自己投資をするべき理由を知りたいですか?
金持ちになるためには、自己投資が必要です。
なぜなら、長期的に見て最も資産を増やせる手段こそ、自己投資であるからです。
そこで、20代・40代が自己投資をするべき理由を踏まえて、コスパの良い自己投資方法を説明します。
自己投資の意味
まず自己投資の言葉の意味から説明します。
自己投資の意味は、自分自身を一つの資産と考えることから始まります。
株式投資というのは株式を購入することで、会社が成長すれば利益を得られます。
それと同様に、自己投資も自分に投資することで、
- 自分が成長して多くのお金を稼いだり、
- コストをカットしたり
する能力を得られるので、最終的には金銭的な利益を得ることにつながります。
つまり、自己投資をすることで、金銭的な利益を得ることに繋がるということを意味します。
もちろん金で金を買うわけですが、より少ない金で、より大きな金を手に入れる可能性が高いのが自己投資です。
たしかに、あくまでも投資なので、一時的には損をするかもしれません。
しかし、長期で継続することで大きなリターンを手に入れる可能性が高まります。
短期間でリターンを得る可能性が高い書籍の王道としては、
- 「7つの習慣」
- 「人を動かす」
- 「金持ち父さん貧乏父さん」
あたりでしょうか。
この3冊を購入することは、ほぼノーリスク・ハイリターンの自己投資先と言えるので、手始めに読んでみても良いかもしれません。
まず、スティーブン・R・コヴィー (著)の「7つの習慣」は、ビジネス・プライベートを成功させるための基本原則を学ぶことができます。
また、デール・カーネギー (著)の「人を動かす」は、人間関係やビジネスを成功させるための基本原則を学ぶことができます。
そして、ロバート キヨサキ (著)の「金持ち父さん貧乏父さん」は、投資に関する基本原則を学ぶことができます。
これら基本原則を学ばずして、自己投資を語るのは早計でしょう。
自己投資をするべき理由
自己投資をするべき理由を説明します。
40代が自己投資をするべき理由
40代といえば、子育ての真っ最中です。
子供が中学に進学し、これから教育費がもっともかかる時期に備え、貯蓄をする必要があります。
そんな時期であっても、自己投資にお金を割かなければ、これから訪れる70歳までの労働人生の価値を下げる可能性もあります。
例えば、
- 80歳が平均寿命の場合と
- 100歳が平均寿命の場合
の差としては、20年間寿命が延びることになります。
そのため、その20年分の期間の生活費用を稼ぐために、定年退職を60歳ではなく70歳まで10年間延長する必要があります。
大学卒業の22歳から換算すると、38年間の労働期間から48年間へと10年間の労働期間が増えることになります。
つまり20%以上、労働期間が増えることを意味します。
48年間の労働時間を価値のあるものにするためには、途中で学び直すことにより、自分自身を再教育するという自己投資をする必要があります。
この考え方について、さらに詳しく学びたい方は、ロンドン・ビジネス・スクール教授のリンダ グラットン (著)の世界的ベストセラー書籍「LIFE SHIFT(ライフ・シフト)」をご参照ください。
この書籍で紹介されている戦略的な
- 働き方
- 学び方
- 結婚
- 子育て
は大いに参考になります。
また、もしあなたが「つまらない人生だ」と感じているのであれば、そう感じるには原因があります。その原因を明確にし、対策を実行することで、今以上に人生は豊かになるはずです。詳しくは「【つまらない人生】40代劣等感による原因と対策【面白い人生とは】」をご参照ください。

20代が自己投資をするべき理由
40代よりも、20代は積極的に自己投資を行い、自分を磨き上げることに全力を注ぎましょう。
なぜなら、自己投資の成果は複利計算で増えていくので、若ければ若いほど、身につけた能力は長期でお金を生み出し続けるためです。
自己投資の複利効果について詳しくは全米ベストセラー書籍「ジェームズ・クリアー式 複利で伸びる1つの習慣」をご参照ください。
習慣は自己改善を複利で積み上げたものです。
毎日1パーセントの改善が長期的には大きな改善に繋がります。
投資した資金が複利で増えるように、習慣の効果も繰りかえすことで大きくなっていくことを学びましょう。
お金を流出させないため
自己投資をするべき目的は、お金を多く稼ぐためだけではありません。
お金を流出させないため、言い換えると防御する手段を身につけるためでもあります。
例えば法律に関する知識を学ぶ事によって、裁判で訴えられ、損害賠償費を支払わなければいけなくなってしまうことを避けることもできます。
あるいは早めにライフプランを作成し、人生設計を十分に行うことにより、将来必要になるお金を
- いつまでに
- 幾ら必要なのか
ということを明確にしておくことも可能になります。
このような防御の重要性については、過去にUSJをV字回復させた立役者であり、マーケティング精鋭集団「刀」の代表を務める森岡毅氏が大絶賛している、クラウゼヴィッツ (著)の「戦争論」がオススメです。
防御の重要性についてさらに詳しく学びたい方は「【クラウゼヴィッツの戦争論】防御がビジネスで重要な訳【孫子との違い】」も併せてご参照ください。

また、「今でしょ?」で有名な東進ハイスクールの林修先生は、40歳まで貯金はほとんどなかったと言っています。
つまり20代・30代に稼いだお金は自分自身に費やすことにより、四十歳以降に大成するきっかけとなるということを示しています。
日本人のライバルは発展途上国の人材だから
自己投資をしないということは、自分は今後成長しないということを意味します。
例えば義務教育は、「小学校6年間」と「中学校3年間」で、合わせて9年間もあります。
しかし大人になってから、全く勉強せずに自分への教育を怠り、放っておいたとします。
その場合はライバルである、発展途上国の人達に日本人は仕事をどんどん奪われてしまいます。
私達のライバルはグローバル社会においては、日本人だけではなく、
- 中国
- ベトナム
- インド
などの発展途上国の人材との競争と言えます。
また日本人は、発展途上国の人材だけではなく、人工知能(AI)にも仕事を奪われる可能性もあります。
このことは、堀江貴文氏と落合陽一氏の共著「10年後の仕事図鑑」でも繰り返し主張されています。
将来消える職業と残る職業について、詳しくは「【将来消える職業・残る職業】人工知能(AI)に仕事を奪われる理由」をご覧ください。

また、堀江貴文氏が手掛けた本について、詳細はこちらの記事で紹介していますので併せてご参照ください。

そのため、今のあなたが仕事ができているのは、義務教育の9年間の内に自己投資を行っていたからこそ、そのリターンを享受できているだけに過ぎません。
したがって、もし30代までに自己投資を継続していなければ、その後の成長も大したリターンも見込めないでしょう。
20代は株式投資と自己投資はどちらを優先するべきか?
20代は株式投資と自己投資はどちらを優先するべきか?という疑問について説明します。
20代は自己投資と株式投資のどちらを優先するべきかといえば、自己投資を優先するべきです。
なぜならば二つ理由があります。
一つは自己投資の方が利率が高いという点。
そしてもう一つは、運用コストが自己投資の方が少ないからです。
自己投資の方が、株式より運用利率は高い
株式や投資信託で運用したところで、せいぜい年利6%から8%前後で、資産を運用するにとどまります。
一方で、自己投資に関しては、(私の感覚だと)開始してから最初の頃は年利10%程度ですが、5年も継続すると年利20%ぐらいに増えていくものだと言えます。
なぜならば、20代の自己投資に関しては税金も発生しないし、稼ぐ力だけではなく、お金の流出も防ぐことができるからです。
株式や投資信託の場合は、NISA口座の非課税枠を超えて運用した場合、運用利益に対して20%の税金が発生します。
一方で、自己投資に関してはどれだけ高額な資産を運用して利益が生まれようと、無税で利益を受け取ることができます。
また、お金の流出を防ぐということに関しては、健康管理に自己投資をした結果、病気などの治療費を防ぐこともできます。
株式投資は、将来的に老後資金を貯めるためには必要
株式投資は、将来的に老後資金を貯めるためには必要なものと言えます。
しかし最も利回りがより高い投資法は、自分への投資です。
その理由としては、株式投資をするとしたら投資信託を購入する必要があり、投資信託には運用するための維持コストが発生するからです。
そのため、単純に利回りで計算することができないので、投資信託よりも自己投資の方がコストが少なくなります。
さらに具体的に言うと、自分自身に投資する維持コストはゼロなので、自分への自己投資を優先するべきです。
しかし、自己投資で余ったお金を、株式や投資信託に投資することは構いません。
その際は家計のバランスを見て、投資額を決めるようにしましょう。
運用コストは、投資信託より自己投資の方が少なくてすむ
より具体的に説明すると、株式投資をするためには、銘柄の分散を行う必要があります。
そのため、ほとんどの人は十分な資産がないので、必然的に投資信託を購入することになります。
投資信託は運用コストが発生するので、長期で継続するほど小さなコストがかさんでいきます。
一方で、自己投資というのは運用コストはかかることがありません。
そのため、超長機関、例えば30年・40年で運用するのであれば、必ずコスト分だけ差が生まれるので、自己投資の方に軍配が上がります。
しかし、繰り返しになりますが、もし自己投資をした結果、余った資産が存在するのであれば、株式や投資信託に投資するべきです。
金融投資を軽視していいわけではありませんので、注意してください。
自己投資の方法
自己投資の方法について説明します。
最もコスパの良い自己投資方法は何か?
年齢・職業にかかわらず、読書は必ずしましょう。
というのも、読書こそ最もコスパが良い自己投資方法だからです。
「愚者は自らの経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」という言葉があります。
この諺のように、自分が経験できることは限られています。
そのため他人が失敗した経験を書物から学ぶことによって、自分も同じ失敗をすることを回避することができます。
他人が何10年もかけて見つけ出した法則を、たった1000円前後で、その情報を得ることができるのですから、書物に集中投資することによって、ライバル達より一歩も二歩も先を行くことができます。
そのため、自己投資としてコスパが良い読書は、欠かすことはできません。
しかし読書をする際の注意点としては、本は目で読んではいけないという点です。
本を目で読む代わりに、耳からの読書、つまりオーディオブックを繰り返し聴きましょう。
そうすることで、ビジネス書を一日1冊は簡単に読めるようになるはずです。
しかし、オーディオブックは高額なので、大量に購入することをためらう人もいるでしょう。
そこで、AmazonのKindle読み上げ機能を使って、オーディオブックを低コストで大量に作成するのです。
Kindle読み上げ音声をICレコーダーで録音し、オーディオブック化する手順について、詳細はこちらの記事をご参照ください。

自己投資として、服に金をかけるべきか?
相手にこぎれいな印象を与えるために、最低限の服には自己投資をするべきです。
過剰な服への投資は必要ないと私は考えているので、もし服を購入するのであれば、長期間きれるようなベーシックカラーの服を選ぶといいと思います。
男性のスーツであればネイビーかグレーの2種類です。
ワイシャツは白なら間違いありませんが、男性でピンク等はたとえ見た目が爽やかであろうと、それをみる人を選ぶので避けるべきです。
過剰な服への投資に価値はない
過剰な服への投資に価値はありません。
例えば高級スーツに身をまとって営業をしたとしても、業績が上がるわけではありません。
というのも、顧客は商品が自分にふさわしいかどうかを判断したいのであって、担当の営業の服装によって判断を決めることはないからです。
例えば、営業担当者が高級スーツを着ていることにより顧客が信頼感を感じ、ある程度の影響を受けたとしても数%にすぎないなので、いっそのこと、ユニクロで十分です。
また、もし営業マンの見た目で購入判断をするような顧客がいるとしたら、契約単価が低くなる可能性も高いです。
むしろその様な顧客には、労力に見合った成果が出ない可能性があるので注意しましょう。
自己投資として旅行が割に合うのかは人による
旅行に行くことも一つの自己投資になります。
私は学生時代に、アメリカに2ヶ月間ほどホームステイをしましたが、いい経験になりました。
しかし、海外での生活を経験したからといって、自分が変わるきっかけに繋がったこと言えばそうとも言い切れないと私は感じています。
なぜなら、その費用は親が支払ったのではなく私が負担したためです。
そのため、これは人によって変わるものであり、投資額に対してリターンが少なかったので割に合わない、と私のように考える人もいるはずです。
事前に自分にとって、旅行をすることが割に合う投資なのかどうかを十分に見極める必要があります。
自己投資として、性能の高いパソコンを買う
自己投資として、性能の高いパソコンを買う方法を説明します。
パソコン性能の高いものに買い替えることは、割に合う自己投資になります。
なぜならパソコンは情報収集やブログ、執筆などに不可欠なものであり、生活の質を高めたり、仕事の生産性を左右するからです。
私個人としては、PCに10万円程度は支出する必要があるとは考えています。
具体例を挙げると、HDDは使わずにSSDを使うべきです。
なぜなら、PCを起動する時に時間がかかっていては、生産性が損なわれるからです。
また、例えばブログ作成などであれば、CPUはCore i5の最上位スペックが好ましいです。
もし動画を編集するのであればCore i7を導入すべきですので。
用途別に性能を高めて購入するようにしましょう。
こちらのドスパラのCPU性能の表を参考に検討するとわかりやすいです。
また2020年の時点では、メモリー容量は8ギガでは物足りないので、それ以上に拡張するべきだと思われます。
というのも複数ソフトを立ち上げていると、メモリ不足で切り替えが遅くなってしまいがちなので、時間を節約する意味でも、メモリー容量の拡張は必要だからです。
成功者は自己投資に多額の金をつぎ込む
事業で成功する人や、優秀な人は皆例外なく自己投資に多額のお金をつぎ込んでいます。
なぜなら、今自分に投資しておけば、10年後に投資した額の倍以上が戻ってくるという仕組みを理解しているからです。
成功者が自己投資をする手段として、大部分に共通していることが、読書にお金をかけているということです。
もしあなたがこれから読書に投資しようと考えているのであれば、毎月5000円や1万円程度の投資では大したリターン得ることはできないでしょう。
そうではなく、毎月10万円前後のお金を読書につぎ込むことにより、10年後には大きなリターンを得ることができるはずです。
もし仮に、現在の内に月々5000円程度を読書に投資して、10年後に1万円になってもどってきたとしても、きっと実感がわかないだろうし、あまり嬉しくないだろうと思います。
そうではなく、もっと高額のお金を投資しなければ、目に見えて大きな成果を実感することができません。
そのため金額の桁を上げることで、投資のリターンを実感できるようにしていきましょう。
そうすることで、あなたの自己投資ライフはより充実して楽しくなり、継続するモチベーション維持に役に立つはずです。

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