マスターパスワードを、
- より強くしたい場合や、
- 別のアカウントに同一のパスワードを使用した場合
などに、いつでもマスターパスワードは変更することができます。
まず基本的なことから説明すると、1Passwordのロック解除に使用するパスワードは、マスターパスワードと呼ばれています。1Passwordのロックを解除すると、スタンドアロンの保管庫でも1Passwordアカウントの保管庫でも、すべての保管庫のロックが解除されます。
マスターパスワードを覚えておきさえすれば、いつでも変更できます。しかしマスターパスワードを忘れた場合は、以下の記事を参考にして回復できるよう試みてください。
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1Passwordアカウントを持っているが、スタンドアロンの保管庫がない場合
1Passwordアカウントが1つしかない場合は、そのアカウントのマスターパスワードによって1Passwordのロックが解除されます。1Passwordアカウントが複数ある場合は、アプリに最初に追加したアカウントのマスターパスワードにより1Passwordのロックが解除されます。その際は、以下の手順で1Password.comサイトにて、マスターパスワードを変更してください。
- 1Password.comサイトでアカウントにサインインします。
- 右上のあなたの名前をクリックして、マイプロフィールを選択してください。
- マスターパスワードの変更をクリックします。
Windows用の1Passwordを使用している場合は、アプリでパスワードの変更を完了する必要があります。古いマスターパスワードを使用して1Passwordを開いてロック解除し、赤い認証エラーバナーをクリックして、新しいマスターパスワードでサインインします。
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少なくとも1つのスタンドアロン保管庫がある場合
複数の端末で1Passwordを使用している場合は、マスターパスワードをそれぞれ変更する必要があります。
のOSごとに、変更する手順を説明していきます。
Windows
作成した保管庫の初期パスワードは、「スタンドアロンの保管庫」であれ、「1Passwordアカウントの保管庫」であれ、1Passwordのロックを解除することができます。
作成した保管庫が1Passwordアカウントにある場合、1Password.comでマスターパスワードを変更します。
- 1Password.comでアカウントにサインインします。
- 右上のあなたの名前をクリックし、マイプロフィールを選択してください。
- マスターパスワードの変更をクリックします。
マスターパスワードを変更したら、以下の通りアプリで変更を更新します。
- 古いマスターパスワードを使って1Passwordを開いてロックを解除します。
- 赤い認証エラーバナーをクリックして、新しいマスターパスワードでサインインします。
最初に追加した保管庫がスタンドアロン保管庫の場合
保管庫を編集してマスターパスワードを変更します。
- サイドバーの上部にある[すべての保管庫]をクリックするか、[表示]> [保管庫の表示/非表示](Ctrl + D)を選択します。別の保管庫を選択した場合は、[ すべての保管庫]の代わりに保管庫名が表示されます。
- 編集したいスタンドアロン保管庫の横にあるをクリックし、「保管庫の編集」を選択します。
Mac
1Passwordに少なくとも1つのスタンドアロン保管庫がある場合、最初のスタンドアロン保管庫のパスワード(「プライマリ」と呼ばれます)によって1Passwordのロックが解除されます。以下の手順で設定することでマスターパスワードを変更することができます:
- 1Passwordを開いてロックを解除します。
- [保管庫]メニューから、[保管庫に切り替え]> [プライマリ]を選択します。
- 1Passwordメニューから、基本設定を選択します。
- セキュリティアイコンをクリックしてから、マスターパスワードの変更をクリックします。
iOS
1Passwordに少なくとも1つのスタンドアロン保管庫がある場合、最初のスタンドアロン保管庫のパスワード(「プライマリ」と呼ばれます)によって1Passwordのロックが解除されます。以下の設定をすることでマスターパスワードを変更することができます:
- 1Passwordを開いてロックを解除します。
- 設定アイコンをタップしてから、セキュリティをタップします。
- マスターパスワードの変更をタップします。
Android
1Passwordに少なくとも1つのスタンドアロン保管庫がある場合、最初のスタンドアロン保管庫のパスワード(「プライマリ」と呼ばれます)によって1Passwordのロックが解除されます。以下の手順の設定をすることで、マスターパスワードを変更することができます:
- 1Passwordを開いてロックを解除します。
- 設定アイコンをタップしてから、セキュリティをタップします。
- マスターパスワードの変更をタップします。
適切なマスターパスワードを選択する方法
1Passwordパスワードジェネレーターを使用して、マスターパスワードが
- 固有で
- ランダムで
- 覚えやすい
ものであることを確認する必要があります。
1Passwordパスワードジェネレーターを使用すれば、簡単に作成することが可能です。
ハッカーなどの攻撃者が個人情報にアクセスする最も一般的な方法は、1つのアカウントに使用するパスワードを取得し、それを他のアカウントに使用しようとすることです。そのため、すべてのパスワードは固有のものである必要があり、これは特にマスターパスワードに当てはまります。
他のアカウントのパスワード等で使用されたことがない、固有のマスターパスワードを使用しましょう。
マスターパスワードはランダムでなければなりません
ハッカーなどの攻撃者がパスワードを推測するために使用するツールは、パスワードを自分で作成しようとするときに、人が思いつきやすい推測を行うように設計されています。私たちのパスワードがコンピューターによって分析されるときの手順は、私たちが考えているほどランダムなものではありません。そのためコンピューターを使用して、攻撃者のパスワード推測ツールでは推測不可能な強力なパスワードを提案させる必要があります。
そこで以下の記事を参考に、パスワードジェネレーターで作成したマスターパスワードを使用します。
マスターパスワードは忘れられないものにする必要があります
固有でランダムなパスワードは攻撃者のハッキングを阻止することができますが、自分自身が忘れてしまうことを阻止することも重要といえます。プライバシーとセキュリティを徹底するために、1Passwordの運営元の会社ですら、あなたのマスターパスワードにアクセスしたり、アカウントを回復したりすることはできないように1Passwordは設計されています。そのため、マスターパスワードは絶対に忘れないようにする必要があります。
- 自分にとって覚えやすいマスターパスワードを使用します。
- 単語の間にスペースまたはハイフンを使用して、マスターパスワードを入力しやすくします。
- 新しいマスターパスワードを定期的に入力します。
- 記憶に残るまで、マスターパスワードをペンで紙に繰り返し書き留めます。
- 「Emergency Kit」にマスターパスワードを書き、金庫など安全な場所に保管してください。
マスターパスワードは、
- 数字
- 記号
- 英語の大文字・小文字
- 繰り返しの文字列の禁止
などに関する特定の要件を満たす必要はありません。しかし不安を残さないために、特定の要件を自分に課す方が無難といえます。
1Passwordパスワードジェネレーターを使用する
最高のマスターパスワードとは、自分で考えたり、選択しないようにするべきものです。以下の記事を参考に、1Passwordパスワードジェネレーターを使用して、固有でランダムで記憶に残るマスターパスワードを作成しましょう。
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