との違いを踏まえた上で、日々の生活に少しでも取り入れて実践することで、毎日を価値あるものにしていきましょう!

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