Windows版ロボフォームの
- 「セキュリティセンター」と、
- 「ロボフォームオンライン」
の使い方をそれぞれ説明します。
セキュリティセンターはセキュリティ上の問題発見と改善に役立ちます。
ロボフォームオンラインとはWeb版のロボフォームのことであり、ブラウザからロボフォームのデータを閲覧・編集することができます。
「セキュリティセンター」と「ロボフォームオンライン」の使い方
「セキュリティセンター」と「ロボフォームオンライン」の使い方を説明します。
セキュリティセンター
セキュリティセンターは、主にロボフォームに保存されたパスワードが
- 固有のものであるか、
- 複雑であるか、
- ランダムに生成されたものであるか
という3点を識別してくれるものです。さらに、どのパスワードを変更して強化する必要があるのかも教えてくれます。
ロボフォーム セキュリティセンター
セキュリティセンターは、左パネルのタブとしてロボフォーム編集内にあります。タブをクリックすることで、セキュリティセンターを開くことができます。
セキュリティセンター内の各表示の意味
セキュリティセンター内の各表示の意味を説明します。
安全性スコア
ロボフォーム 安全性スコア
安全性スコアはページの上部にあり、以下の3つの内容で表示されています。
- %のスコア
- 評価（例：「弱い・中くらい・良・強力」）
- 説明
説明は、すべての個々のパスワードの総合的な強度についてのコメントです。安全性スコアの評価としては、
- 弱い（0から25パーセント）
- 中くらい（26から50パーセント）
- 良（51から75パーセント）
- 強力（76から100パーセントを）
の4段階があります。
個別ログイン
安全性スコアの下には、個別ログインを分類する3つのセクションがあります。
個別ログインを分類する3つのセクション
- 赤い盾のあるタブには、安全性スコアを下げるアイテムが含まれており、
- 緑の盾は、安全性スコアテストを満たしたもの
が表示されます。
これらの各セクションでは、ロボフォーム内に保存されている個々のログインを、
- 名前（アルファベット順）
- パスワード（アルファベット順）
- パスワードの強度（弱から強、逆）
- 年齢（時系列）
- パスワードの長さの昇順または降順
などに並べ替えることができます。カテゴリ名を選択して並べ替えます。
すべてのログイン
セキュリティセンター内のすべてのログインタブ
左側の最初のタブには「すべて」というラベルが付いています。このセクションでは、すべてのログインを一覧表示し、それらの強度ランキング（弱い、中くらい、良い、強力）ごとに分類しています。デフォルトでは、弱いログインが最初（一番上）にリストされます。
個々のパスワードのパスワード強度のレベルは、予測不能性（エントロピー）に基づいたzxcvbnアルゴリズムによって決定されます。個々のパスワードの強度評価には、
- 弱い（0-25％）
- 中くらい（26-50％）
- 良い（51-75％）
- 強力（75-100％）
の4段階が存在します。強力なパスワード強度評価を達成するには、固有で、複雑なパスワードを作成する必要があります。
再利用されたパスワード
中央のタブには「再利用」というラベルが付けられ、同一のパスワードを持つ複数のログインが一覧表示されます。このタブの数字は、複数のWebサイトで再利用された固有のパスワードの数を表します。ログインは、再利用されたパスワードを持つグループの下に整理されています。各グループは、同じパスワードを共有するログインで構成されています。グループをクリックして、同じパスワードを共有するログインのリストを開いたり閉じたりします。
重複ログイン
右側の最後のタブには重複というラベルが付いており、同じWebサイト内で同一のユーザー名とパスワードを持つログインが表示されます。このタブの数字は、複数回保存されたユーザー名/パスワードの組み合わせの数を表します。
完全な複製されたアイテムは安全性スコアには影響しません。しかし、独自のタブが存在するため、ユーザーはロボフォームに保存した完全な複製アテムを簡単に削除することができます。
安全性スコアを改善する方法
安全性スコアを改善するためにはパスワードの強度を向上させる必要があります。あなたの安全性スコアを向上させるには、次の手順を実行します。
- スコアが弱いウェブサイトにログインします。
- パスワードを変更できる[アカウント]または[設定]ページを見つけます。
- 次に、ブラウザでロボフォームアドオンを開き、[ 作成 ]を選択します。詳細は、パスワードジェネレーターに関するこちらの記事をご参照ください。
- 新しく生成されたパスワードを、ロボフォームに保存することを忘れないようご注意ください。
すべての脆弱なパスワードで上記のプロセスを実行すれば、ロボフォームセキュリティセンターの安全性スコアが上がるので、情報セキュリティ面を向上させることができます。
ロボフォームオンライン
ロボフォームオンラインとは、ロボフォームのWeb版のことであり、Webブラウザからロボフォームのデータを閲覧することができます。
ロボフォームオンラインは、Ｗeb版のロボフォームデータとユーザーアカウント設定で構成されています。ログインを表示してアクセスし、フォームに入力し、ユーザーとセキュリティの設定を変更できます。
これは、
- Microsoft Edge
- Linux
- Chrome OS
などのスタンドアロン拡張機能を使用している人や、まだインストールされていない端末でロボフォームのデータにアクセスする場合に使用するためのツールといえます。ロボフォームオンラインは、端末にロボフォームがインストールされているかどうかに関係なくアクセス可能です。
ロボフォームオンラインはこちらからアクセスすることができます。ロボフォームに登録したメールアドレスとマスターパスワードでログインします。
ログインすると、ロボフォームのログインがWebページに表示されます。左上のロボフォームボタンをクリックすると、ロボフォームのWebサイトに移動します。ボタンの横には、灰色のオンラインツールバーがあります。
上部のオンラインツールバーには、
- ファイル
- ユーザー設定
などのさまざまなタブが表示されています。次の章では、マイアカウントについて説明していきます。
マイアカウント
ロボフォームのアイテムは、
- ログイン
- アイデンティティ
- メモ
- すべてのファイル
のタブに整理されています。タブは、灰色のオンラインツールバーの下にある、緑色のツールバーの中にあります。
注：ロボフォームがすでにインストールされているWindowsまたはMacマシンを使用している場合（つまり、スタンドアロンの拡張機能を使用していない場合）、ロボフォームアイテムのリストにはPCのローカルの内容が反映されます。ロボフォームがインストールされていないWindowsまたはMacマシンから（またはスタンドアロンの拡張機能のみで）アクセスしている場合、アイテムのリストはサーバー上のものを反映します。同期がオフになっている場合、サーバーリストはローカルリストと異なる場合があります。
ロボフォーム上部のオンラインツールバー
いずれかのタブを選択すると、詳細ツールバーの下に、ロボフォームのアイテムリストが開きます。ファイルの種類（ログイン、アイデンティティなど）について詳しく知りたい場合は、以下で各記事をご参照ください。
オンラインツールバーには、以下に挙げるような追加機能があります。
オンラインツールバーの追加機能
- 検索ボックスを使用すると、ロボフォームのアイテムを検索できます。
- 更新は、変更がある場合にロボフォームアイテムのリストを更新します。
- [すべて選択]詳細ツールバー内のすべてのアイテムを選択します。右側のアクションを選択して、選択したすべてのアイテムに対してアクションを実行します。
- [小さく]または[大きく ]は、アイテムのアイコンとテキストサイズを最小化・最大化します。
フォルダはすべてのページの上部に表示されます。フォルダをクリックすると、フォルダの内容が表示されます。フォルダを選択すると、ページの右側に次のアクションメニューが表示されます。
- [名前の変更/移動 ]は、フォルダの名前を変更したり、フォルダを別のフォルダに移動したりできるダイアログを開きます。
- [ フォルダにコピー ]は、フォルダのコピーを別のフォルダに追加できるダイアログを開きます。
- 削除すると、フォルダが削除されます。
- [ フォルダの作成 ]を選択すると、選択したフォルダ内にフォルダに名前を付けて作成できるダイアログが開きます。
[ログイン]には、
- ログイン
- ブックマーク
- アプリケーションログイン
のリストが表示されます。それらのいずれかを選択すると、ページの右側にアクションというメニューが表示されます。アクションメニューは以下に挙げる項目です。
- 表示は、ログインまたはブックマーク情報を新しいウィンドウで開きます。
- [サイトへ行く]は、選択したログインまたはブックマークWebサイトのみを開きます。
- [名前変更 ]は、アイテムの名前を変更するダイアログを開きます。
- [ フォルダにコピー ]を選択すると、選択したフォルダにアイテムのコピーを追加するダイアログが開きます。
- 削除するとアイテムが削除されます。
- [ フォルダの作成 ]は、フォルダに名前を付けて作成できるダイアログを開きます。
[アイデンティティ]には、住所等の個人情報や連絡先のリストが表示されます。それらのいずれかを選択すると、ページの右側に次のアクションメニューが表示されます。
- 表示は、新しいウィンドウでアイデンティティまたは連絡先の情報を開きます。
- [名前変更 ]は、アイテムの名前を変更するダイアログを開きます。
- [ フォルダにコピー ]を選択すると、選択したフォルダにアイテムのコピーを追加するダイアログが開きます
- 削除するとアイテムが削除されます。
- [ フォルダの作成 ]は、フォルダに名前を付けて作成するダイアログを開きます。
メモはメモリストを表示します。メモを選択すると、ページの右側に次のアクションメニューが表示されます。
- [表示]を選択すると、メモ内の文書が新しいウィンドウで開きます。
- [名前変更 ]は、アイテムの名前を変更したり、アイテムを別のフォルダに移動したりするダイアログを開きます。
- [ フォルダにコピー ]を選択すると、選択したフォルダにアイテムのコピーを追加するダイアログが開きます。
- 削除するとアイテムが削除されます。
- [ フォルダの作成 ]は、フォルダに名前を付けて作成するダイアログを開きます。
[すべてのファイル]には、すべてのアイテムとフォルダが1つの一覧リストとして表示されます。アクションのメニューは、アイテムのタイプ毎に表示されます。各タイプのアイテムで使用可能な操作については、前述の説明を再度ご覧ください。
ロボフォームのオンラインの設定
ロボフォーム オンライン設定用のタブとして、ページの上部にある灰色のオンラインツールバーには、
の4つがあります。次の章ではこれら4つの設定について、それぞれ詳しく説明していきます。
私の設定
私の設定では、以下に挙げるユーザー設定の一部を表示・編集することができます。
- プロフィール編集
- セキュリティ
- セッション
それぞれを次の章で詳細に説明していきます。
プロフィール編集
プロフィール編集について説明します。
メールアドレス変更時は、ロボフォームで電子メールを確認するように求めてきます。メールアドレスは、ワンタイムパスワードやその他の重要なセキュリティ情報の通知のために使用されます。メールを追加すると、確認メールで受け取った確認コードを入力するように求められます。
電話では、ロボフォームに電話番号を追加するように求められます。これは、ワンタイムパスワードの受信に使用されるものです。電話番号を追加すると、メールで受け取った確認コードを入力するように求められます。
統計情報は、ロボフォームサーバーのストレージがどのように使用されているかを分類しています。
- ロボフォームファイルは、所有しているファイルの数、ファイルの種類、使用しているスペースの数を示します。右側に、赤色の「すべてのファイルを削除する」ボタンもあります。
- 安全性スコアは、ロボフォームのパスワードの総合的な強度を示しています。安全性スコアについて詳細は、「セキュリティセンター」をご参照ください。
- 同期情報にはいくつかの仕様が表示されます。
- 以前のファイルは、復元のために保存するか、削除するかを選択することができます。
- アカウントの削除は、ロボフォームアカウントを削除したい時に使用します。
セキュリティ
この項目には、ロボフォームアカウントとデータに関するセキュリティオプションが表示されます。
ワンタイムパスワードは、ロボフォーム エブリウェア アカウントに、追加のセキュリティ機能を設定することができます。ワンタイムパスワードをオンにしたら、ロボフォームが接続されているすべてのコンピューターと端末を登録します（これらの端末は、オンラインツールバーの [ セッション ]タブで確認できます）。登録済みの端末のみが、ワンタイムパスワードをオンにし
た上でアカウントにアクセスできます。
新しいコンピューターまたは端末からアカウントにアクセスしようとすると、ワンタイムパスワードは、
- Eメールアドレスへのメール
- または携帯電話のSMSのテキストメール
で送信されます。そのワンタイムパスワードを使用すると、新しいコンピューターまたは端末でロボフォームアカウントを使用することができます。
ワンタイムパスワードを設定する方法
ワンタイムパスワードを設定する方法を説明します。
- ワンタイムパスワードの受け取り方法を選択します：メール・電話（SMS）の2種類があります。
-
まだ追加していない場合は、 電話（SMS）をクリックして追加します。すでに登録してある場合は、以下の3つの手順に進みます。
ワンタイムパスワードの受信先
- 電子メールまたは電話番号を入力して、[ 送信 ]をクリックします。
- 確認メールや確認のテキストは、Eメールアドレスまたは入力した携帯電話番号にSMSで送信されます。
- 受信したEメールまたはSMSテキストメールに記載されている確認コードを尋ねる確認メッセージが表示されます。
-
確認コードを入力して、[送信]をクリックします。
ワンタイムパスワードのメール確認コードを入力する
- 電子メールまたは電話番号が確認されたことを知らせる確認メッセージが表示されます。
- ロボフォームオンラインの[ セキュリティ]タブに移動し、ワンタイムパスワードを受け取りたい検証済みの方法（電子メールまたは電話SMS）を選択します。
ワンタイムパスワードがオンになっていることを示すプロンプトが表示されます。
ロボフォームワンタイムパスワードの確認済みメールアドレス
- もしワンタイムパスワードの使用を停止したい場合は、[ セキュリティ]ページの[オフにする ]ボタンをクリックします。
ワンタイムパスワードの使用方法
ワンタイムパスワードの使用方法を説明します。
- 新しい端末でロボフォームにアクセスします。
- 確認ページが表示され、確認コードを送信するよう求められます。確認コードは、メールまたはテキストで送信されます。
- コードを送信すると、新しい端末でロボフォームにアクセスできるようになります。
アカウントパスワードの変更では、ロボフォームアカウントパスワードを変更できます。現在のパスワードと新しいパスワードを入力して、[送信]をクリックします。新しいパスワードを作成するには、ロボフォームに表示される手順に従うか、パスワードジェネレーターで新しいパスワードを作成します。
セッションタイムアウトは、ロボフォームオンラインがログアウトするまでの時間を設定します。タイムアウトするまでの時間を分単位で入力して、[送信]をクリックします。
登録期間は、ワンタイムパスワードを使用する端末が、ロボフォームアカウントにログインしたままにする期間です。この期間が過ぎると、セキュリティのために端末はロボフォームからログアウトします。期間を変更するには、日数を入力して[送信]をクリックします。
セッション
セッションについて説明します。
ワンタイムパスワードを使用している場合、「承認されたデバイス」欄に、ワンタイムパスワードに設定で承認済みの端末が表示されます。
もう1つの詳細欄である「デバイスの最近の活動」には、最近のロボフォームにアクセスしたことのある端末が表示されます。
詳細欄には、
- 端末が承認された日時
- ブラウザ
- 端末
- IPアドレス
が一覧表示されます。
あなたはできる端末削除の下で認可されているワンタイムパスワードを選択し、クリックして[選択項目の削除を。
ページの下部にある「アクセスログを入手(過去90日分):」から、端末セッションの概要ログまたは詳細ログをダウンロードすることもできます。
ライセンス
このページには、ロボフォーム エブリウェアの有料許可証であるライセンスが表示されます。ロボフォームライセンスをお持ちでなく、ロボフォーム Freeを使用している場合は、ロボフォーム エブリウェアを購入するためのリンクがあります。
ページは、あなたのライセンスのそれぞれについての以下のような情報が表示されます。
- 開始日
- ライセンスの有効期限（年-月-日）
- ライセンスが割り当てられているアカウントの電子メール。
ライセンスの有効期限が切れているか、有効期限が近づいている場合は、[ 更新 ]をクリックしてロボフォームショッピングカートを開き、購入するライセンス期間を選択します。
ファミリープラン
ファミリープランにアップグレードするためのアップグレード画面を、ロボフォームショッピングカートが開きます。ファミリープランでは、1つのサブスクリプションで5つのロボフォーム エブリウェアアカウントを取得できます。ファミリープランの詳細については、こちらをご覧ください。
緊急アクセス
このタブは、緊急アクセスに登録されている連絡先をオンラインで確認できるものです。詳細は、緊急アクセスの使い方をご覧ください。
ページには2つのタブが表示されます。
[ 私の緊急連絡先:]で、緊急アクセスを依頼しているユーザーを表示します。このページでは、ロボフォームデータへのアクセスをリクエストし、タイムアウト期間を開始できます。
もう1つのタブは[私は次の人の緊急アクセス連絡先です:]には、緊急連絡先として自分を登録した人のリストが表示されます。
詳細画面の表示内容としては、
- 連絡先のユーザー名とメールアドレス、
- 緊急アクセスリクエストの作成日
- ロボフォームデータが利用可能になるまでのタイムアウト期間
- 連絡先の状態（未受信、拒否、アクセスなし）
が表示されます。「アクセスなし」とは、リクエストが行われていないことを意味します。
サポート
これにより、新しいウィンドウでロボフォームサポートページが開きます。サポートという画面の内容としては、
- ロボフォームヘルプセンター
- 説明書
- オンラインまたは電話サポートシステム
などがあり、ロボフォームを使用するにあたって理解を深めるのに役立ちます。
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