新型コロナウイルスと熱中症(下痢)対策について知りたいですか?
2020年夏は外出自粛で熱中症になりやすく、病床も不足する恐れがあります。
そこでコロナと熱中症を同時に予防するため、「熱中症と下痢」の問題と対策についてご紹介!
熱疲労と熱射病の違いを学びたい方必見!
コロナを予防すると同時に、熱中症も効果的に予防したい方はこちらの記事も併せてご参照ください。
【コロナと熱中症対策】厚生労働省「下痢」
新型コロナウイルスの影響で、外出自粛をしたことで熱中症にかかりやすくなっています。従って2020年5月26日に、厚生労働省も以下のような通知を出しています。
令和2年5月4日の新型コロナウイルス感染症対策専門家会議において「新型コロナウイルスを想定した『新しい生活様式』」が示されました。新型コロナウイルスの出現に伴い、今後は、一人ひとりが感染防止の3つの基本である①身体的距離の確保、②マスクの着用、③手洗いや、「3密(密集、密接、密閉)」を避ける等の対策をこれまで以上に取り入れた生活様式を実践することが求められています。また、熱中症により救急搬送者や医療機関を受診する方が増加した場合、新型コロナウイルス感染症の対応を行っている医療機関に負荷がかかってしまうことが考えられるため、熱中症予防を一層徹底する必要があります。このように、今夏は、これまでとは異なる生活環境下であることから、例年以上に熱中症に気をつけることが重要です。つきましては、国民の皆様が十分な感染症予防を行いながら、熱中症予防をこれまで以上に心掛けていただけるよう、別紙1~3の内容について、関係者に周知いただきたくお願いします。
(出典:厚生労働省)
この通知の趣旨は、要するに、新型コロナウイルスで入院する患者で病院のベッドが埋め尽くされてしまうので、さらに熱中症患者が救急車で搬送されたら、入院するベッド数が不足してしまい医療崩壊につながりかねません。だから、熱中症予防を徹底しましょう、ということです。このように厚生労働省が提案する「新しい生活様式」について、詳しくはこちらの記事をご参照ください。
【コロナと熱中症対策】下痢
熱中症予防については、つい見落としてしまいがちな下痢に関する情報を詳しくみていきましょう。
新型コロナウイルスで自粛生活が長期に及んだため、2020年6月以降に久しぶりに屋外で運動をしたという人も多いはずです。だからこそ、屋外で運動する際は、熱中症には注意が必要です。しかし、熱中症で下痢になってしまうということは、あまりなじみがないことかもしれません。具体的には、水を大量に摂取していると 、ナトリウム濃度が低下してしまいます。言い換えると水を摂取することで、体の中の塩分が薄まってしまうということです。その結果、塩分濃度を一定に保つ必要があるため、体の中の水分を排出しようとします。その結果、下痢便の中に水分を入れて体外に排出しようとするのです。(出典) 久しぶりに運動をする人は、水分と一緒に塩分も忘れずに摂取しましょう。例えば水分を摂取する際は、水ではなく、塩分が含まれているアクエリアスなどのスポーツドリンクを、少し水で薄めて飲むと良いでしょう。
またこちらの商品も、手軽に塩分摂取できるので、熱中症対策としてはオススメです。
【コロナと熱中症対策】下痢「冷たい飲み物に注意」
また新型コロナウイルスの外出自粛生活により体が暑さに慣れていないこともあり、熱中症で脱水状態の時に、冷たい飲み物を一気に飲んで、お腹を下して下痢になってしまうと非常に危険です。なぜならば、ただでさえ熱中症で脱水症状を起こしているにもかかわらず、下痢で体外に水分を排出してしまうことになるので、脱水症状が悪化してしまうからです。 確かに暑い中で、冷たく冷えた飲み物を摂取すれば、一時的には疲れた時に体を癒してくれるかもしれません。久しぶりにジョギングをして汗をかいた時に、もしペットボトルを凍らせて一気に飲むことができれば、開放感につつまれるのは誰だって同じです。しかし残念ながら脱水症状がある時に下痢をしてしまうと命の危険性があるため、冷えすぎていない飲み物を少しずつ飲むようにしましょう。そうすることで、コロナと同時に、下痢による熱中症の症状悪化を回避することにつながるはずです。
夏用マスクは熱中症リスクを効果的に減少させます。ユニクロのエアリズムマスクの3つの特徴についてはこちらの記事をどうぞ。
【コロナと熱中症対策】下痢「熱疲労と熱射病の違い」
新型コロナウイルスと熱中症対策を同時に行うためには、熱中症の軽度・中度・重度の症状について学ぶ必要があります。具体的にいうと、環境省熱中症予防情報サイトには以下のような記載があります。
中等症に分類される熱疲労では、全身の倦怠感や脱力、頭痛、吐き気、嘔吐、下痢等が見られます。
(出典:熱中症環境保健マニュアル2018 熱中症になったときには「どんな症状があるのか」)
ここに出てくる「熱疲労」という言葉は、多くの人にとって聞きなれない用語だと思うので、補足すると以下のような意味です。
熱疲労は、熱中症のいくつかある種類の1つです。 熱疲労は熱けいれんより重症です。 より大量の水分や塩分が失われ、症状も重くなります。 熱疲労は、過度の暑さにさらされ続けた場合には、熱射病へと進行することがあります。
なるほど、「熱疲労」という用語は熱中症に含まれるものの一つで、熱射病の一歩手前の症状であるということです。 しかし次に「熱射病」の意味も気になるので調べてみると、意味は以下の通りです。
熱射病は、高温によって引き起こされる病気の中で最も重い病態です。他の熱中症よりもはるかに重症です。他の熱中症との主な違いは以下の通りです。
- 体温が通常40℃を超える。
- 脳機能障害の症状が現れる
これで「熱疲労」と「熱射病」の違いがわかりました。熱中症において、「熱疲労」は中程度、「熱射病」は重度であり、熱中症の中でも中程度である「熱疲労」になった場合は、頭痛症状が現れるということです。従って、もし暑い時期に外出することで下痢をしてしまった場合は、脳機能障害の症状が現れる一歩手前であるとも言えます。したがって、下痢の症状が現れたら十分に警戒し、積極的に
- 体を冷やしたり
- 塩分を含む水分を摂取したり
しましょう。そうすれば、「熱射病」に至らずに済む可能性が上がります。
体を冷やすには冷却タオルや首に巻き付けるタイプのアイスノンがおすすめです。
【コロナと熱中症対策】下痢「体調不良」
新型コロナウイルスを予防するためには、免疫力を低下してしまうことを防ぐ必要もありますが、熱中症も同様です。
例えば風邪を引いてお腹の調子が悪くなった結果、下痢をしてしまい、さらに熱中症にもなりやすくなる、という負の連鎖などにも注意が必要です。また他にも、例えば仕事を頑張りすぎて寝不足が続き、体調が悪いとしたら、熱中症にもかかりやすくなってしまいます。そんな時には、
- 日傘や
- 帽子
- 冷却タオル
等を利用し、直射日光を避けることも大切です。
こちらのAmazon ベストセラーの日傘は、遮光性が高く体感温度も下げてくれるので、熱中症予防に一役買ってくれるでしょう。
また効果的に体温を冷やすことができる冷却タオルとしては、コスパの良いこちらの商品をどうぞ。
また、日陰でこまめに休憩することも心がけましょう。室内では
- エアコン
- 扇風機
- カーテン
- 観葉植物
などを最大限活用し、効率よく室温を下げましょう。
また首から下げるアイスノンを活用し、さらに体温も下げると熱中症予防につながります。
特に高齢者は新型コロナウイルスや熱中症にかかると死亡するリスクがあるため、これでもかというほどコロナと熱中症対策を講じ、予防に努めるべきです。
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