社会人は法律の知識を身につけるべきです。
なぜなら今後日本において外国人労働者が増えるので、今まで以上に裁判が増えるからです。
自分の身を守るために、法律を勉強するようにしましょう。
その理由と、どのような法律の知識を身につけるべきなのかを、具体的に説明していきます。
外国人
外国人労働者
日本は外国人労働者を受け入れる方向で国が動いています。
そのため日本は今後、歴史上最も外国人が増えていくでしょう。
人手不足に関して、厚生労働省のHPをみると以下の様に記載があります。
今後大幅な需要拡大が見込まれる看護、介護、保育分野といた社会保障関係分野や、構造的に入職者が減少傾向にある建設分野をはじめ、各産業分野において人材不足問題が深刻化しています。
出典
厚生労働省HP
人材確保対策人材確保対策について紹介しています。
日本は少子高齢化により働き手が減っています。
そのため外国人労働者を受け入れない限り、
- 介護
- 宿泊
- 造船
- 農業
- 建設
業界などで人手不足が深刻化してしまうでしょう。
また、それ以外の業界においても、外国人労働者は年々増加しています。
例えば、コンビニエンスストアでは、アジア圏の外国人が勤務している姿は当たり前となっています。
これは外国人労働者の受け入れが、以前よりも進んでいるからです。
しかし外国人が日本で増えるにつれて、裁判の件数も増えることが予想できます。
そのため、法律の知識は今まで以上に必要とされるでしょう。
日本で外国人が増えるほど、裁判件数が増える理由
アメリカは、人種のるつぼと言われるぐらい、多種多様な民族が混在する国です。
その結果アメリカでは、裁判を積極的に行います。
なぜなら、仕事やプライベートで付き合う相手に対し、自分の権利を明確化する必要があるからです。
一方で、日本は今まで多くの外国人を受け入れた文化がないので、裁判を表だって行うことを避ける傾向があります。
訴訟件数の多さ
(日本の人口当たりの)「民事一審訴訟件数は、訴訟社会として知られるアメリカとは比べるべくもなく、ドイツの5分の1、フランスの7分の1にすぎない。」[1]出典
訴訟社会 - Wikipedia
しかし今後、外国人を日本が受け入れるようになれば、おそらく今まで以上に裁判の件数が増えることが予想できます。
なぜならば日本もアメリカと同様、様々な人種がごった返しに住むようになるはずなので、裁判件数が増えるからです。
そこで必要になるのは、最低限の法律の基礎を理解することです。
つまり、あなた自身の権利を明確化するために、法律を学ぶ必要があります。
重要事項や約款のルールを理解するためには、こちらの記事をどうぞ。

外国人と民事裁判をするのは避けるべき
外国人と民事裁判をするとしても、その外国人が日本に所有している資産がなければ泣き寝入りすることになるので避けるべきです。
外国人の運転する車にぶつけられて、損害賠償を請求して裁判を起こしたとする。
相手が日本に資産があれば、それを差し押さえることは可能だ。
だが、日本には資産がない場合、国外にある資産を差し押さえることになる。
しかし、これにはその国の法律に則った裁判と弁護士費用がかかるので、結局は泣き寝入りといったケースもたくさんある。
出典
加害者が外国人だった場合、適用される法律は?-外国人犯罪:トラブル脱出の知恵日本国内で罪を犯せば、外国人であっても基本的には日本の法律で裁かれる。
これは非常に怖いことです。
というのも相手がお金がない人であれば、その人を訴えることが実績にできないということだからです
この記事の事例で出てくる車をぶつけられる相手は選ぶことができませんが、付き合うことができる相手は選ぶことができます。
そのためたちの悪い外国人とはあまり付き合わずに作料にするべきです。
というのも、何か問題が起こってからでは遅いからです。
そのようなリスクあるにも関わらず、どうしても付き合いを避けることが出来ない外国人がいるとすれば、決して相手の感情を逆なでするような行為をすることは避けるようにしましょう。
裁判
若い頃に裁判を経験すべき理由
もしあなたが若いうちに裁判を経験したとしたら、
- 弁護士費用もかかるし、
- 時間も取られるし、
- なぜ自分がこのような不要な経験をしなければいけないのかと悲しくなってしまう
かもしれません。
しかし裁判を経験することで、あなたにもたらされることは、必ずしもマイナスの面だけではありません。
なぜなら、法律に興味を持つきっかけになるからです。
人生100年時代と言われるぐらい寿命が延びたので、若いうちから法律を学ぶことで、その後の人生に生かすことができるはずです。
若い頃に裁判を経験するには
若い頃に裁判を経験するには、何らかの疑問を持ったら、その疑問を解消する為にとことん調べ上げて立ち向かう勇気を持つことです。
確かにいざこざになるのは面倒かもしれません。
例えば問題に対して多大な時間を費やしたり、労力を費やさなければいけない可能性は高いです。
しかしその代わりに、いざこざには自分を成長させてくれる効果が期待できるのです。
例えば、実際に問題を解決するにあたって学んだ法律の知識は、その後にも似たような問題が自分の身に降りかかってきた時に、法律知識は問題解決をすることができる武器にすることもできます。
例えばあなたが相手から不快な事をされた場合に、どのような法律に違反しているから、自分が不快に感じたのかと、とことん調べ上げることによって知識は身に付くはずです。
一番いけないことは違和感を感じた時に、それをなんとなく放置してしまうことです。
いざこざをなんとなく避けるようにする行為は、自分の成長するチャンスをみすみす見逃している行為と同等なので、大変もったいない行為であると言えます。
法律を学べば、問題回避が容易になる
自分の権利が侵害されてしまう場面は驚くほど多数あります。
というのも、ほとんどの人は法律について無知なので、知らぬ間に他人の権利を侵害している可能性があるからです。
もちろん、あなた自身も例外ではありません。
多くの人は、自分の権利が侵害されていることにすら気づかずに生活しています。
そこで、もしあなたが法律に対して多少の知識を身に付けておきさえすれば、自分の身に降りかかる火の粉を払うことができます。
一方で、もし法律の知識を軽んじることで、小さな問題が大きな問題へと発展する可能性もあります。
火事を防ぐためには、予防が重要です。
それと同様に、小さな揉め事は深刻化する前に予防できるようになりましょう。
そのためには、最低限の法律の知識を理解するべきです。
刑法と民法の判例に目を通そう
法律といっても様々な法律がありますが、最も優先して学ぶべきは刑法と民法です。
なぜなら、私生活のトラブルや仕事における重要事項が、刑法や民法に直結していることが多いためです。
刑法や民法を学ぶ具体的な方法としては、判例を読むことです。
例えば過去に、
- どのようなケースがどのくらいの刑事罰に至ったのか、
- 民事訴訟で争った結果、どのような根拠でどちらが勝訴したのか
などを学ぶだけで、自分がどのようなことに気をつければ良いのかが大体把握できるはずです。
判例の調べ方については、国立国会図書館のサイトをご参照ください。
判例の調べ方
日本-判例の調べ方 | リサーチ・ナビ | 国立国会図書館日本の判例の調べ方をご紹介するページです。
細かすぎる法律やニュアンスを、六法全書を開いて学ぶべきではありません。
自分が興味ある分野において、最低限の知識だけ身につければいいだけなのです。
そのために最も有用なのは、刑法と民法における判例に触れることです。
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