可能性について知りたいですか?
可能性という言葉ほど誤解されていることはありません。
というのも多くの人は可能性について誤った認識を抱いているからです。
選択肢を減らせばうまくいくという点や、可能性は無限大は嘘であるという点を踏まえて説明します。
可能性
可能性について説明します。
可能性の意味
可能性の意味について説明します。
可能性があると言う言葉を、見たり聞いたりしたときは、それが何パーセントの可能性があるのかと、具体的な数字で把握する必要があります。
例えば宝くじについて考えてみましょう。
宝くじは一等賞が出れば数千万以上のお金を、何の努力もすることなく手に入れることができる可能性もあります。
しかし、その一等賞が出る確率というのは、あなたが支払うお金に対し、割に合う確率であるのかという点を検討する余地があります。
なぜならば、例えば宝くじの大半は税金として持ってかれてしまいます。
そのため、宝くじにお金を費やして戻ってくるお金は、税金を差し引くと全体的において損をする可能性の方が、得をする可能性よりも高いということです。
もし宝くじを買い続けるとしたら、手持ちの現金は確実に減っていきます。
短期的には資産が増えたり減ったりする可能性もありますが、長期的に見れば資産は減っていき、必ず損をするゲームであると言えるのです。
宝くじの仕組みは、あらゆる人生の物事にも当てはまります。
可能性の意味を本当に理解していれば、あなたは「あの時、別の判断をしていた」と思えるような出来事は少なくはないのではないでしょうか?
つまり人生は確率論であり、少しでも確率が高い物事を選択し続けることにより、人生は少しずつ好転していくものであると言えるのです。
可能性の類語
可能性という言葉と似ている言葉として「見込みがある」であったり、「希望」などというポジティブなニュアンスの言葉が挙げられます。
これらの言葉には前向きな気持ちにさせてくれる意味合いを含んでいますが、誰かを励ます時に、この言葉を安易に用いるべきではありません。
確かにうつ病患者などに限っては、物事の負の面ばかり見ていて、プラスの面に目を向けないからうつ病になっている可能性があります。
しかし、だからといって、負の面から目を背けることによって問題が悪化してしまう可能性すらあります。
例えば学校でいじめを受けている生徒がいたとして、そのような精神的に問題がある人に、一時的にでもプラスの面に目を向けさせてあげることが必要かもしれません。
しかし長期的にみれば、マイナスの面に必ず目を向けなければいけません。
なぜなら、現実を直視しなければ社会に出てから通用しないからです。
社会に出てから仕事をするのであれば、言い訳はなかなか通用しない場面が多数存在します。
そのため時には、プラスの面ばかりではなく、マイナスの面を職種して問題を解決する能力を求められます。
つまりプラスとマイナスの両面を直視することができる、バランス感覚が求められるようになるということです。
学生時代はそのようにバランス感覚を養う絶好の機会であり、一時的には精神病の療養目的などで、プラスの面ばかり見ていても構いませんが、長期的には必ずマイナスにも目を向ける必要があります。
可能性がある
可能性があるということについて説明します。
「あなたは成功する可能性がある」などとある人からアドバイスをされたとすれば、その選択肢は選ぶべきではないということを示しています。
なぜならば、一般人から見て成功する可能性があるということは、実は失敗する可能性の方が高いということを意味しているからです。
今の世の中、可能性があると周りの人が判断できるような物事には価値がありません。
そうではなく、周りの人が可能性が低いというものにこそ、大きな成功の種が隠されていると言えます。
例えば、今から20年前にAmazonというインターネットサイトを立ち上げようと周りの人に相談したところで、そんなビジネスは絶対に失敗するだろうと批判されたはずです。
しかし、ジェフ・ベゾスは、以前からインターネットビジネスが成功する可能性に賭けていたため、今は世界ナンバーワンの億万長者にまで上り詰めたのです。
そのため、あなたも今後「可能性がある」という言葉を周りから投げかけられた時は、警戒するようにしましょう。
ジェフ・ベゾスの子供の頃の夢について、詳しくは「【ジェフ・ベゾスの子供の頃の夢】ブルーオリジンとは【民間月旅行】」をご覧ください。
また、ネットビジネスで利益を出す為のルールは、「ネットビジネスで利益を出す為のルール【仲介業者排除・リスク分散】」をご参照ください。
もしかしたらあなたが相談をした人は、あなたが相談した物事について、ズブの素人ではないでしょうか?
またあなたの置かれている状況を本当に全て把握した上で、「可能性がある」とアドバイスをしているのでしょうか?
もしそれらの問いにYESと答えられないのであれば、あなたが考えている物事に可能性があるとアドバイスをした人の判断は誤っている可能性が高いと言えます。
少しでも可能性があるからと、背中を押すという人は無責任
可能性があるからといって、必ずしも挑戦してもいいというわけではありません。
なぜならば、可能性があるということは、必ずしも可能性が高いというわけではないからです。
つまり失敗する可能性があるにもかかわらず、少しでも可能性があるからと、背中を押すという人は無責任であるとも言えます。
例えば、ある16歳の高校生が学校を退学してミュージシャンになりたいと志していたとします。
もしかしたら高校を中退することによって、背水の陣を引き、ミュージシャンとして成功する可能性が高まるかもしれません。
また、実際に高校を中退してミュージシャンや芸能活動などで大成功を収めた人は世界にはごまんといるでしょう。
そのため成功する可能性があるから、高校中退しても構わないとアドバイスするするのも、もちろん全てが間違っているとは言えません。
しかしそこで相手の話を詳しく聞かずに学校を辞めたがっている人の背中を押してしまうのは、無責任な行為であると言えます。
なぜならば学校中退して、そのことを生涯にわたって後悔している人も世の中にはたくさんいるからです。
つまり、
- 高校を中退することによるマイナス面を見るわけではなく、
- なおかつその学校を辞めたがっている人の理由を詳しく聞きもせずに、
学校を辞める事を勧める行為は安易すぎると言わざる得ないからです。
もしかしたら、
- 学校の友達からいじめを受けている可能性もあります。
- また学校の授業の難易度について行くことができずに、学力面で劣等感を感じているのかもしれません。
- あるいは体調不良が頻発しており、健康面の問題から学校を中退したいと考えているのかもしれません。
要するに原因が明確でないにも関わらず、何らかの行為を安易に勧めることは、その人にとって有害になってしまう可能性もあるということです。
「可能性は無限大」という言葉は嘘
可能性は無限大という言葉ありますが、それ嘘です。
なぜならば、無限大の可能性に賭けをするほど、損をする可能性が高いからです。
確かに自分の可能性は無限大であると、信じたい気持ちも分からないでもありません。
しかしそれは幻想であり、的を絞れば絞るほどで成功確率は高まるはずです。
具体的に説明すると、大学3年生が自分の進路に悩んでるとします。
金融業界に進むべきか、不動産業界に進むべきか、どちらにするかによって、その人の人生が大きく左右されるかもしれません。
しかし実はどちらに転んだとしても、最終的には、その人の人生には大した影響は及ぼすことはありません。
なぜならば本当に優秀な人であれば、どちらの業界であれ、何らかの成功を収めるでしょうから、金融業界で成功して不動産業界で成功しないということは、一般的に考えてあまりないと思われるからです。
どちらの業界であれ、人と人とのコミュニケーションが重要であるということには変わりありません。
たしかに不動産業界において、宅地建物取引主任者の資格を所有していることによって、仕事を有利に進めることができる可能性もあります。
しかし、資格を所有していることが仕事の成果の全てを決めるわけでもないし、後から宅建の資格を取ることは十分に可能であると言えます。
そのため、自分の進路に悩む大学3年生が必要としていることは、どちらの業界に進むべきかで悩むよりも、どちらでも構わないので、少しでも早い段階で一歩進むことが重要であると思われます。
就職活動であれ、ビジネスの世界であれ、即断即決した方が良い結果に結びつくことはたくさんあります。
そのため、自分の可能性は無限大であると悠長なことを言っているのではなく、自分の可能性は限られていると考えた方が、よっぽど良い成果を残す可能性が高いといえるでしょう。
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